近年、優秀な人材を確保する人材獲得競争は激化しており、これまで通りの採用活動では十分な応募が集まらないという悩みを抱えている企業も多いでしょう。

それに加え、採用活動には多くの人手と工数がかかるため、「採用活動に注力できるスタッフがいない」「採用工数を削減したい」といった課題もあります。

このような悩みに効果的なのが、採用代行（PRO）の導入です。
採用代行を利用すれば、採用業務の負担軽減だけでなく、プロのノウハウを活用してより効率的な採用活動が実現できます。

本記事では、採用代行（PRO）に依頼できる業務内容、費用相場、メリット・デメリット、サービスを選ぶ際の注意点などを紹介します。

さらに、おすすめのサービス18社も徹底比較しているため、自社に最適なサービス選びに活用してください。

採用代行（RPO）とは

採用代行とは、採用活動に関する業務の一部または全てを企業に代わって行う採用業務専門の代行サービスのことです。
「Recruitment Process Outsourcing（リクルートメント・プロセス・アウトソーシング）」の頭文字をとって「RPO」とも呼ばれます。

採用代行では、採用戦略の立案から求人募集、応募者対応など、採用プロセスに関わる幅広い業務の依頼が可能です。また、内定者フォローや研修代行まで一連の採用プロセスを委託
できる業者もあります。

採用代行を導入すれば、採用担当者の業務負担を軽減できるため、本来集中すべきコア業務に時間と労力をかけられるようになります。
また、採用のプロのノウハウを活用することで、より効果的に採用活動を進められるでしょう。

採用代行（RPO）が求められる背景

採用活動に関する業務は多岐にわたり、人材獲得までには長期のプロセスを要します。加えて近年では、採用活動のオンライン化など採用手法の多様化により、業務範囲が広くなりがちです。

また、近年の日本の採用市場は、労働人口の減少や働き方の多様化によって採用競争が激化。ダイレクトリクルーティングや採用ブランディングなど、専門的な知識や採用競争力の向上が重要になっています。

そのため、昨今において採用代行は「単なる採用業務のアウトソーシング」ではなく、自社ではカバーできない専門知識を持った「採用のプロ」あるいは「採用のパートナー」としての役割も果たしています。

採用代行と人材紹介の違い

採用代行と似ているサービスに人材紹介がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
下記の表に、それぞれのサービス概要や対応業務、料金体系についてまとめました。

なお、採用代行（PRO）の詳しい費用相場については、「採用代行（RPO）の費用相場」で詳しく解説するため参考にしてください。

採用代行（RPO）に委託できる業務内容

採用代行には、具体的にどういった業務を委託できるのでしょうか。採用活動全体の流れに沿って業務を分類しながら、依頼できる業務内容を見ていきましょう。

以下の図のように、採用業務は主に「採用計画の立案」「募集」「選考」「内定者のフォローと育成」「各期の振り返り」の5つのフェーズに分類できます。

採用代行サービスを利用する場合、これらの業務を細かく切り出して、外注するのか自社で対応するのかを見極めます。

見極めのポイントは、人事戦略の成否に直結しやすい「コア業務（主業務）」と、それをスムーズに進められるようサポートする「ノンコア業務（副業務）」を意識することです。

一般的に、コア業務は採用の根幹に関わるためアウトソーシングしづらく、反対にノンコア業務は採用代行に外注しやすいと言われています。そのため、まずは採用ノンコア業務から委託するケースが多く見受けられます。

採用代行にアウトソーシングしやすいノンコア業務について詳しく見ていきましょう。

求人募集

求人募集は、企業が新たな人材を探すための最初のステップです。企業が自身のビジョンやカルチャー、求めるスキルセットを明確に伝え、適切な候補者を引き寄せるための基盤となります。

採用活動では、欲しい人材がなかなか集まらないというケースもよくあります。採用代行では、応募率の高い求人票を作成したり、市場ニーズに合った採用方法のアドバイスをすることが可能です。

採用のプロのノウハウを活用することで、採用のミスマッチを防ぎ、応募者の質を高めることができます。

▼主な業務内容

• 求人媒体の選定／運用
• 求人票の作成
• 募集要項／募集期間の設定
• 求人広告の作成／配信　　など

DM・スカウトメール送信

DMやスカウトメールの送信は、企業が積極的に求職者にアプローチするための重要な戦略の一部です。
しかし、自社だけで採用活動を行っている場合、採用に結びつく効果的なDMやスカウトメールを作成するのが難しいという課題があります。

採用代行サービスでは、採用ノウハウを持ったプロがレスポンス率の高いDM・スカウトメールを送信し、潜在層の中にいる優秀な人材にアプローチすることが可能です。

▼主な業務内容

• DM／スカウトメールの作成
• 送信リストの作成
• メールの送信
• メールの効果分析／改善　　など

なお、スカウトメール送信についてお悩みの方には、各種求人サイトのスカウトメール送信を自動化できる「HELP YOU+Tech スカウトメール自動送信サービス」もおすすめ です。

応募者対応・管理

応募者対応・管理は、求職者からの応募を適切に処理し、その情報を管理する業務。求職者との初期接触から選考結果の連絡までを円滑に進め、適切な人材を確保するための重要なプロセスです。

一方で、全国に拠点を持っている企業の場合、各拠点で採用基準やプロセスが異なることがあります。その結果、拠点によって確保する人材の能力にバラツキが出たり、人材不足解消できる拠点とできない拠点が出るなどの差が生じます。

採用ターゲットを明確にできるという点で、採用代行サービスは全国の拠点で採用要件を統一させたい、選考データを分析して採用プロセスを改善したいという場合にも効果的です。

▼主な業務内容

• 応募者からの問い合わせ対応
• 応募情報の管理
• 面接日程の調整
• メールの効果分析／改善
• 選考データの分析　など

内定者フォロー・研修

内定者フォロー・研修は、内定者が企業にスムーズに入社できるようサポートする業務です。丁寧なフォローは内定辞退の防止にもなります。

しかし、自社だけで採用活動を行っている場合、内定者フォローまで手が回らないということもあるでしょう。
採用代行サービスでは、内定者への電話対応や研修、入社の手続きサポートまで依頼可能です。細かなフォローは、入社後の働く意欲にもつながります。

▼主な業務内容

• 内定者へのフォロー
• 入社日の調整
• 社手続きの支援
• 入社前研修の企画／実施／改善
• 入社後のフォローアップ

採用戦略の立案

採用戦略の立案は、企業の中長期的な人材確保を目指すための重要な業務。企業のビジョンと目標に合わせた人材を確保し、組織の成長を支えるための戦略を策定するプロセスです。

戦略立案はコア業務ですが、コンサルティングが得意な採用代行サービスであれば対応しています。自社に採用に関するノウハウがなかったり、採用に課題を抱えていたりする場合はおすすめです。

ただし、ノンコア業務の依頼よりもコストがかかる点に注意する必要があります。

▼主な業務内容

• 採用計画の作成
• 採用活動の評価／改善
• 採用コストの予算管理
• 採用戦略の立案／見直し

▼採用代行サービスの活用事例を知りたい方は、こちらの資料もご覧ください！

採用代行（RPO）の費用相場

採用代行サービスには、一般的に「月額型」と「従量課金型」の2タイプの料金体系があります。サービスの料金比較の際に戸惑わないよう、ここで各プランについて確認しておきましょう。

月額型

月額型は、一連の業務内容がパッケージ化され、月額固定で料金が決まっているプランです。

1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月などの期間で契約し、あらかじめ決められた業務範囲内（業務内容・件数・時間など）で決まった業務を代行してくれます。基本的にプラン変更やオプションの追加などをしなければ、追加料金は発生しません。

＜月額型の費用相場＞
■採用業務の一部（ノンコア業務）を依頼する場合：5万円～10万円
■採用業務の一部（コア業務）を依頼する場合：15万円～30万円
■採用業務全般やコンサルティングなどの上流工程を依頼する場合：30万円～

月額定額制のサービスは、採用活動全体または特定の業務フローを一括で委託できます。そのため、採用に関する専門知識やリソースが不足している企業に特に有効です。

従量課金型

従量課金型は、作業内容とボリュームによって料金が変わるプランです。

基本的には業務やメニューに対して単価が定められているため、採用課題に合わせたピンポイントでの依頼や、月ごとの業務量の変動が大きい場合に重宝します。

＜従量課金型の費用相場＞
■説明会代行：2万円〜/回
■応募者への合否連絡：2万円～/月
■媒体掲載：15万円～/月
■採用管理システム運用：10万円～/月
■DM・スカウト配信：1,000円〜/回

各業務の料金をHPに掲載しているサービスもありますが、ボリュームなどによって料金が変動するケースが多いため、別途見積りを取って正確な費用を算出するのがおすすめです。

採用代行（RPO）おすすめサービス│ 総合支援

ここからは、総合的に採用業務を支援してくれる採用代行（PRO）サービスを5社紹介します。比較表と合わせて参考にしてください。

HELP YOU（株式会社ニット）

HELP YOUは、株式会社ニットが運営するオンラインアウトソーシングサービスです。

■おすすめポイント

• 人事・採用業務をはじめ、経理、営業、マーケティングなど多彩な業務を依頼できる
• スカウトメール自動配信に特化したサービスも提供
• RPAツールやAIを活用し、業務の自動化・効率化をサポート

「どんな業務をどこまで依頼できるか」「自社にはどのプランが適しているか」など、ご質問はメール・電話にて無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください！

HELP YOUの採用代行導入事例

HELP YOUの採用代行を導入した事例をご紹介します。

株式会社ギオンは、神奈川県に本社を置く総合物流企業です。「物流2024年問題」を前に人材確保に力を入れていましたが、通常業務が忙しく、応募メールの見落としや返信が遅くなってしまうという課題がありました。

そんな中、採用広報のチームが一時的に人員不足になったのをきっかけに、採用業務をHELP YOUにアウトソーシングすることになりました。
HELP YOUには、採用サイトでのスカウトメール送信、中途採用業務のフォロー、求人原稿の修正や採用状況のサマリー作成などの業務を依頼しています。

HELP YOUの導入によって、採用担当者の業務負荷が軽減され、働きやすい環境を整備できつつあると語っています。

▼事例の詳細を知りたい方はこちら！

【物流業界】採用業務の外注で体制を強化！

株式会社レジェンダ

■おすすめポイント

• 人事労務アウトソーシングや人事DXなど幅広いサービスを提供
• 国内最大規模の独立系RPOとして経験豊富なコンサルタントが在籍
• AIやRPAなどの最新技術を活用した人事業務の効率化

株式会社キャリアマート

■おすすめポイント

• 月額1万円から対応可能
• 数名から100名以上の大規模採用まで、採用数に応じたプランを提供
• 約600体の採用ロボットを活用し業務を効率化・自動化

まるごと人事（マルゴト株式会社）

■おすすめポイント

• 最短1ヵ月から契約可能
• ベンチャーや成長企業向けに特化した採用代行サービス
• エンジニア採用に強みがある

株式会社キャリタス

■おすすめポイント

• 新卒・中途向け媒体を多数展開
• さまざまな職種の採用業務に対応

株式会社ネオキャリア

■おすすめポイント

• 業務範囲や採用手法に合わせてカスタマイズ可能
• 採用のプロが専任のチームを構築
• 国内大型コールセンターを自社で保有（国内5拠点、稼働可能席数700席以上）

採用代行（RPO）おすすめサービス│ 大手

次に、大手の採用代行（PRO）サービスでおすすめの4社を紹介します。

株式会社パソナ

■おすすめポイント

• 採用戦略からブランディング、運用、改善まで人事/採用のプロフェッショナルがワンストップでサポート
• 派遣管理サービスなど幅広いサービスを提供

アデコ株式会社

■おすすめポイント

• 世界60ヵ国で多様な人材ビジネスを事業展開するグローバル企業
• 複数拠点や全国採用など広範囲で多人数の採用活動にも対応

マンパワーグループ株式会社

■おすすめポイント

• 多国籍企業に向けたバイリンガル対応や外資系企業に特化したリクルーター常駐型RPOにも対応
• オフサイト型、オンサイト型、ハイブリット型など柔軟な体制でサポート

株式会社マイナビワークス

■おすすめポイント

• マイナビグループが保有する多様なサービスで総合的な支援を提供
• 採用説明会のライブ配信代行プランや動画制作サービスもあり

採用代行（RPO）おすすめサービス│ 採用代行に特化

次に、採用代行に特化したサービス5社をご紹介します。

株式会社アールナイン

■おすすめポイント

• 年間30,000件を超える採用実務を担当する人材領域のプロが代行
• 採用プロフェッショナルは業界最大の約1,500名が在籍
• 採用業務のほぼ全てを任せられるため、採用担当者がいない企業でも安心して依頼可能

株式会社トライアンフ

■おすすめポイント

• PDCAを回し、採用活動を最適化
• リクルーターの常駐サービスもあり

株式会社ONE

■おすすめポイント

• スタッフは求人広告業界や採用コンサルタント、企業人事出身など採用のエキスパート
• 求人広告代理店やWeb制作会社、Indeed代理店などと協業し、幅広いサポートを提供

株式会社ツナグ・ソリューションズ

■おすすめポイント

• 募集、採用、定着までの採用プロセスをトータルサポート
• 全日稼働かつチャットボットを活用したコールセンターで応募受付
• ISMS認証の国際規格を取得

TARGET（Attack株式会社）

■おすすめポイント

• スカウト採用業務に強み
• 3つの採用業務領域に分けた専門的な採用支援チームを構築しサポート
• メディア特性や登録者属性などの情報をノウハウとして社内に蓄積

採用代行（RPO）おすすめサービス│ エンジニア採用に特化

最後に、エンジニア採用に特化した採用代行サービスを3社ご紹介します。

アイティ人事（ア・ロッカ株式会社）

■おすすめポイント

• 資格を持った認定採用コンサルタントが多数在籍
• Google広告を活用した採用活動の認知施策を実施
• ダイレクトリクルーティングに特化

株式会社レイン

■おすすめポイント

• ITエンジニア、DX人材の採用に強み
• 世界に10億人以上のユーザーがいるビジネス特化型SNS「LinkedIn」のオフィシャルビジネスパートナー
• 日系・外資系を問わずグローバル人材の採用にも対応

core scout（株式会社シンギョク）

■おすすめポイント

• 大手人材企業出身者が専門チームを結成してサポート
• ビズリーチ・Wantedly・Findyなど20以上の媒体で成功実績あり

採用代行（RPO）のメリット・デメリット

近年需要が高まる採用代行サービスですが、利用する企業にとってどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか？

メリット1．コア業務に注力できる

採用代行のメリットとしてまず挙げられるのは、社員がコア業務に集中できることです。

「事務作業に追われて面接のリマインドを忘れてしまった…」
「内定者フォローに手が回らなかった…」

このように採用担当者の業務負荷が多すぎて、一つ一つの業務がおろそかになったり、コア業務にまで手が回らなかった場合、大事な採用活動が台無しになってしまいます。

こうした事務的なノンコア業務はできる限り負担を減らし、採用担当者はより重要なコア業務に時間と労力を割くべきです。
採用代行を利用することで、採用担当者はコア業務に注力できるようになり、採用活動の効果を最大化できます。

メリット2．プロの知識を活用できる

採用代行サービスは採用のプロです。最新の採用手法やトレンドを把握しているため、時代の変化に合わせた流動的な採用活動が可能です。
そのため、特に多様化する現在の採用手法に慣れていない企業にとっては、力強い味方となり得ます。

また、代行会社が持っている豊富な採用スキルやノウハウを自社に取り入れることで、自社の採用力強化も期待できます。

特に自社の業界・業種における実績が多いサービスに依頼することで、より自社に合った知見が得られるでしょう。その結果、競合会社に遅れを取らず採用活動を行うことが可能となります。

メリット3．コスト削減につながる

採用代行サービスを活用することは、コスト削減につながります。
採用に関する膨大な業務を全て自社で完結しようとすると、多くの社員が必要だったり残業代がかかったりと、多くの人件費が必要となります。

また、採用時期が偏っている・採用したい人数に振れ幅がある場合、状況によっては人手が足りない、あるいは人手が余ってしまうケースもあります。
継続的に社員を雇うよりも、必要な時期だけ依頼ができるアウトソーシングを利用する方が、最終的にはコスト削減につながります。

デメリット1．自社にノウハウが蓄積されない

採用業務を外部に委託することで、採用活動のスキルが自社に蓄積されない場合があります。

継続して業務委託できるのであれば問題ないですが、予算の問題などで外注をやめなければいけないケースもあるでしょう。その場合、それまでと同様の採用成果を出すことが難しくなります。

そのような事態を避けるためには、委託先に全てを丸投げせず、自社も採用プロセスに関与することをおすすめします。
採用担当者がオーナーシップを持って関わったり、定期的に双方による振り返りの時間を設けたりと、積極的にノウハウを取り入れていく姿勢が重要です。

デメリット2．認識のズレによるミスマッチが起きる

自社と代行会社のあいだに認識のズレが生じることで、採用する人材のミスマッチが起きたり、かえって工数がかかってしまうことがあります。
そのため、採用代行を依頼する際には、認識のズレが起こらないよう代行業者と「連携」することが重要です。

採用代行サービスには、自社の求める人物像や強み、採用活動の方向性などをしっかりと説明し、理解してもらいましょう。
認識のズレが生じやすいことをお互いに認識した上で、丁寧に理解度を確認しながら連携する姿勢が重要です。

採用代行（RPO）サービスの選び方と注意点

多数の採用代行サービス会社を紹介してきましたが、期待する効果を得るには自社に合ったサービスを導入することが重要です。

最後に、サービス会社を比較する際のポイントと注意点について紹介します。

自社の採用課題は明確になっているか

採用代行サービスを選ぶ前に、自社の採用課題を明確にすることが大切です。

例えば、「母集団形成に苦戦している」「応募者と自社が求める人材がマッチしない」といった課題が生じている場合、何かしらの原因があるはずです。
採用戦略が十分に立てられていない、業務のリソースが足りていないなど、まずはその原因を明らかにしましょう。

現在の採用課題とその原因を明らかにしておくことで、依頼したい内容や範囲が明確になり、課題解決に向けたサービスを選びやすくなります。

業務をどこまで委託できるか

どの作業を引き受けてくれるのかは、採用代行サービスによって異なります。
特に面接などの採用コア業務を委託したい場合、サービスによっては対応していないところが多いため、注意が必要です。

まずは自社内で行う業務と採用代行に依頼したい業務を洗い出し、依頼業務の対応が可能なサービスかを確認しましょう。

実績があるか

外部に委託するのであれば、自社以上にノウハウがあるところを選びたいものです。累計導入社数や年間導入社数、活動年数などの実績を確認しましょう。
また、過去に同じ業界・業種で対応した企業があるかといった導入事例も参考になります。

特にニッチな専門職や海外人材が必要な企業などは、特殊な人材への独自ルートを持っているサービスに依頼すると、より効果的に採用活動を進められるでしょう。

自社のルールに沿った対応が可能か

自社の方針やルールを尊重し、それらに沿った対応をしてくれるサービスを選びましょう。企業によって方針やルールは異なるため、自社のルールに沿って業務を進めてくれる柔軟なサービスは力強い味方です。

採用代行サービスと一つのチームとして採用活動を進めるためにも、契約書の締結方法やコミュニケーション手段など、具体的な部分まで掘り下げて確認することをおすすめします。

料金や見積もりが明瞭か

採用代行サービスを決める前には、見積もりを必ず提示してもらいましょう。追加料金が発生する可能性はないかなど、見積もりの段階でしっかりと確認し、疑問や不安を解消しておくことが大事です。

見積もりが曖昧なまま進めてしまうと、あとで想定以上のコストがかかるなど、トラブルの原因になる恐れがあります。

後々のトラブルを避けるためにも、料金体系や見積もりは必ず事前に明確にし、口頭ではなく、紙や電子メールなどの文書ベースで確認するのがおすすめです。

進捗状況の共有方法はどうか

採用代行の利用中は、進捗状況の共有がとても重要です。どのような手段や頻度で連携を行うのか、事前に確認しておきましょう。
また、採用代行サービス側の連携を重視する姿勢をチェックすることもおすすめします。

デメリットの項目で触れた通り、採用活動における認識のズレは業務の進行を妨げます。認識のズレを防ぐためにも、双方の連携を重視している代行業者を選びましょう。

採用代行（RPO）のまとめ

採用代行（PRO）を活用すれば、採用担当者の負担を軽減し、コア業務に集中できるようになります。
また、プロのノウハウと経験を活用して、より効果的な採用活動ができるようになる点も大きなメリットです。

総合支援が得意、あるいはエンジニア採用やダイレクトリクルーティングに特化しているなど、サービスによって強みが異なるため、採用代行サービスを選ぶ際は自社の課題解決が可能な会社を選ぶことが大切です。

そのためにも、まずは事前に自社が抱えている課題を明確にし、依頼可能な業務や実績、サービス内容などを確認しておきましょう。

オンラインアウトソーシングの「HELP YOU」では、スカウトメール自動配信に特化したサービスに加え、総合的な採用代行の支援が可能です。採用活動でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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