AI秘書おすすめツール6選!生成AIを活用したAI秘書の作り方も解説

「AI秘書」とは、スケジュール管理や資料作成、情報収集といった秘書業務をAIで自動化し、業務効率を大幅に高められるツールです。人材確保やコスト面で課題を抱える企業にとって、有力な解決策として注目されています。
従来のアシスタントツールよりも柔軟に対応できる生成AIの登場により、AI秘書はまるで本物の秘書のようにサポートできるまでに進化しました。
本記事では、おすすめのAI秘書ツールや導入方法、さらに生成AIを活用した「自分専用AI秘書」の作り方もご紹介します。日々の業務効率を高めたい担当者は必見です。
AI秘書とは
AI秘書とは、AIがスケジュール管理やタスク管理、文書作成など、本来は秘書が担う業務を代行・補助する仕組みやサービスのことです。
現在、多くの企業で、スケジュール調整やタスク管理、資料作成、情報収集といった日常業務の効率化を目的に導入が進んでいます。
AI秘書を導入すれば、煩雑な業務から解放され、戦略的で付加価値の高い業務に時間を充てられるようになります。
AI秘書のメリット
AI秘書の導入には、主に4つのメリットがあります。
- 業務の効率化
- ヒューマンエラーの削減
- 生産性の向上
- コスト削減
AI秘書を導入することで、定型的かつ繰り返し発生する作業を自動化できます。これにより入力・転記ミスやタスクの抜け漏れなどのヒューマンエラーも大幅に削減できるでしょう。
また、社員が本来注力すべきコア業務に集中できる環境を生み出し、生産性の向上にもつながります。人員を増やすことなく既存のチームで業務を吸収できるため、コスト削減も可能です。
AI秘書の2つのタイプ
AI秘書には大きくわけて2つのタイプがあります。「既製品のAI秘書ツール・アプリ」と、生成AIを活用した「自分専用AI秘書」です。それぞれの特徴を以下にまとめました。
既製型のAI秘書ツール・アプリ | ・企業や個人がすぐに導入・活用できる ・特定の業務領域に特化した機能 ・導入までのハードルが低く、短期間で効果を実感しやすい |
生成AIを活用した「自分専用AI秘書」 | ・業務内容やニーズに合わせてカスタマイズ可能 ・用途が特定の業務に限定されず、幅広い業務に対応可能 ・プロンプトの工夫によって「万能型AI秘書」になる |
特定業務に従事させる場合は、すぐに導入できる「既成型のツール」がおすすめです。一方、各担当者やチームのスタイルによって柔軟な対応をしてほしい場合は、「自分専用AI秘書ツール」を採用しカスタマイズしていくのがよいでしょう。
AI秘書ツール・アプリ6選
AI秘書ツールやアプリは、あらかじめ設計された機能を備えた「実用型AI秘書」といえます。
スケジュール管理、顧客対応、情報整理といった特定の業務に最適化されているため、導入直後から業務の一部を任せられる即効性の高さが大きな魅力です。
ここでは、おすすめのAI秘書サービスを6つご紹介します。
AIさくらさんシリーズ
「AIさくらさんシリーズ」は、株式会社ティファナ・ドットコムが提供するAIアシスタントシリーズです。「日程調整さくらさん」や「AIエージェントさくらさん」など、秘書業務の効率化をサポートするAIが豊富にそろっています。
ツール名 | AIさくらさんシリーズ |
できること | 日程調整、FAQ対応、メール管理、議事録作成、タスク管理、顧客対応、情報収集など |
特徴 | ・シリーズ展開によって秘書・営業・顧客対応など複数領域に対応可能 ・企業のニーズに応じて独自にカスタマイズ可能 ・外部ツールやシステムとのデータ連携が容易 ・ISO認証取得による国際的な品質保証 |
AI秘書(Miriz)
「AI秘書(Miriz)」は、株式会社ミライズが提供するAI秘書サービスです。中小組織向けのシンプルなUIを採用しており、誰もが使いやすいシステムとなっています。
ツール名 | AI秘書(Miriz) |
できること | 自動文字起こし、要約、資料作成、アイデア生成、スケジュール管理、メール作成、研修サポート、タスク管理など |
特徴 | ・ファイル投入や音声入力による自動資料作成 ・初期設定や導入サポートなど、専任のサポートチームが対応 ・直感的に使えるデザインで初心者にも使いやすい ・無料トライアルあり |
Motion
「Motion」は、Nexusbird株式会社が提供するデジタルアシスタントです。タスク管理やスケジュール調整の手間を大幅に削減し、より生産的な働き方をサポートします。
ツール名 | Motion |
できること | スケジュール管理、メールへの自動返信、タスク管理、プロジェクト完治、リマインダー、レポート作成、議事録作成、競合調査など |
特徴 | ・ビジネスニーズに合わせてAI従業員をカスタム構築 ・GoogleカレンダーやOutlookとの連携 ・既存ツールとの統合も可能 ・UIは英語だが日本語の処理は可能 |
Lindy
「Lindy」は、ビジネス向けに設計された自律型AIエージェントです。GmailやSlackなどのさまざまなアプリケーションとシームレスに統合可能で、特別なコーディングスキルなしでエージェントを構築できます。
ツール名 | Lindy |
できること | カスタマーサポート、チャットボット運用、メール作成、アジェンダ作成、メール管理、スケジューリングなど |
特徴 | ・複数チームでAIエージェントを安全に共有できる ・プロンプトで指示するだけの簡単操作 ・50以上の言語で利用可能 |
Sales Force Assistant
「Sales Force Assistant」は、株式会社NIコンサルティングが提供する営業活動を支援するために設計されたAI秘書です。経営コンサルティングのノウハウを学習したAI秘書が、顧客情報や業務ナレッジを蓄積、共有してくれます。
ツール名 | Sales Force Assistant |
できること | 顧客管理、商談管理、案件管理、クレーム管理、訪問計画管理、顧客情報収集、日報作成、スケジュール管理、記念日通知、リマインダーなど |
特徴 | ・ユーザーによるフィードバックでAI秘書をパーソナライズ ・導入後のアフターフォローや運用定着を支援するサポート体制 ・無料で使えるアプリケーションを標準装備 ・導入実績15,000社超 |
DMMバーチャルオフィス(AI秘書自動応答サービス)
「DMMバーチャルオフィス」は、DMMグループが提供する法人向けサービス。「AI秘書自動応答サービス」はDMMバーチャルオフィスのオプションで、電話対応や顧客管理をAIに任せることができます。
ツール名 | DMMバーチャルオフィス(AI秘書自動応答サービス) |
できること | 着信応答、会話内容の自動書き起こし、会話内容のメール送信など |
特徴 | ・AIが学習することで日々応対品質を改善 ・即日〜4営業日以内で利用可能 ・受電時の応答文はカスタマイズ可能 |
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生成AIを活用した「自分専用AI秘書」
近年注目されているのが、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを「自分専用のAI秘書」として活用する方法です。
従来の既製ツールが特定の機能に特化した「専門型」であるのに対し、生成AIは幅広い業務を一括して支援してくれる「万能型」といえるでしょう。
具体的には、スケジュール管理やリマインド、メール・文書の下書き、会議の議事録や要点の要約、さらにはリサーチ業務まで対応できます。
多様な秘書業務をまとめて担える点が、自分専用AI秘書の大きな特徴です。
秘書として活用できる生成AI比較
秘書として活用できる代表的な生成AIをいくつかご紹介します。
主な活用領域や特徴、強みを表にまとめましたのでツールの比較にお役立てください。
生成AI | 主な活用領域 | 特徴・強み |
ChatGPT | 文書作成(メール、報告書、プレゼン資料など)、リサーチ、スケジュール補助、議事録要約 | ・自然な対話能力 ・GPTs機能でカスタマイズ可能 ・多言語対応 →幅広く使える万能型 |
Gemini | 文書作成(ビジネス文書やレポートなど)、情報整理、アイデア出し、プログラミング支援 | ・マルチモーダル対応(※) ・高い推論能力 ・Googleサービスとの強力な連携 →Google Workspace利用者に最適 |
Microsoft Copilot | Office文書作成(Word、Excel、PowerPoint)、Outlookメール管理(要約や返信文案作成など)、Teams議事録 | ・Microsoft 365との統合 ・Excelでのデータ整理や自動分析 ・PowerPointのスライド自動生成 →Officeユーザー必携の秘書型AI |
Claude | 文書作成(ビジネス文書やマーケティング資料など)、リサーチ、議事録作成、顧客分析 | ・長文・大量テキストに強い ・自然で読みやすい文章生成 ・安全性と倫理性への配慮 →長文処理や慎重な業務に向く |
(※)マルチモーダル対応とは、テキスト、画像、音声、動画など異なる種類のデータを同時に処理し、統合的に理解する能力を持つAIシステムのこと
どの生成AIであっても、業務に取り入れる際はまず日常的な業務の一部から活用を始めましょう。小規模な業務で試行することで、それぞれのAIが持つ特性や効果的な使い方を理解しやすくなります。
また、生成AIはそれぞれ得意とする分野が異なります。目的や業務内容に応じて複数のツールを使い分けることで、より高い効率性と生産性向上を実現できます。
AI秘書の作り方
生成AIを活用して「自社専用のAI秘書」を構築する際には、以下のプロセスを踏むことが重要です。
【AI秘書の作り方】
ステップ1:使用目的を明確にする ステップ2:生成AIツールを選ぶ ステップ3:プロンプトを設計する ステップ4:日常業務でテスト運用し、プロンプトをブラッシュアップする |
まずは一部の業務から試行することがスムーズな導入と定着のポイント。担当者の負担を軽減しつつ改善サイクルを回せます。さらに、プロンプトを工夫し改善を重ねることで、自社の業務スタイルに最適化された「万能型AI秘書」へと進化させることが可能です。
AI秘書を作るプロンプトのコツ
AI秘書の性能や応答の質は、依頼内容の伝え方(プロンプト)に大きく左右されます。単に「メールを作って」と依頼するのではなく、役割や目的、条件を具体的に指示することで、より実務に即したサポートを受けられます。
【プロンプト設計のコツと例】
・役割を設定する ・目的や条件を具体的に伝える ・出力形式を指定する ・定型化で効率化 |
さらに、上司や会社のスタイルに合わせた言葉遣いやルールをあらかじめAIに伝えておくことで、実際の秘書に近いアウトプットが可能になります。
また、よく使う依頼はテンプレート化したプロンプトを繰り返し活用することで、効率性および再現性を高めることもできます。
AI秘書ではできないこと
AIは定型的で繰り返しの多い業務において高い効率性を発揮します。その一方で、秘書業務には「人の判断」や「気配り」が欠かせない領域があるため、すべてをAIに任せるのは現実的ではありません。
【AIだけでは難しいシーンの例】
・臨機応変な判断や「気配り」が必要な場面 ・顧客や取引先とのやりとり ・人間関係を理解した調整 ・不測の事態への柔軟な対応 |
AI秘書は「業務を効率化する強力なツール」ですが、ビジネスの現場では効率性だけでなく、信頼・安心・関係性の構築も重要です。これらは依然として人間ならではの強みであり、AIが完全に代替できる領域ではありません。
こうした業務を依頼したい場合は、AI秘書ではなく、柔軟な対応が可能なアウトソーシングサービスや秘書代行サービスなどを利用するのがおすすめです。
秘書業務はHELP YOUにおまかせ
煩雑な秘書業務は、HELP YOUにおまかせください。
専門スタッフによる実務支援と、AIやRPAなどのテクノロジー活用を組み合わせ、貴社の課題や体制に合わせた柔軟なサポートを提供します。
HELP YOUの特徴
HELP YOUは、株式会社ニットが運営するオンラインアウトソーシングサービスです。
経験豊富な秘書スタッフが調整業務を代行し、経営層やチームが安心してコア業務に取り組める環境を整えます。
特徴 | ・AIやRPAツールを用いた業務の自動化に対応 ・秘書業務から、人事・労務、採用、経理、営業事務まで、幅広い業務を依頼できる ・目的や課題に応じて「チーム制」「1名専属」プランを選べる ・最短3日で優秀な人材を確保できる |
主な対応業務 | <秘書・総務・翻訳サービス> ・スケジュール管理・アポイント調整 ・問い合わせ対応 ・予約手配(出張など) ・会議やイベントの予約・運営 ・会議室や備品の手配 ・データ入力・整理 ・議事録作成 ・資料作成・報告書作成 など ▼詳しくはこちら <その他の業務> |
料金・プラン | ■チーム制でサポートする「チームプラン」 月額:10万円~(税抜)/実働時間:30時間~ ■専属アシスタントによる「1名専属プラン」 |
秘書業務をはじめ、余った契約時間で経理や営業サポート業務を依頼するなど、お客様の課題や要望に合わせて柔軟に活用できます。
▼HELP YOUのサービス詳細を知りたい方はこちらの資料をご覧ください
▼HELP YOUのユーザーレビュー・口コミ
管大輔さんのHELP YOUに関するレビュー|ミナオシ
「どんな業務をどこまで依頼できるか」「自社にはどのプランが合っているか」など、ご質問はメール・電話にて無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!
HELP YOUの「オンライン秘書」導入事例
HELP YOUのオンライン秘書を導入し、業務効率化や負担軽減を実現した事例を紹介します。
スペシャリスト・ドクターズ株式会社は、全国の妊婦の約4割が利用する分娩予約サイトを運営しています。同社では事業推進に集中するため、バックオフィス業務を包括的に任せられる「自走型」の秘書を求めていました。新聞記事でHELP YOUを知り、理想的なパートナーに出会えたといいます。
現在は「1名専属プラン」を活用し、以下のような業務を依頼しています。
- プレスリリース作成
- ECサイト支援
- 営業資料作成
- 議事録作成
- CRMツールの設定対応 など
特に、パワーポイント資料や議事録は要点が簡潔に整理され、To-Doリストや事業計画の実行に役立っています。
また、定期的な業務報告により進捗管理がスムーズで、社内にも業務の優先順位を意識して進める習慣が定着したとのことです。
HELP YOUスタッフの高いパフォーマンスは、社内メンバーにとってもポジティブな刺激になっています。
▼詳しくはこちら
AI秘書のよくある質問(FAQ)
ここではAI秘書の導入を検討する際に、多くの方が気になる項目をまとめました。
Q. 無料で使えるAI秘書アプリはありますか?
A. はい、無料で始められるAI秘書アプリは複数あります。
例:
ChatGPT(無料プラン):文書作成やメール下書きに活用可能
Motion(無料トライアル):スケジュール管理やタスク調整を自動化
Lindy(無料プランあり):アポイント調整の効率化を体験可能
まずは無料版やトライアルでそれぞれの機能を試し、自分が任せたい業務に合うかどうかを確認するとよいでしょう。
Q. AI秘書ツールはどうやって選べばいいですか?
A. AI秘書ツールの選び方のポイントは大きく4つあります。
1. 目的に合った機能
スケジュール管理、議事録作成、顧客対応など、自分が任せたい業務に対応できる機能を備えているかを確認します。
2. 使いやすさ
現場の担当者が直感的に操作できるかどうかは、定着率に大きく影響します。UI(ユーザーインターフェース)のわかりやすさや、導入時の学習コストを考慮しましょう。
3. 他ツールとの連携性
メール、カレンダー、チャットなど、自社で利用している既存ツールとスムーズに連携できるかもチェックします。
4. セキュリティ
業務データや顧客情報を扱う以上、情報漏洩リスクへの対策は必須です。暗号化やアクセス制御など、セキュリティ体制を確認しましょう。
Q. AI秘書を「秘書の代わり」として完全に置き換えられますか?
A. 結論からいうと、完全な置き換えは難しいです。
AI秘書は、スケジュール調整や議事録作成、文書の下書きといった定型化された業務において高い効果を発揮します。
一方で、相手の立場に配慮した調整、臨機応変な判断、経営者や上司の意図を先読みしたサポートなどは、人間の経験や気配りが不可欠です。
そのため実務では、AIができる業務と、人にしかできない業務を明確に分けて運用することが重要です。
このハイブリッド運用により、効率性と品質の双方を確保しつつ、組織全体の生産性を最大化することが可能になります。
AI秘書のまとめ
AI秘書は、日常業務の効率化や情報整理、コミュニケーションの円滑化を支える心強いパートナーです。自分に合ったAI秘書を取り入れることで、日々の業務をよりスムーズで充実したものにできます。
一方で、AIだけでは対応が難しい領域もあります。例えば、関係構築や相手の状況に配慮した調整、優先度を見極める判断などは、人の経験や感覚が欠かせません。
そうした業務は、HELP YOUのオンライン秘書サービスにおまかせください。AIでは補えない部分を、経験豊富なスタッフがしっかりとサポートいたします。
AIと人間、それぞれの強みを組み合わせることが、組織全体の生産性を大きく高めるカギとなります。
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オンラインアウトソーシングはHELP YOU
900以上のクライアント様が導入
人手不足が深刻な状況で、業務を外注する企業が増えています。
特にオンライン上のアウトソーシングサービスは、下記の点で多くのお客様に選ばれています。
【HELP YOUが選ばれる理由】
1.厳しい採用プロセスをクリアした「優秀なアシスタント」が業務を担当
2.チーム制だから人材が退職して業務が滞るリスクなし!長期的な依頼が可能
3.専属ディレクターがつくため、様々な業務をまとめて依頼できる
日々の雑多な作業を外注し、重要な業務に集中して生産性を上げたい方は
ぜひこの機会にHELP YOUの導入をご検討ください。
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