スカウト代行比較10選!注目される理由と利用をおすすめする企業

労働人口の減少や働き方改革などにより人材獲得競争が激化する中、企業の採用手法も多様化してきています。採用候補者へ直接アプローチする「スカウト型採用」は、その中でも最も注目を集めている手法のひとつ。

スカウト型採用を取り入れることで、企業が「求める優秀な人材」に直接想いを伝えることができます。

しかし問題は、スカウト型採用には多くの手間と工数がかかってしまうこと…。

膨大なデータから人材を選定したり、個別対応の手間が発生したりという業務が必要になるため、採用担当者の業務負荷は増加してしまいます。また、スカウト型採用で効果を得るためには、それなりのノウハウも必要です。

そのため、「スカウト型採用に興味はあるが、リソース不足で取り組めていない」「ダイレクトリクルーティングのノウハウが社内にない」などの理由で導入に踏み切れていない企業は少なくありません。

そこで今回は、自社の人材採用担当者に代わってスカウト型採用の運用を代行してくれる「スカウト代行サービス」について詳しく紹介します。

スカウト代行サービスに依頼するメリット・デメリットや依頼できる業務、そして、代行サービス選定のポイントとおすすめ代行サービスを10社紹介します。

スカウト型採用に興味がある採用担当者の方はぜひ、参考にしてください。そして、自社に合った人材の確保ができるようにお役立てください。

目次

スカウト代行サービスとは

スカウト代行

スカウト代行サービスとは、「スカウト型採用」業務を外部企業に委託できるサービスのことです。

スカウト型採用が「ダイレクトリクルーティング」と呼ばれることから、ダイレクトリクルーティングサービスと呼ぶこともあります。

ダイレクトリクルーティング

スカウト型採用(ダイレクトリクルーティング)とは、企業が直接求職者へアプローチする採用手法で、「スカウトサービス」あるいは単に「スカウト」と呼ばれることもあります。

求める人材を求職者や転職検討者の中から検索し、決め打ちしてスカウトすることを特徴としています。

従来の採用方法

ダイレクトリクルーティングを「新たな採用手法」として、「従来の採用手法」と比較されることがよくあります。この「従来の採用手法」とは、求人媒体や説明会を利用して求職者を集客する「待ち」の採用方法を指します。

従来の手法では、参加者を1人でも多く集客するために、求人情報を出したり説明会を開催したりします。その後は、求職者からの応募を待つのみ。そのため、特に認知度が低い中小企業にとっては、求める人材に出会える機会はそう多くありません。

一方、スカウト型採用(ダイレクトリクルーティング)は、従来の「待ち」の手法とは大きく異なり、自社から候補者に直接かつ個別にアプローチできる「攻め」の採用方法である点が最大の特徴です。

企業が能動的に求める人材を探し出して直接アプローチするため、従来の採用方法よりも採用のチャンスが広がります。
候補者一人ひとりに向けたアプローチができるため候補者に興味を持ってもらいやすいという効果があるからです。

スカウト型採用が注目される理由

スカウト代行

スカウト型採用であるダイレクトリクルーティングを導入する企業は増加傾向にあります。人材獲得競争が激しいこの時代に、なぜ、スカウト型採用が注目されているのでしょうか?

ターゲット層に直接アプローチできる

HR総研による「キャリア採用に関する調査」によると、キャリア採用における課題の1位は「ターゲット層の応募者を集めたい」です。つまり、多くの企業が、ターゲットとする層の応募者を集めることに苦戦していることがわかります。

従来の採用手法である求人サイトの場合、求職者が求人を検索して企業に応募するスタイルです。そのため募集要件に当てはまらない応募者が多く集まってしまうことで、その後の選考にも手間がかかってしまい非効率です。
また、人材紹介の場合もエージェントを介したアプローチとなるため、自社の魅力を適切に伝えることができないケースもあります。

スカウト型採用であるダイレクトリクルーティングは、スカウトメールを送る対象(=ターゲット層)を自社で選定し、ピンポイントでアプローチするスタイルです。そのため、ターゲット層からの応募を効率的に集めることができるのです。また、スカウトメールの文面に工夫をすることで自社の魅力や強みをしっかりとアピールすることができます。

ターゲットを絞った効率的なアプローチは、選考のための工数削減につながるだけでなく、マッチ度の高い人材獲得にもつながります。

出典:HR総研「「キャリア採用に関する調査」結果報告 利用が広がる「リファラル採用」と「ダイレクトソーシング」」(2019年2月15日発表)

優秀な人材の獲得が期待できる

労働人口の減少が続く中、企業の採用競争は激化の一途をたどっています。従来のような「求職者からの応募を待っている」だけの受け身の採用手法では、優秀な人材の獲得は期待できません。

特にエンジニアなどの専門職やリーダークラスの人材となれば尚更です。必要な人材、優秀な人材に対して企業側から積極的にアプローチしていくことが重要であり、それを可能とする手法がスカウト型採用であるダイレクトリクルーティングなのです。

新卒採用支援サービス市場は拡大

スカウト代行

株式会社矢野経済研究所による「新卒採用支援サービス市場に関する調査(2023年)」では、新卒紹介サービス市場ダイレクトリクルーティングサービス市場が引き続き増加傾向であると述べられています。

注1.サービス提供事業者売上高ベース
注2.2022年度見込値、2023年度予測値

出典:株式会社矢野経済研究所「新卒採用支援サービス市場に関する調査(2023年)」(2023年5月25日発表)

ダイレクトリクルーティングサービスの定着が進んでいる背景としては、採用・就職活動のオンライン化が挙げられています。
企業側においては、学生との相互理解の深耕や就職情報サイトにエントリーしない学生へのアプローチを目的としており、学生側においても企業へのアピール手法として利用が促進されているということです。

このように、今後も企業側・学生側共にダイレクトリクルーティングサービスの利用者数が増加していくと考えられています。また、新卒採用支援サービスに対するニーズの高まりも予測されています。

 

スカウト代行サービス利用をおすすめする企業

スカウト代行

ここまで、スカウト代行サービスの概要やスカウト型採用であるダイレクトリクルーティングが注目される理由をご紹介してきました。

ただ、
「スカウト代行サービスが自社に合っているのかわからない」
「大手の企業ではないから、自社には関係ないかも」
このように感じている採用担当者様も多いと思います。

本章では、スカウト代行サービスの利用をおすすめする企業について解説していきます。

すぐに人材を採用したい企業

まず、すぐに人材を採用したい企業にはスカウト代行サービスの利用をおすすめします。

「自社の要件に合った候補者を見極めてスカウトメールを作成する」という業務は、不慣れな場合かなり工数がかかってしまいます。それに比べてスカウト代行サービスは、これまでのノウハウからスピーディー且つ的確に業務を行うことができます。

新規プロジェクトや拡大する事業へアサインするために急いで人材を確保する必要がある場合、スカウト代行サービスを利用することで短期間でマッチ度の高い候補者を見つけることが期待できます。

専門性やスキルが高い人材を求めている企業

理由としては、採用担当者がそのスキルを持っていないと候補者を絞り込むことが難しいからです。自社にスキルを持った社員がいない場合、本当にスキルが高いかどうかの判断ができないということになります。

例えばエンジニア、管理職候補など専門的なスキルセットや特定の経験を持った採用難易度の高い人材を探している場合、スカウト代行サービスを活用することで優秀な人材を効率的に探し出すことが期待できます。

人材不足の企業

小規模な企業やスタートアップ企業の場合は、人事や採用に専念するリソースが限られていることが多くあります。
従来型の採用方法では求職者からの応募を待ち、来た応募者の書類を確認すれば良いのですが、スカウト型採用はまず膨大なデータから自社の要件に合った人材を選定する必要があります。
また各候補者に合わせたスカウトの文面作成やメールのやり取りなど、従来の採用方法よりも手間が多く発生します。

このような場合にはスカウト代行サービスを利用することで、採用に関わる作業の効率を上げることが期待できます。

企業の認知度が低い企業

若い企業やあまり知られていない企業の場合、自社から直接スカウトをしても企業の魅力がうまく伝わらず、効果が薄い場合があります。
しかしスカウト代行サービスは、これまでのノウハウを活用して、企業独自の魅力ややりたいことを求職者に伝えるサポートをしてくれます。

採用の成功率を上げたい企業

自社が求めている要件に合った人材を見つけてスカウトし、採用することは簡単なことではありません。
スカウト代行サービスに依頼すると、求人媒体の選定から膨大な求職者の中から候補者を選定する業務、興味を持ってもらえる文面を作成する業務、応募者とのやり取りなどを効率よく適切に行ってくれます。

スカウト代行サービスをうまく活用して、自社に合った優秀な人材を採用しましょう。

国際的な人材を探している企業

多国籍な人材や外国人スタッフを求めている場合、スカウトメールやメール対応でミスマッチが発生することがないように、国際的なネットワークを持つスカウト代行サービスの利用をおすすめします。

外国人スタッフの採用ニーズの高まりから、国際的なネットワークを持つ採用サービスも増えてきています。
国際的な人材を探している場合には、外国人採用に特化したスカウト代行サービスを検討してみるのをおすすめします。

スカウト代行サービスに依頼できる業務

スカウト代行

それでは実際に、スカウト代行サービスにはどんな業務を依頼できるのでしょうか。依頼できる業務範囲を詳しく見ていきましょう。

1.求人媒体選定

スカウト代行サービスは、数あるスカウト媒体の中から自社に合った最適な媒体を提案してくれます。
各スカウト媒体の強みはさまざまです。ハイクラスに強い媒体もあれば、20代の若手に強い媒体、IT関連など特定の職種に強い媒体もあります。

あらゆる媒体を使用してきた採用アウトソーシング会社だからこそ、採用戦略に合った媒体選定が可能です。

2.スカウトメール文章作成

スカウトメールの文面は、スカウト型採用の結果に直結する重要な要素です。
自社の募集要件に合う人材が見つかり他社よりも早くアプローチできたとしても、スカウトに反応が来ない限り選考を行うことができません。

現在転職に積極的でない層にも興味を持ってもらいスカウトメールの返信率を上げるためには、それぞれのターゲットに合わせたスカウトメールを送ることが大切です。
自社独自の強みや魅力だけでなく、報酬や評価基準、入社後のキャリアパスなどを伝えられる文面、また文章の長さや見せ方にもコツを要します。スカウト代行サービスはそうしたノウハウを心得ています。

スカウト代行サービスに仕様業務を依頼することで、知見を活かしたスカウトメールの文章作成を行ってくれるため、採用成功率の向上が期待できます。

ただし、スカウト代行サービスによっては、文面の作成には別途料金がかかる場合があるため、事前に確認しましょう。

3.スカウト候補者の抽出

候補者の選定は、採用活動の成否に関わる重要な業務です。

しかしながら、膨大な数の候補者の中から求める人材を的確にピックアップする業務はスキルも時間も要する大仕事です。特に求める人材が専門性の高い職種であればあるほど、その選定は難しく、時間も労力も大幅にかかるものです。

スカウト代行サービスには、求める人材を選定するためのスキルやノウハウがあります。

そのため、自社で行うよりも確実かつ迅速に求める人材をピックアップすることが可能。もちろんのこと、時間と労力も大幅に削減できます。

4.スカウトメールの配信

スカウトメールの配信設定もスカウト代行サービスに依頼することができます。

配信設定を工夫することは、メールの開封率を高めるために大切な業務です。
開封率とは、「配信したメールがどれだけの送付先で開封されたか」の割合を指します。
メールが開封されないとスカウトを行ったことにならないため、メールの開封率を高めることが必要とされます。

求職者にとって有益な情報であることを示し、メールを開封してもらうためには送信元の表示名や表示文字数がポイントです。
また、メールに目を留めてもらうには送信時間帯にも気を付ける必要があります。
たとえば、返信率が高いのは通勤時間やランチタイム。
スカウト代行サービスはこういったノウハウを豊富に持っています。
スカウト代行サービスに依頼してメールの配信をお願いすることで、採用成功率の向上が期待できます。

5.応募者メール対応

スカウト代行サービスには、スカウトに反応した候補者への返信対応も依頼できます。

候補者への返信が遅れると、その候補者の興味が他の企業に移ってしまう可能性が高く、応募辞退や選考辞退へとつながってしまいます。そのため、応募者対応には、迅速さが重要です。

自社でスカウト採用を行う場合、採用担当者はメールの返信以外にも多くの業務に追われているため、全てのメールに対して即レスするというのは難しいこともあるでしょう。

メール対応を代行サービスに任せれば、即レスが可能となります。さらに応募者からの連絡の取りこぼしも防げるため、選考離脱率を下げることができます。

6.面談の日程調整

面接の日程調整業務も、スカウト代行サービスに依頼できます。求職者の多くは、複数の企業に同時に応募して就職・転職活動を行っています。そのため、応募直後に面接の日程調整の連絡を行うと面接設定率が上がる傾向にあります。

人的リソースが足りずに即時の対応が難しい場合は特に、スカウト代行サービスに依頼することをおすすめします。

また、日程調整の際はGoogleカレンダーなどを活用し、代行業者とスケジュールを共有しておくとよいでしょう。逐一メールで日時をやり取りする手間が省けます。

7.効果測定・レポート提出

採用活動を効率的かつ効果的に進めていくためにも、効果測定や振り返りの時間は大切です。

スカウト代行サービスは、返信率や面談設定率などのデータを集計し、レポートを提出してくれます。また、それらを元にして現状抱える課題を分析し、今後の改善策の提案まで行ってくれるサービスもあります。

レポート提出の頻度やサポート範囲などは代行サービスによって異なります。綿密に情報共有を行ってくれる代行サービスに依頼することで、より結果につながる採用活動が期待できます。

スカウト代行サービス利用のメリット

スカウト代行

企業はスカウト代行サービスを利用することで多くのメリットを享受できます。

採用業務の工数削減

スカウト代行サービスを利用する最大のメリットは、人事担当者がスカウト採用業務にかかる時間を短縮できることです。スカウト採用を行うには、膨大なデータから自社に適した候補者を選び、各候補者に合わせたスカウトメールを作成し、幾度となくやりとりする手間が発生します。

代行サービスには、膨大なデータから自社に適した候補者を選定するノウハウがあります。そのため、自社で行うよりもスピーディーかつ的確に優秀な人材を見つけることができます。

潜在層にアプローチできる

スカウト型採用は、転職潜在層にもアプローチすることができる採用方法です。
転職潜在層とは、「今すぐに転職しようとは考えていないが、自分に合う企業が見つかれば検討しよう」と考えている層のことを指します。

潜在層は積極的に求人情報を探しているわけでなく、求人媒体に登録だけしているというパターンが多いため、スカウトメールという「攻め」の採用には興味を持ってもらえる可能性が高いです。

スカウト代行サービスを利用すると、目に留めてもらいやすい文面の作成や配信設定によって潜在層へ効果的なアプローチをすることができます。

業界情報やノウハウを得ることができる

スカウト代行サービスは、業界の状況や競合の動向などを複合的に分析したうえでスカウト業務を効率的に行うプロです。そのため、代行サービスを利用することで、業界の最新情報や動向、業務効率向上のための施策などさまざまなノウハウを学ぶことができます。

また、スカウト業務に限らず採用活動に関してわからないところがあれば、アドバイスもしてくれるため、自社に採用の知識を蓄積することも可能です。
いずれ自社で採用を内製化するつもりなら特に、代行会社と積極的に関わってノウハウを得ていくことをおすすめします。

効果測定・データ分析ができる

スカウト代行サービスの中には、定期的に採用活動の状況をデータ化して報告してくれるところもあります。
採用活動が可視化されることで、自社が抱える課題が把握しやすく、今後の採用活動の改善に役立てることができます。

また、採用業務におけるプロのアドバイスをもらえるため、採用活動に慣れていない企業にとっても代行業者は大きな助けとなるでしょう。

スカウト代行サービス利用のデメリット

スカウト代行

これまではスカウト代行サービスを利用する場合のメリットをお伝えしてきましたが、もちろんデメリットがまったくないというわけではありません。

効果が出ないことがある

スカウト代行サービスは採用の成功率を高めるノウハウを持っていますが、100%効果が出るという保証があるわけではありません。

スカウト代行サービスには、新卒特化やIT・Web関係職に強いサービスなどそれぞれ強みがあります。
自社の募集要件や依頼したい業務を明確にしてミスマッチを避け、狙い通りの採用ができるような代行サービスを選定しましょう。
さらに運営企業のことや導入実績の確認も行うことで、信頼できるサービスかを判断するようにしましょう。

コストが発生する

スカウト代行サービスを利用する場合、コストが発生することも大きなデメリットといえます。

料金体系は主に定額型と成功報酬型に分けられます。
定額型の場合、採用人数が多いほど一人分の単価は下がりますが、成功報酬型のサービスの場合は、採用が成功した際に高額な料金が発生することもあります。

かけられるコストと採用のバランスを考えて依頼するようにしましょう。

ノウハウが蓄積されない

スカウト代行サービスには、求人媒体の選定から効果測定まで、採用に必要な業務を一括して依頼することができます。
しかし、代行してもらえるからといって任せっきりにしてしまうとノウハウが社内に蓄積されません。

ノウハウを今後の採用活動に活かすためにも、代行サービスに任せっきりにするのではなく「どういった文面だと反応が良かったのか」などの情報を蓄積していくことをおすすめします。

スカウト代行サービスの料金・費用相場

スカウト代行

スカウト代行サービスの料金体系には、「先行投資型(定額型)」と「従量課金型(利用量に応じて課金される方式)」、「成果報酬型(成功報酬型)」の3タイプがあります。

先行投資型は、人材データベースの利用料を固定で先に支払う方法です。

プランやサービスによって数ヵ月〜1年単位でデータベースを利用でき、その期間内であれば何人採用しても料金は一律の定額料金体系です。

先行投資型は料金が固定で決まっているため、採用人数が多ければ単価を抑えることができます。しかし逆に、採用に至らなかった場合でも費用が発生するということになります。

料金に関しては、年間数十万円程度のところもあれば年間数百万円程度必要になるサービスもあるなど、相場には大きく幅があります。
毎月固定の金額となるため、予算を把握しやすい点がメリットといえます。

従量課金型は、主にスカウトメールの配信数によって費用が変動します。
こちらはメールの配信数を確認しつつ、様子見をしながら採用が進められるためまずは小規模で様子を見たいという場合におすすめしたい方式です。

成果報酬型は、「応募1人に付き〇〇円」「採用1人に付き〇〇円」のように、1人当たりの値段が決められているシステムのため、応募(または採用)人数によってコストが変動します。

費用が発生するのは、応募があった場合や入社が決定した場合のみなので、コストが無駄にならずに済む点が大きなメリットです。
報酬の相場は、想定年収の15%程度となっています。

例:年収400万円の場合60万円、年収800万円の場合120万円

スカウト代行サービスの選び方

スカウト代行

続いて、自社に最適なスカウト代行サービスを選ぶために大切な「4つのポイント」を紹介します。

導入実績

スカウト代行サービスを選ぶ際には、そのスカウト代行サービスの「導入実績」を確認しましょう。
代行サービスの提供企業実績は、知見・ノウハウの豊富さと相関関係があります。それらが豊富な代行サービスほど、採用を成功に導く近道を知っているといえるでしょう。

また、業種や職種によって採用市況やノウハウが異なるため、自社と同じの業種や採用したい職種の実績が多いとより安心です。

こうした実績は、HPに掲載されています。掲載されていない場合は、問い合わせフォームなどから確認することをおすすめします。

サービスの提供範囲

各スカウト代行サービスによって、サービスの提供範囲は異なります。そのため、自社が対応してほしい業務や将来的に利用したい業務が提供範囲内かどうか、自社の採用戦略に合ったサービスかどうかは事前に確認しましょう。

スカウト代行のサービス提供範囲は「スカウト代行サービスに依頼できる業務」で紹介した以下の6つの業務に分けられます。

  • 求人媒体選定
  • スカウトメール文章作成
  • スカウト候補者の抽出
  • スカウトメールの配信設定
  • 応募者メール対応
  • 面談の日程調整
  • 効果測定・レポート提出

これらのうち1つの業務のみ代行可能なところもあれば、全ての業務に対応できる代行サービスもあります。

採用手法は、スカウト型採用の他にも求人広告や人材紹介、SNS採用など多岐に渡り、ただでさえ外部との窓口が多くなりがちです。

後から依頼したい業務が提供範囲外であることがわかり、別の業者に依頼するとなれば、さらに窓口が増えてしまいます。業務効率化のためにも、外部との窓口は必要最低限に抑えたいものです。

なお、スカウトだけでなく採用業務全体を外注化したい場合には、「採用代行サービス」もおすすめです。
採用代行サービスについては、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

採用代行(RPO)比較サービス30社(実績・特徴・料金)!業務内容からサービスの選び方まで徹底解説

自社業種との相性

スカウト代行サービスが取り扱っている、あるいは得意領域が、自社のターゲット層に合致しているかどうかも大切なポイントとなります。

業種や職種によって採用市況やノウハウが異なるため、代行サービスが強みとする「業種・職種・採用対象(新卒か中途か)」をチェックすると良いでしょう。

自社が「新卒採用」を考えているのか「中途採用」を考えているのか、「エンジニア採用」なのか「デザイン系採用」なのかなど、どのような人材を求めているのかによって、選ぶべきスカウト代行サービスは変わります。

スカウト代行サービスの料金

スカウト代行サービスを選ぶ場合、料金も必ずチェックする必要があります。
先述したように、スカウト代行サービスの料金体系には「先行投資型(定額型)」と「従量課金型(利用量に応じて課金される方式)」、「成果報酬型(成功報酬型)」の3タイプがあります。

毎月安定してスカウトを行っていきたいのか、スモールスタートで様子を見ながら進めたいのか、専門性の高い人材に絞って採用をしたいのか、など自社の条件を明確化し、料金を考慮していきましょう。

スカウト代行サービスおすすめ10選

スカウト代行サービスおすすめの10社を紹介します。母集団形成や戦略設計から内定者研修まで採用業務の多くを代行可能とするサービス、ダイレクトリクルーティングを専門とするサービス、低価格を売りにするサービスなど特徴はさまざまです。

HELP YOU

HELP YOU

HELP YOUは、株式会社ニットが運営するオンラインアウトソーシングサービスです。
優秀なスタッフがクライアントをトータルサポートし、社員がコア業務に集中できる環境づくりを支援します。

【HELP YOUのプラン】
<チームプラン>
お客様の窓口となるディレクターが、業務の遂行に必要なスキルを持つアシスタントを集め、チーム制でサポートするプランです。

チームプラン4つの強み
1.厳しい採用プロセスをクリアした「優秀なアシスタント」
2.チーム制なので欠員があっても業務が滞る心配なし!長期的な依頼が可能
3.さまざまな業務の依頼でも窓口は一つで簡単!頼れる「専属ディレクター」
4.海外在住の日本人スタッフによる時差を活用した夜間帯業務も可能
 

チームプランの主なサービス内容
HELP YOUには、さまざまなスキルを持った優秀なメンバーが多数在籍しているため、幅広い業務の依頼が可能です。

■人事・採用業務:求人票の作成、書類審査管理、セミナー会場手配など
■総務業務:出張手配、スケジュール調整、名刺作成、データ整理など
■経理業務:入金管理、支払業務、請求書発行など
■営業サポート業務:会議資料作成、データ収集、KPI管理、経費申請など
■マーケティング業務:SNS投稿、メルマガ作成、アンケート集計など
■ECサイト業務:売上管理、商品管理、サイト管理、ニュースリリース作成など
※各サービスは、お客様のご要望によって組み合わせが可能です。

料金
月額:10万円~/実働時間:30時間~(税抜)

 

チームプランに加え、固定の専属アシスタントが業務を柔軟にサポートする「1名専属プラン」も提供しています。

「どんな業務をどこまで依頼できるか」「自社にはどのプランが適しているか」など、ご質問はメール・電話にて無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

エン転職

エン転職

「エン転職ダイレクト」は、求人サイト「エン転職」を運営するエン・ジャパン株式会社が提供するダイレクトリクルーティングサービスです。
企業は、エン・ジャパンが保有している人材データベースに直接アクセスでき、人材の経歴を見てスカウトメールを送ることができます。
なお、求人票作成やスカウト送付は企業の採用担当自身で行うスタイルです。

【サービス特徴】
・最大級375万人のスカウトデータベース
・提供企業多数
・スカウトの特別感を演出できるシークレットスカウト(非公開求人)の送付が可能
・専属のカスタマーサポートサービス

【料金形態・料金プラン】
従量課金制
※詳しくは公式サイト要確認

【運用実績】
・利用者満足度6年連続No.1(オリコン顧客満足度調査)

キミスカ

キミスカ

「キミスカ」は、株式会社グローアップが運営する新卒採用特化のダイレクトリクルーティングシステムです。新卒採用に関するあらゆるデータを蓄積し分析することで、活躍人材の発見からアプローチまでを効率的かつ効果的に実現してくれます。

【サービス特徴】
・アプローチできる学生数が業界最大級(1社あたりの学生数が約110人)
・100種類以上の検索項目から細かく絞り込める検索機能

【料金形態・料金プラン】
「採用予定人数+オプション」の料金体系で採用戦略に合わせたプランを提案

【運用実績】
スタートアップから大企業まで導入実績3,000社以上

ビズリーチ

ビズリーチ

ハイクラス転職サイトで知られる「ビズリーチ(BIZREACH)」は、中途採用向けのダイレクトリクルーティングサービスも提供しています。
会員(候補者側)は利用に際して審査を受け、一定程度の年収や職務履歴がなければ通過できないため、利用する企業側は優秀な人材を採用できる可能性が高いメリットがあります。

【サービス特徴】
・毎月40,000人が新たにスカウト可能
・ハイクラス向け(会員には年収や職務経歴に関して条件が設定されている)

【料金形態・料金プラン】
公式サイト要確認

【運用実績】
導入社数累計24,800社以上(2023年4月末時点)

green

Green

「Green」は、IT・Web業界の採用に特化した成功報酬型ダイレクトリクルーティングサービスです。
スカウトには、「スカウト」・「気になる」・「会いたい」の3種類があり、候補者の反応を見たうえでアプローチできる仕様になっています。

【サービス特徴】
・エンジニアやデザイナーなどIT/Web系人材が登録者の50%以上を占める
・求人の掲載期間/掲載数/求人へのアプローチが無制限

【料金形態・料金プラン】
成功報酬型:成功報酬型:60万~120万円(職種による)
※公式サイト要確認

【運用実績】
IT/Web業界・ベンチャー企業を中心とした 9,000社が利用中

ネオキャリア

ネオキャリア

「ネオキャリア」は、母集団形成から内定後のフォローまでワンストップ支援が可能な採用代行サービスです。ダイレクトリクルーティング代行の他にも、応募受付対応や入社手続き代行サービスも行っています。

【サービス特徴】
・多数の顧客を支援をすることが可能(採用代行をおこなうセンターが国内に5拠点、稼働可能席数は700席以上)
・新卒/中途/アルバイト/エンジニア採用、全ての採用に対応

【料金形態・料金プラン】
公式サイト要確認

【運用実績】
採用実績年間10,000社以上(ネオキャリアグループ、2021年10月〜2022年9月)

PRO SCOUT

PRO SCOUT

「PRO SCOUT」は株式会社VOLLECTが運営しているダイレクトリクルーティングサポートです。中途採用・新卒採用共にサービスを提供しており、月額10万円〜と一般的なスカウト代行よりもリーズナブルな料金設定が最大の特徴です。

【サービス特徴】
・リーズナブルな料金
・候補者ピックアップのみなど業務の一部分からアウトソーシングが可能

【料金形態・料金プラン】
月額10万円〜
※公式サイト要確認

【運用実績】
支援実績600社以上

ダイレクトソーシング

ダイレクトソーシング

「ダイレクトソーシング」では、ビズリーチやLinkedInなどを活用したダイレクト採用を支援するサービスを提供しています。
エンジニアやコンサルタントなど採用難易度の高い職種のスカウトに強いのが特徴です。

【サービス特徴】
・50万件の採用データを活用した採用戦略提案と実行支援
・LinkedInの日本で初の正規代理店

【料金形態・料金プラン】
公式サイト要確認

【運用実績】
累積50万通を超えるスカウト実績

プロジェクトHRソリューションズ

プロジェクトHRソリューションズ

株式会社プロジェクトHRソリューションズが運営する「プロジェクトHRソリューションズ」は、テクノロジー領域を中心に人事・採用課題の解決に向けたコンサルティングサービスと実行支援を行うサービスです。ダイレクトリクルーティング媒体運用に関わる全てが代行可能です。

【サービス特徴】
・Wantedly公式認定運用パートナー
・経験豊富なコンサルタントが自らスカウトを送信
・採用難易度の高い専門職種に強み

【料金形態・料金プラン】
公式サイト要確認

【運用実績】
スカウト返信率平均13%

TARGET

TARGET

「TARGET」はAttack株式会社が提供する採用業務サポートです。ダイレクトリクルーティングだけでなく、採用戦略の立案から採用ルートの選定、候補者との日程調整、採用広報コンテンツの制作までトータルサポートを提供しています。

【サービス特徴】
・Wantedlyやforkwellなどの認定パートナー
・100社以上の豊富な人材紹介会社ネットワーク
・無料で使えるクラウド型採用管理システムを提供

【料金形態・料金プラン】
公式サイト要確認

【運用実績】
サービス継続率94.1%
5万通以上のスカウトメール送信実績

スカウト代行のまとめ

スカウト代行

人材獲得競争が激化する昨今において、従来の「待ち」の採用手法では、求める人材の獲得は難しくなってきています。今の時代においては、企業から主体的にアプローチする「攻め」のスカウト採用であるダイレクトリクルーティング戦略が必須になってきています

スカウト型採用を導入する知識がない、リソースが無いのであれば、採用業務をアウトソーシングするのも一つの手です。
スカウト代行サービスを利用することで、採用業務の工数削減や採用活動においてのノウハウの獲得や潜在層へ効果的なアプローチを行うことが叶います。

自社に合ったスカウト代行サービスが見つかれば、優秀な人材を獲得できるチャンスが広がります。
これを機に、スカウト型採用、そしてスカウト代行サービスの導入を検討してみてはいかがですか?

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