プレスリリースを外注するメリット!PR作成の7つのポイントも解説

プレスリリース 外注

企業のニュースとしてメディアに発表し、PR活動や調査内容を各メディアに報道・記事化してもらうことを目的とするプレスリリース。商品やサービスの売上を拡大するため、またステークホルダーと良好な関係を築くためにも、広報・PR活動として重要性が増しています。

だからこそプレスリリースを外注する場合、スキルの高いライターや広報・PRのプロに相談可能なサービスをおすすめします

当記事では、プレスリリース作成代行会社に外注するメリット、利用時の注意点や費用相場、外注先の選び方や、おすすめの広報・PR会社をご紹介します。

プレスリリースを外注すべきかどうかの判断材料として、ぜひご一読ください。

文末では、自社でライティングする際のポイントも掲載しています。

 

プレスリリースとは

プレスリリース 外注

プレスリリースとは、新聞・雑誌・Webサイトなどのメディアに自社の新しい情報を発表するための公式文書のこと。その内容は「新商品・新サービス・イベントの告知」「他社との業務提携」「研究成果」など、企業活動の全般にわたります。

プレスリリースの配信方法は、主に2つ。各メディアに直接文書を送付する方法と、プレスリリースに特化したWebサイトに掲載する方法です。

メディアは視聴者や読者に価値のある情報だと判断すれば、プレスリリースの内容をもとに情報発信を行います。その結果、企業のメッセージが一般消費者やステークホルダーに届く仕組みです。

プレスリリース配信にかかる費用は、広告に比べると安く抑えられる傾向があります。また、第三者の視点を経て報道・記事化されることで「客観的で信頼性の高い情報」として関心を集めやすいでしょう。

プレスリリースを外注するメリット

プレスリリース 外注

プレスリリースを外注すれば、ライティング・広報・PRの専門スキルを持つプロに業務を任せることが可能です。経験豊富なプロにサポートしてもらえることで、以下4つのメリットが期待できます。

コア業務に注力する時間ができる

プレスリリースの作成代行サービスを活用すれば、自社の利益や成長につながるコア業務に使える時間が増えます

プレスリリース配信は、自社の商品やサービスの売れ行きに影響を及ぼし、社会との信頼関係を築く手段として重要な業務です。開発秘話を載せたり、キャッチコピーや写真にこだわったり。メディアで報道・記事化される企業のプレスリリースには、それだけの工夫が施されています。

しかし、原稿作成自体には型やコツがあるため、ライティングは代行可能なノンコア業務といえます。

PR代行会社に所属しているライターは、わかりやすい文章の型や表現方法を熟知しているライティングのプロ。記事の方向性や届けたい対象、盛り込みたい情報などを伝えれば、各メディアに注目されやすい効果的な原稿を作成してもらえるでしょう。

専門スキルやノウハウを得ることができる

プレスリリースの作成代行会社にはライティングや広報・PRのプロたちが所属しています。そうしたプロたちにサポートしてもらうことで、専門スキルやノウハウが自社に蓄積されていくのも外注のメリットです。

例えば、以下のようなスキルやノウハウが得られます。

●企業の公的な発言として適切な言葉遣い
●プレスリリースとして適切なフォーマット
●ターゲットに刺さる原稿作成術
●読みやすい原稿の型や表現方法
●配信内容に合わせたメディアの選び方

PR代行会社の中には、同業の広報・PR動向や成功事例などノウハウを教えてくれる会社もあります。中小企業や大手企業など、自社の規模に合わせた事例提供が期待できます。

中には記事内容の企画立案や、配信先のリストアップ、配信後の効果測定まで対応可能な代行会社もあります。

プレスリリース配信が初めての企業や、配信しても効果を感じられない企業にとって、スキルやノウハウが得られるのは価値の高いメリットでしょう。

客観的な視点で伝えることができる

社内でプレスリリースを作成する場合、商品やサービスへの思い入れが強いぶん、主観的な視点から抜け出せないことも。一方で、プレスリリースの外注サービスを利用すれば客観的な視点で原稿を作成してもらえます。

メディアが興味を持つプレスリリースとは、視聴者や読者に「価値がある」「おもしろい」と思ってもらえる内容のものです。そのためプレスリリースを作成する際は「第三者が知りたい情報は何か」を考え、原稿の切り口や盛り込む情報を工夫する必要があります。

しかし、自社で作成すると、第三者には魅力的に感じられない情報を強調してしまったり、情報を詰め込みすぎてしまったりする傾向があります。情報過多の文章は伝えたいことがブレて曖昧になります。そのため一つのプレスリリースにつき伝えたいことは一つに絞るのがポイントです。

その点、PR代行会社に外注すれば、メディアや社会が興味を持つ切り口で、不要な情報をそぎ落としたPR原稿作成が可能です。

SEO対策ができる

SEO対策を得意とするPR会社に依頼すれば、SEO対策が施された原稿を作成してもらうことが可能です。

プレスリリースの主な配信方法として、メディアへの直接送付とプレスリリースに特化したWebサイトへの掲載があることをお伝えしました。後者の場合は、SEO対策が大切です。

例えば「PRTIMES」では、配信記事を最大230超の提携メディアに転載してもらえたり、SNSに投稿してもらえたりします。さらに、人気記事やSNSで話題の記事は、トップページの一番目立つところにランキング形式で紹介される仕組みです。

「PR TIMES」は上場企業の53%超が利用しているとされており、毎日多くのプレスリリースを配信しています。他社の記事に埋もれないためにもSEO対策をする必要があるのです。

SEO対策の一つに、検索されやすいワードや一緒に使われやすいワードをできる限り原稿に盛り込む方法があります。
キーワードをパズルのように当てはめながら不自然な言い回しを防ぐためにはライティングのスキルが必要。多くのPR代行会社が、そのスキルを保有しています。

プレスリリースを外注する際の注意点

プレスリリース 外注

プレスリリースを外注する際は、成果と費用の面で2つの注意点があります。配信してもメディアで必ずPRされるわけではないこと。それでも外注費用が発生することです。

詳しく解説していきましょう。

メディアで必ずPRされるわけではない

配信したプレスリリースは、必ずしもメディアでPRしてもらえるわけではありません。

報道・記事化するかどうかは、各メディアの判断によります。視聴者や読者に届ける価値が低いと判断されれば、メディアで取り上げてもらえないのです。

広報・PR手段の中でも、広告に比べてプレスリリースの費用は安い傾向があります。また、報道・記事化されれば第三者が価値を認めた情報として、広告よりも関心を集めやすいというメリットもあります。

しかし、報道・記事化につながらなければ費用対効果が見合わないケースも。だからこそメディアが取り上げたいと思える原稿作成が可能な外注先を見極める必要があるでしょう。

外注費用がかかる

プレスリリースの作成代行サービスを利用すれば、外注費用がかかります。

たとえ、作成したプレスリリースがメディアでまったく取り上げられなかったとしても、外注費用は否応なしに発生します。その点を理解したうえで、作成代行サービスを利用する必要があるでしょう。

まずは、自社が外注したい業務を整理したうえで、社内で対応するケースと外注するケースの費用対効果を比較する必要があります。

また、PR代行会社によって得意分野が異なるため、予算内でより高いパフォーマンスを発揮してくれる外注先を見極める必要もあります。

対応できる業務範囲もPR会社により異なるため、対応不可の業務を別の外注先に依頼することになれば余計なコストが発生することも。依頼したい業務を外注先が網羅しているのか、事前にチェックしましょう。

プレスリリースを外注する際の費用相場

プレスリリース 外注

プレスリリースを外注する際の料金体系は、主に以下の3つが挙げられます。各料金体系によって費用相場も異なります。

●1配信につきいくらという単価制
●配信数が多いほど割安になる配信数別プラン制
●関連業務への対応がセットになったパッケージ制

単価制では1配信につき4~10万円が相場です。
単価内でどこまで対応してもらえるのかは、要チェックポイントです。例えば「自社が用意した原稿のリライト・校正のみ」「内容をヒアリングのうえ原稿作成」「企画立案から対応」など、外注先により異なります。

配信数別プラン制では、配信数が多いほど料金は高くなりますが、単価でみると割安になっていくのが特徴です。例えば、1配信で単発利用する場合は、8万円程度の費用がかかるところ、年間5配信契約で20万円程度の価格設定にしている企業も見受けられます。

パッケージ制の費用相場は、15~25万円です。例えばパッケージに含まれる内容は「広報・PR戦略の企画立案」「配信先のリストアップ・送信」「効果測定やアンケート調査まで実行」など、外注先によって違います。

 

プレスリリースPR会社の選び方

プレスリリース 外注

プレスリリースを外注する際のメリットを最大化し、デメリットを軽減するためにも、代行会社の選び方には、3つのポイントがあります。「PRの実績」「基本料金と業務内容」「SEO対策」です。

具体的にご紹介しましょう。

PRの実績

プレスリリースの作成代行会社を選ぶ際は、その企業が過去に担当したPR受注実績を確認しましょう。

具体的には、自社と同業界のPR実績の豊富さが大切です。業界の特徴や競合の動向を踏まえたうえで、他社と差別化できる原稿を作成してもらえる可能性があります。
自社としては当然なことでも、外注先から見れば魅力的な差別化ポイントとして提案してもらえるかもしれません。

続いて、自社と同じ企業規模のPR実績の豊富さもポイントです。
知名度の高い大手企業のプレスリリースは、社名や商品名だけでも一般消費者の関心を集めやすいといえます。一方で、中小企業が同じようなプレスリリースを配信しても、興味を持たれるとは限りません。
プレスリリースの内容は企業規模に合わせた工夫が必要です。同規模の実績が豊富なPR会社なら、工夫の仕方を心得ている可能性が高いでしょう。

最後に、PR会社が作成したプレスリリースがメディアで報道・記事化された件数も要チェックポイントです。記事化された件数は、代行会社の原稿作成スキルを表していると考えてよいでしょう。

基本料金と業務内容

基本料金の中で、どれだけの業務をサポートしてもらえるのかもPR代行会社を選ぶ際のポイントです。

依頼したい業務がサポート範囲外であれば、オプション料金として想定外の費用が発生したり、他社に依頼する必要が出てきます。その場合、基本料金が安くても全体のコストが割高になる可能性があるでしょう。

例えば「記事の作成代行」といっても、その業務内容を細かく確認する必要があります。
校正・添削・リライトのみが業務範囲で、自社である程度の原稿を作成する必要があるのか。原稿内容の企画立案から対応可能で、自社は資料提供だけで完成物を納品してもらえるのか。

プレスリリース配信後に記事化された件数などの実績まで考慮し、得たい効果に見合う基本料金と業務内容なのかを見極めましょう。

SEO対策

SEO対策が施された原稿を作成してもらえるのかどうかも、外注先を選ぶうえで大切なポイントです。

プレスリリースに特化したWebサイトへの記事掲載は、広報・PR手段として重要性を増しています。その代表サイトといえるPRTIMESは、24,000名超の記者・編集者ネットワークを保有しており、メディアの重要な情報収集源であることがわかります。

その分、多くの企業がプレスリリースサイトを活用しているため、他社の記事に埋もれないためにもSEO対策は必要です。たとえ、メディアの興味を引く切り口で、わかりやすい原稿でも、SEO対策が施されていなければ上位表示されずに読まれにくいでしょう。

プレスリリース作成代行おすすめPR会社

HELP YOU

ここからはプレスリリースの作成代行として、おすすめのPR代行会社を4つご紹介します。各社の得意分野や、過去の実績、費用を中心に解説していきましょう。

HELP YOU

HELP YOUは、株式会社ニットが運営するオンラインアウトソーシングサービスです。
優秀なスタッフがクライアントをトータルサポートし、社員がコア業務に集中できる環境づくりを支援します。

【HELP YOUのプラン】
<チームプラン>
お客様の窓口となるディレクターが、業務の遂行に必要なスキルを持つアシスタントを集め、チーム制でサポートするプランです。

チームプラン4つの強み
1.厳しい採用プロセスをクリアした「優秀なアシスタント」
2.チーム制なので欠員があっても業務が滞る心配なし!長期的な依頼が可能
3.さまざまな業務の依頼でも窓口は一つで簡単!頼れる「専属ディレクター」
4.海外在住の日本人スタッフによる時差を活用した夜間帯業務も可能

 

チームプランの主なサービス内容
HELP YOUには、さまざまなスキルを持った優秀なメンバーが多数在籍しているため、幅広い業務の依頼が可能です。

■広報業務:プレスリリース作成、メディア掲載情報の配信、Twitter投稿文制作、ニュース更新など
■総務業務:出張手配、スケジュール調整、名刺作成、データ整理など
■経理業務:入金管理、支払業務、請求書発行など
■人事・採用業務:求人票の作成、書類審査管理、セミナー会場手配など
■営業サポート業務:会議資料作成、データ収集、KPI管理、経費申請など
■マーケティング業務:SNS投稿、メルマガ作成・配信、アンケート集計など
■ECサイト業務:売上管理、商品管理、サイト管理、ニュースリリース作成など
※各サービスは、お客様のご要望によって組み合わせが可能です。

料金
月額:10万円~/実働時間:30時間~(税抜)

 

チームプランに加え、固定の専属アシスタントが業務を柔軟にサポートする「1名専属プラン」、RPAツールを用いて自動化が可能な定型業務をロボットがサポートする「ロボットプラン」など、お客様のニーズに合わせたプランをご提供しています。

「どんな業務をどこまで依頼できるか」「自社にはどのプランが適しているか」など、ご質問はメール・電話にて無料で承っております。ぜひお気軽にご相談ください!

 

導入事例

株式会社rentry社は、家電・ガジェットの紹介メディア「Picky’s」と、ガジェットのレンタルサービスを運営する企業です。

同社ではコロナ禍以降、メディア事業の需要が増えたことで、一人でマーケティングを担う社員がコア業務に集中できなくなりました。増員も検討しましたが、時期尚早と判断し、プレスリリース配信と関連業務のアンケート調査をHELP YOUに外注しました。

決め手はディレクターが担当窓口としてスタッフのアサインや進行管理を行ってくれるチーム体制でした。社員が外注スタッフの進行管理を行う時間を削減できる点が魅力的だったといいます。

HELP YOUに外注した結果、月2本のプレスリリース配信が月8本に増加。かつ、マーケティング担当者が広報・PR戦略を考えるためのコア業務に注力できるようになりました。

プレスリリース外注業務開始までの流れ

 

STEP1:現状フローのご確認

お問い合わせ後、弊社ディレクターから連絡を差し上げます。
ご希望の業務内容や体制などをヒアリングいたします。
遠慮なくお伝えください。

STEP2:業務フローのすり合わせ

ご希望の業務体制とアシスト可能な内容のすり合わせを行います。ご希望に沿った対応が可能かも含め、さらに協力可能な作業範囲などの提案をいたします。

要件内容決定後に、スタッフアサインを行います。

STEP3:実稼働

担当ディレクターが制作した進行表をご確認いただきます。
了承後は、資料を基にスタッフへの教育や指示を行います。スタッフは業務内容を確認した後、実働となります。

株式会社リンクアンドパートナーズ

■サービスの特徴
株式会社リンクアンドパートナーズの作成代行サービスの特徴は、大手リサーチ企業と連携したアンケート調査をプレスリリースの内容にする点です。アンケート調査は、そのテーマに興味があるネットユーザーに読まれやすいコンテンツといえます。

プレスリリースは、自社に新しいネタがなければ発表することができません。一方で、同社のサービスを活用すれば、新商品や新サービスがないときでも、プレスリリースの配信が可能になります。

他にも、SNSの運用代行や、インフルエンサーマーケティング、動画・音声広告の作成といったサービスもあります。

■費用
1~3配信プラン:50万円/1配信
6配信プラン:45万円/1配信
12配信プラン:/40万円/1配信

■実績
取引実績400社以上
人材、サロン、教育、EC、コンサルティング、美容・健康・サプリ業界など

株式会社ノーダウト

■サービスの特徴
株式会社ノーダウトの代行サービスの特徴は、原稿作成に加え、各メディアにプレスリリースを直接配信してもらえる点です。

カメラマンの手配にも対応しているため、プレスリリースに掲載する商品や人物の写真撮影も依頼が可能です。

同社の得意分野は「Web戦略コンサルティング」「Web制作」「システム開発」です。そのため、IT全般の課題をワンストップでサポートしてもらいたい企業におすすめです。

■費用
ホームページに掲載なし

■実績
ホームページに掲載なし

ゴーメディア合同会社

■サービスの特徴
ゴーメディア合同会社の特徴は、札幌に拠点を置いている点です。全国がサポート範囲ですが、特に北海道エリアでの広報・PR戦略を得意としています。

プレスリリース配信サービスの具体的な内容は、配信先の選定、プレスリリースの原稿作成、画像作成、配信作業、効果測定です。

同社の得意分野は「Web制作」「SEO対策」「広告運用」のため、Webマーケティングの施策立案から実行までをワンストップで依頼可能です。

■費用
プレスリリース配信代行:4万円(税抜)/1配信
原稿作成+(必要な場合に画像1枚作成):1万円(税抜)/1配信
※配信先は同社指定
※プレスリリースの内容によっては、配信許可が出ない可能性あり(その場合は全額返金)

■実績
ホームページに掲載なし

プレスリリース作成の7つのポイント

プレスリリース 外注

メディアには1日あたり何百何千といった数のプレスリリースが届きます。忙しい記者の目に留めてもらうためには、分かりやすく内容を伝えなければなりません。

ここでは、実際にプレスリリースを書くときのポイントをご紹介します。基本をしっかり押さえれば、注目度の高いプレスリリースが作れるようになるでしょう。

プレスリリースの基本的な型を覚える

プレスリリースにも、以下のように基本的な書き方の「型」があります。他社のプレスリリースなども参考にしながら、まずはこの型で書くことに慣れていきましょう。

①タイトル
②リード文
③本文
④画像
⑤問い合わせ先

タイトル

タイトル次第でそのプレスリリースを読むかどうかが決まるといっても過言ではありません。具体的な数字やデータなどを盛り込みながら、インパクトのあるタイトルをつけましょう。
ただし、タイトルが長すぎると要点がぼやけてしまい、逆効果となるため注意が必要です。

リード文

リード文は記事の概要やメリットを記載する部分で、本文の前に置かれます。ここで読者の関心を高めることができなければ、プレスリリースを最後まで読んでもらえない可能性が高まります。なるべく平易な言葉で、300字程度にまとめましょう。

本文

本文が長すぎると読まれなくなる可能性があるため、注意しましょう。一文を50文字程度に抑えると、比較的わかりやすくなります。また、箇条書きや小見出し、改行などを活用するのも一つの方法です。文字だけがダラダラとずっと続くものよりも読みやすく、読者も内容を理解しやすくなります。

画像

画像があると記者の目に止まりやすくなります。見ただけで内容が伝わる画像を用意しましょう。画像は本文の前、もしくは本文中に入れることもあります。

問い合わせ先

プレスリリースを見て興味を持った人がすぐにコンタクトを取れるよう、問い合わせ先も明記しておきましょう。記載していない場合、機会損失につながるリスクもあります。最低限、社名・担当者名・住所・電話番号・メールアドレスなどは記載しておきましょう。

また、プレスリリースは一度作成したものを型として使い回すことも多いため、問い合わせ先などの情報が古くなっていないか、作成の際に注意してください。

結論から先に書く

プレスリリースを書くときは、結論(一番伝えたいこと)を先に述べ、そこから詳細(背景や経緯、それにかける想いなど)を書いていきましょう。

忙しい記者の目に留めてもらうには、タイトルやリード文などを見ただけで内容がおおむね分かるようにすることが大切です。

5W+1Hを意識して書く

漏れなく情報を伝えるために、5W+1Hを意識して書くのもポイントの一つ。5W+1Hとは、「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(だれが)」「What(何を)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」の頭文字をとったものです。

特にプレスリリースでは、What(プレスリリースにする内容)だけではなく、Why(背景と目的)やHow much(価格)も重要です。これらを意識して書くだけで、情報が相手に明確に伝わるようになります。

正確な情報を記載する

インパクト重視の広告とは違い、プレスリリースでは事実を正確かつ具体的に記載することが重要です。読者が納得するような、裏付けとなるデータや調査結果を入れて説得力を持たせるようにしましょう。

たとえば、「たくさんのユーザーに支持された」といった表現ではなく、「87%のユーザーが『○○』と回答した」といった表現にするのがポイントです。調査に基づいた情報やデータを記載すれば、読者に安心感だけではなく、インパクトを与えることもできるかもしれません。

また、大袈裟な形容詞や抽象的な言い回しは、読む人によって異なる解釈をされる可能性があるため、避けた方が無難です。

専門用語に注意する

自社内での用語や業界内でしか通じないような専門用語はなるべく使わず、平易な言葉で分かりやすく書くようにしましょう。

せっかくプレスリリースが記者の目に留まっても、分かりにくい文章では理解されず、記事化されない可能性があります。専門外の記者や一般消費者が読んでも理解でき、記事化できるような内容を心がけましょう。

具体的には、第三者にチェックしてもらう機会を設ける、難しい用語には注釈をつけるといった対策が有効です。

差別化やトレンドを意識する

単に商品やサービスを告知する内容に留まらず、他社との差別化やトレンドなどの視点を取り入れた内容にしましょう。

新聞や雑誌、Webサイトなどの各メディアは、社会全体に新しい情報や社会性の高い情報を拡散したり、問題提起したりする役割を果たしています。そのため、単に企業のアピールに終始した広告に近い内容や、単なる商品スペックを羅列しただけの内容では「記事化する価値がない」と判断されかねません

メディアに広く取り上げてもらうためには、「どうしたら記者が取り上げたくなるか」という視点で書くことが大切です。

具体的には、プレスリリース内に以下の要素を組み込むと、より魅力的な内容になるでしょう。

  • 希少価値や意外性などの「珍しさ」
  • 既存の商品やサービス、他社にはない「独自性」
  • 流行や季節などを踏まえた「トレンド性」
  • 感動的なストーリーを含む「ドラマ性」
  • 社会問題や社会的なテーマと関連する「社会性」

画像や動画を活用する

画像や動画を活用することで、プレスリリースの内容を視覚的に理解しやすくなります。

記者は普段から多くのプレスリリースに目を通しているため、一つ一つの文書を隅々まで読んでいるとは限りません。むしろ要点だけをかいつまんで読んでいる可能性の方が高いでしょう。

そのような状況下で自社のプレスリリースを効果的にアピールするためには、ビジュアルに訴える工夫が有効です。新商品やサービスの画像や動画、調査結果やデータのグラフなど、視覚的な情報も加えることでより分かりやすく、印象的なプレスリリースになります。

またプレスリリースに関係する資料があるときは、別途添付するようにしましょう。本文の中に資料の内容を延々と書き連ねると分かりにくくなってしまいます。
記者が必要に応じて参照・引用しやすいように、資料は別途添付するのがおすすめです。

 

プレスリリースに関するQ&A

Q&A最後に、プレスリリースに関するよくある疑問にお答えしていきましょう。

Q1:プレスリリースの目的は何ですか?

企業の最新情報をプレスリリースとして発表し、テレビや新聞、Webサイトなどのメディアに取り上げてもらう機会を増やすことで、一般消費者や顧客に対して自社の情報を浸透させるのがプレスリリースの目的です。

第三者視点で報道されることにより、企業の商品やサービスへの信頼性を高める効果が期待できます。
また、株主や従業員、取引先などのステークホルダー(利害関係者)に対しては、積極的に情報を公開し、企業の透明性を示していくことで、良好な関係構築につなげられるでしょう。

プレスリリースの具体的な効果については、「プレスリリースを外注するメリット」で詳しく解説しますので参考にしてください。

Q2:プレスリリースの種類は?

プレスリリースに掲載される内容としては、主に以下のようなものが挙げられます。

  • 新商品・サービスの告知
  • 既存商品・サービスのリニューアルの告知
  • イベントの開催告知
  • 商品やサービスの売上進捗の発表
  • 他社との合併・業務提携・資本提携の発表
  • 新規採用や人事異動の発表
  • 研究成果や技術開発の成果発表
  • 新会社・新事業の設立の発表 など

新商品・サービスの告知だけではなく、企業活動全般に関する情報がプレスリリースの対象です。

Q3:プレスリリースと広告の違いとは?

プレスリリースは企業の「広報(PR)」の一つであり、「広告」とはその性質が大きく異なります。

広告とは、新聞や雑誌、テレビ、Webメディアなどに対してお金を支払い、自社の情報を出稿する方法のこと。コストをかけて広告枠の確保さえできれば、自社を思い通りアピールできるのが特徴です。

一方で、広告は営利目的で作られた一方的な情報として一般消費者から認知されています。つまり、広告は客観的な評価に欠けた情報であり、「信頼性に欠ける」と判断されてしまう可能性が高いのです。このような認識の下では、広告は読み飛ばされてしまうでしょう。

それに対して、プレスリリースはコストこそかからないものの、公開した情報をメディアが取り上げてくれるとは限らないため、掲載内容をコントロールすることはできません。

しかし、世間一般に広まっていくのは各メディアが価値を認めたもののみです。つまり、第三者の視点で記事化されることにより、「信頼性の高い情報」として読者の関心を惹きつけやすくなります

プレスリリースは自社の商品やサービスを効率的に訴求する手段として、活用できる可能性があるでしょう。

プレスリリースと広告の違い

Q4: プレスリリースとニュースリリースの違いは?

プレスリリースとニュースリリースは、消費者に対して企業の情報を届けるという点では同じです。

しかし、主にメディアに向けて発信することで間接的に消費者へ情報を届けるものを「プレスリリース」、自社サイトやSNSなどを通じて直接的に消費者へ発信するものを「ニュースリリース」として使い分ける場合もあります。

基本的には同義のため、両者の違いについてさほど気にする必要はないでしょう。

プレスリリース外注のまとめ

プレスリリースの作成代行サービスを活用すれば、コア業務に集中できる環境が実現します。

ライティングや広報・PRのプロが持つスキルを活用できるため、メディアで報道・記事化される可能性も高まるでしょう。

ただし、報道・記事化につながらなかったとしても、外注費用が必ず発生してしまう点はデメリットといえます。

当記事で紹介したPR代行会社の選び方を押さえ、デメリットを軽減し、代行サービスを活用するメリットを最大化させてください。

その結果、捻出できた時間をコア業務のために有効活用し、貴社の長期的な成長につなげましょう。

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