【調査】経理代行の費用相場とは? 気になる業務別の目安

経理代行サービスの利用を検討しているものの、その費用感がわからないとお悩みではありませんか。

日々のデータ入力に加えて、毎月の請求書の処理や給与計算など、経理は時間や労力が多く発生する業務がたくさんあります。これを全てアウトソースできれば、コア業務に集中できる時間を大幅に増やすことができるため、経理代行サービスの利用を検討される方も多いかと思います。

しかし、そこで気になるのが経理代行にかかる費用です。現在ではさまざまな代行サービスが登場していることもあり、相場がわかりにくいかもしれません。

経理代行にかかる費用は、どのような業務の代行を依頼するかによっても変わります。この記事では、経理代行サービスに依頼できる業務の整理と、その費用相場について詳しくご説明します。

 

経理代行サービスで頼める業務

まずは、経理代行サービスを使って依頼できる業務を確認しておきましょう。

 

記帳代行サービス

記帳代行とは、領収書や請求書など、取引内容がわかる書類を顧客企業から預かり、取引の記録を会計ソフトへ入力することが主なサービスです。また、入力した会計データをもとに、決算時に必要となる帳簿を作成することも記帳代行サービスに含まれます。

作成の代行をしてもらえる帳簿には、「現金出納帳」、「預金出納帳」、「売掛残高一覧表」、「買掛残高一覧表」、「総勘定元帳」などがあります。これらの帳簿は、期中であれば月次決算の試算表として、決算月に1年分を集計すれば税務申告用の書類として使用することができます。

記帳代行サービスによるデータ入力は、仕訳数にもよりますが、資料を提出してから通常2週間前後で納品されます。オプションサービスなどを使って、短納期で対応してもらうことも可能な代行サービスもあります。また、入力業務の一部を顧客自身が行うことによって、サービスをより安価で提供しているところもあります。

個々の取引をひとつずつ仕訳していくのはとても地道な作業です。また、記帳作業は日々発生する業務であることから、経理のなかでも特に手間がかかる分野でもあります。この部分をアウトソースすることで、経理にかけるかなりの時間が削減され、大きなコスト削減効果が期待できます。

 

その他の専門的なサービス

経理代行サービスに依頼できる業務には、記帳業務の他にもたくさんあります。

  • 給与・賞与計算
  • 振込・支払い
  • 領収書や請求書の整理、ファイリング
  • 経費精算
  • 資金繰りの管理
  • 経理に関わる資料作成

 

給与計算の代行サービスは、給与に関する数値管理やタイムカードの集計から、給与明細書や源泉所得税納付書の作成までをお願いすることができるものです。誰かに任せたいと思いつつも、「給与情報を社員に見られたくない」等の理由で経営者自身が給与計算をしているのであれば、経理代行サービスを使ってアウトソースするのがおすすめです。

振込・支払いの代行サービスは、インターネットバンキングを利用して提供されるのが一般的です。このため、現金を直接扱うことなく代行を依頼することができます。

これらの他にも、税理士法人が提供している経理代行サービスや、提携している税理士がいる経理代行業者であれば、確定申告用の書類作成を含めた決算処理までお願いすることができます。

依頼できる業務内容は、代行業者によって異なります。利用を検討する際はサービス内容をよく確認し、不明点があれば問い合わせをしてみましょう。

 

経理代行サービスの業務別の費用相場

それでは気になる費用相場について見てみましょう。経理代行サービスの費用は、どのような業務の代行を頼むのかによって変わるのがポイントです。

 

記帳代行をメインで依頼する場合

記帳代行の費用は仕訳数によって決まります。100仕訳単位などで月額料金を設定している代行業者が多いものの、従量制を採用して1仕訳あたりの料金を提示しているところもあります。

100仕訳ごとなど、段階的に月額料金が決まっている場合の月額の料金相場は次のようなものです。

100仕訳まで:1万円
101-200仕訳:1万5千円
201-300仕訳:2万円
301-400仕訳:2万5千円
401仕訳以上:3万円

企業ウェブサイト上で価格を公開している大手代行業者5社の平均価格を相場としています。
参考記事: 記帳代行の費用相場や利用するメリットとは?

スタートアップ企業や中小企業で月間の仕訳数が200件前後であれば、月々の費用は2万円以内になるでしょう。ある程度規模のあるビジネスであれば、3~4万円以上を見込んでおく必要があります。

1仕訳あたりの料金設定がされている場合の相場は、1仕訳40円~100円程度となっています。1カ月当たりの仕訳数が少ない個人事業主であれば、従量制の記帳代行サービスを利用することで低コストで経理をアウトソースすることができます。

 

幅広い経理業務を依頼する場合

経理業務全般の代行を依頼する場合は、記帳業務に加えて、請求書発行、支払い・振込、給与計算など、基本となる経理業務がパッケージ化された経理代行サービスを利用することになります。

業務別に料金を設定しているところもありますが、いくつかの個別のサービスを組み合わせて利用するよりも、パッケージ化されたサービスの方がコスト面でお得になることが多いです。パッケージの内容は代行業者によって異なりますが、目安となる相場は3~5万円です。仕訳数や従業員数、希望する納期によってもパッケージ料金は異なりますので、必ず詳細を確認するようにしましょう。

パッケージに含まれていない業務を依頼する場合は、オプションで追加費用を支払うことになります。例えば、追加の給与計算、予算管理や資金繰り表の作成、特殊な会計処理、証憑ファイリング、経費精算なども合わせて代行を依頼する場合は、オプションサービスを利用することになります。

オプションサービスを利用するのにかかるコストは、目安として次のようなものです。

  • 給与計算: 従業員1人あたり2,000円前後
  • 資金繰表などの作成:5,000円~1万円
  • 振込(インターネットバンキング):5,000円前後(10件まで)
  • 年末調整:1万円~2万円
  • 特急(短納期)サービス:1万円前後

企業ウェブサイト上で価格を公開している大手代行業者10社の平均価格を相場としています。
参考記事:いくらかかる?経理代行の料金相場

税理士事務による経理代行サービスで決算申告まで頼む場合は、申告に必要となる決算書類の作成のみであれば4~6万円、申告書類の提出まで全て代行をお願いする場合は15万円前後が相場です。

創業の時期や売上の規模によって費用が変わる場合もありますので、サービスを利用する前に見積もりの相談をしてみることをおすすめします。

 

経理代行サービスがおすすめな場合

アウトソース市場の発展とともに、業種や規模を問わず、さまざまな企業が代行サービスを利用するようになりました。そのなかでも、企業によっては経理代行サービスを利用するメリットが特に大きくなる場合があります。

 

コストをおさえたい場合

経理のアウトソーシングを検討中の方のなかには、「経理の人材が必要なものの、そのコストはできるだけ抑えたい」とお考えの方も多いかと思います。経理代行サービスは、他の方法で経理人材を雇うよりも価格面で大きなメリットがあります。

例えば、経理代行サービスとよく比較される人材派遣を使って派遣スタッフを雇う方法は、実は正社員を雇うのと同等程度のコストがかかります。また、派遣スタッフを雇用する際は、どうしても人材の入れ替わりが激しくなってしまいがちですが、経理代行サービスであれば長期間に渡って安定してサービスを受けることができます。

また、代行の依頼したい業務が明確な場合や、決算期末や繁忙期など依頼したい期間が限定的な場合は、ピンポイントで必要な業務だけを依頼することができます。必要な業務を、必要な期間だけ依頼することで、さらなるコスト削減を図ることができるでしょう。

 

自社内に経理知識を持つスタッフがいない場合

スタートアップ企業や中小企業の場合は、経営者自らが経理事務を担当しているケースが多くあります。忙しい毎日のなかで、手間のかかる経理業務のために時間を捻出するのは簡単ではありません。

経営者自身に経理の知識がない場合は、調べながら作業をするため、さらなる負担となってしまいます。正しく税務申告を行うためには正確につけられた帳簿が不可欠なため、自社内に経理経験を持つスタッフがいない場合は、経理業務は経営者にとって大きなストレスにもなりえます。

経理代行サービスのスタッフは経験も豊富な経理のプロです。経営者自身が時間をさいて経理の知識を身に付けたり、新たに人材を採用して教育しなくとも、経理代行サービスを利用すれば効率的に経理業務をまわすことができます。正社員を雇う方法と比べると、自社内に知識が蓄積しないというデメリットはありますが、経理代行サービスは効率的な経理業務体制をスピーディに手に入れるお得な方法ということができます。

 

おすすめの経理代行サービス

数ある経理代行サービスのなかでも、特に人気のサービスを二つご紹介します。

 

HELP YOU

株式会社ニットが運営する「HELP YOU」は、顧客企業の継続度が驚きの97%という数字を誇る、アウトソーシングサービスです。経理を含めたバックオフィス業務全般の代行を依頼することができます。

「HELP YOU」の経理代行サービスでは、データ入力を中心とする記帳代行はもちろん、次のような幅広い経理業務をお願いすることができます。

  • 請求書/見積書/注文書の作成
  • 受発注管理
  • 在庫/売上管理
  • 経費精算管理
  • 助成金申請用資料や資金調達用資料の作成
  • 決算書の作成

また、「HELP YOU」による代行サービスははオンラインで行うものが主ですが、以下のような業務はオフラインで対応してもらうことも可能です。

  • 名刺や書類のスキャン
  • 領収書や書類のファイリング・整理
  • 書類の郵送

そして注目すべきはそのコストパフォーマンスの良さです。「HELP YOU」の料金体系は、月額8万円からとなっていて、アシスタントの稼働時間を1カ月あたり30時間まで使用することができます。この30時間をどのように割り振るかは顧客企業の自由です。

例えば、毎月の請求書の処理と経費精算業務に20時間分を使い、余った10時間を資料作成に使ってもらう、といった利用の仕方もできます。「HELP YOU」はチーム力を強みとしているサービスでもあることから、経理以外の業務も組み合わせて代行の依頼をすることで、効率的な業務体制を構築することができます。

経験豊富なプロのアシスタントに幅広い経理業務の代行依頼ができて、月々のコストが8万円に抑えられるということは、非常に高いコストパフォーマンスだといえるのではないでしょうか。

 

【HELP YOU】:https://help-you.me/

 

ライト・コミュニケーションズ

東京で10年以上の実績を持つライト・コミュニケーションズは、毎月150社以上に記帳代行サービスを提供している会社です。記帳代行を中心としながら、税理士法人と連携して経理にかかわるワンストップのアウトソーシングサービスを提供しています。

領収書や通帳コピー、請求書などを預けると、最短5営業日でデータ入力を行い帳簿の作成を行ってくれます。リアルタイムで数値の管理ができるのは経営者にはうれしいですね。

また、顧客企業に決まった担当者がつくことも魅力のひとつです。毎月、顧客ごとにカスタマイズされた入力ルールを作成してデータ入力をしてくれるので、イレギュラーにも対応してくれるので安心です。

200仕訳までの記帳であれば、月々2万5千円で代行をお願いすることができます。契約時に会社情報、勘定・補助科目等を登録する初期登録料として2万5千円がかかります。

【ライト・コミュニケーションズ】:http://write-com.co.jp/

 

まとめ

経理代行サービスを検討するきっかけはコスト削減のためという方も多くいらっしゃると思います。記帳代行や給与計算などに代表される、経理代行サービスの費用感をつかんでいただけたでしょうか。

うまくアウトソーシングを利用すれば、あいた時間をコア業務にあてて有効活用できるため、コスト削減だけでなく生産性アップにもつながります。経理だけでなく、他のバックオフィス業務もいっしょに代行のお願いできるサービスを選べば、さらなる業務効率化を図ることができるのでおすすめです。 

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