【2024最新】MAツール17選を徹底比較!選び方も解説

マーケティング活動を効果的かつ効率よく行う上で役立つMA(マーケティングオートメーション)ツールに多くの企業が注目し、導入を進めています。

「自社にもMAツールを導入したい!」と考えているマーケティング担当者も多いでしょう。確かに便利なツールですが、MAツール選定の際には注意が必要です。

MAツールはBtoB・BtoCへ向けて、それぞれ多くの種類が提供されています。価格や機能、連携システムなどの範囲もツールごとに大きく異なるため、自社の顧客に合わせてパーソナライズできるMAツールを選ぶ必要があります。

そこで本記事では、MAツール選びのポイントや、おすすめのMAツール17選を比較表にまとめました。自社にとって最適なMAツールを選ぶ際の参考にしてください。

MAツールとは

MAツール 比較1

MAツールとは、企業のマーケティング活動をサポートするツールのことです。さまざまなマーケティング活動の中でも、「新規顧客の獲得」や「見込み顧客(リード)の育成」のための施策に特化しています。

MAツールの主な役割は、①新規顧客を獲得し、②リードの情報を一元管理・育成、③ホットリード(購買意欲の高い見込み客)の絞り込みまでのプロセスを効率的に行うことです。

結果、質の高い顧客リストを営業担当に提供できます。

案件化する確率の高い商談リストが作成できれば、マーケティングだけでなくその後の営業活動も効率化を図れます。MAツールを導入することで、こうした「売れる仕組み」を効率的に構築でき、効果的なマーケティング活動が実現できます

MAツール比較表

MAツール 比較2

各企業が提供している17のMAツールを比較表にまとめました。MAツールの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

製品名 BtoB / BtoC 初期費用 月額費用 無料トライアル
Adobe Marketo Engage BtoB / BtoC 要問合せ 要問合せ 要問合せ
SATORI BtoB / BtoC 300,000円 148,000円~ あり
List Finder BtoB / BtoC 100,000円 39,800円~ あり
Salesforce Marketing Cloud BtoB / BtoC 要問合せ 150,000円~ 要問合せ
Probance BtoC 500,000円 180,000円~ 要問合せ
b→dash BtoB/BtoC 要問合せ 要問合せ 要問合せ
Kairos3 Marketing BtoB/BtoC 10,000円 15,000円〜 あり
GENIEE MA BtoB 要問合せ 100,000円~ あり
Aimstar BtoC 要問合せ 要問合せ 要問合せ
SHANON MARKETING PLATFORM BtoB/BtoC 要問合せ 100,000円~ 要問合せ
BowNow BtoB 0円 12,000円~ あり
Marketing Hub BtoB/BtoC 0円〜 2,160円〜 あり
MOTENASU BtoB 0円 29,800円〜 要問合せ
カスタマーリングス BtoC 要問合せ 要問合せ 要問合せ
Synergy! BtoC 要問合せ 要問合せ あり
Zoho CRM BtoB/BtoC 0円 2,400円〜 あり
KARTE BtoB/BtoC 要問合せ 要問合せ なし

 

おすすめMAツール比較17選

MAツール 比較3

ここからは、おすすめのMAツール17選を紹介します。

自社でMAツールを活用する目的を明確にしたうえで、自社に必要な機能が揃っているか、システム連携は可能か、顧客に合わせてパーソナライズできるのか、などのポイントをおさえつつ、比較検討にお役立てください。

Adobe Marketo Engage

Adobe Marketo Engage(アドビマルケトエンゲージ)は、アドビ株式会社が提供するMAツールです。リードナーチャリングやスコアリング、マーケティングROI解析機能の評価が高く、ユーザーの見込み度に合わせて接点を最適化できる点が特徴です。

BtoB/BtoC BtoB/BtoC向け
主な機能 マーケティングオートメーション、チャネル別マーケティング機能、リード/アカウント管理・分析機能、営業連携・支援機能など
システム連携 ○(CRMやメーラーと連携可)
サポート体制 オンラインサポート/有償にて電話やフィールドサービス
チャネル対応 ○(メール/SNS/ペイドメディア/SMS、オンラインとオフラインの両方に対応)
料金 要問合せ
導入実績 全世界で5,000社以上
パナソニック株式会社、株式会社日立製作所、株式会社リクルートキャリアなど

 

SATORI

SATORIは、SATORI株式会社が提供する純国産MAツールです。近年注目の「アンノウンマーケティング」機能を搭載しており、サイトを閲覧しているが、まだ個人情報の入力をしていない匿名の見込み客にもアプローチできる特徴があります。

BtoB/BtoC BtoB/BtoC向け
主な機能 リード管理、リードジェネレーション、リードナーチャリング、リードクオリフィケーション、オートメーション、レポートなど
システム連携 ○(kintone/Salesforce Sales Cloudとの連携可)
サポート体制 問い合わせフォーム/セミナーの定期開催
チャネル対応 ○(メール中心)
料金 初期費用:300,000円(税抜)
月額費用:148,000円~(税抜)
※無料トライアルあり
導入実績 1,500社(2023年12月時点)
パナソニック株式会社、千葉テレビ放送株式会社など

 

List Finder

List Finderは、株式会社Innovation X Solutions.が提供する国産MAツールです。シンプルな操作性と安価な料金設定が特徴です。初めてMAを導入する企業やスモールスタートしたい企業でも無理なく導入できます。

BtoB/BtoC BtoB/BtoC向け
主な機能 アクセス解析、スコアリング、フォーム作成、アプローチ管理、メール配信、PDF閲覧解析、セミナーページ作成など
システム連携 ○(Salesforce/Sansanと連携可)
サポート体制 FAQサイト/電話
チャネル対応 △(メールのみ)
月額費用 初期費用:100,000円
月額費用:39,800円~
※無料プランあり
導入実績 累計1,800アカウント(2023年12月時点)
株式会社ミズノなど

 

Salesforce Marketing Cloud

Salesforce Marketing Cloudは、クラウド型ソフトウェアを提供しているアメリカのSaleforceが提供しています。
行動履歴をリアルタイムで把握できるため、確度の高い顧客を獲得できます。最先端のAI技術を駆使したコストパフォーマンスが高いMAツールです。

BtoB/BtoC BtoB/BtoC向け
主な機能 メルマガ・ランディングページ作成、データ解析、収益化予測、見込み客(リード)管理 など
システム連携 ○(CRM,Salesforceの各システムとの連携可)
サポート体制 チャット、メール、電話
チャネル対応
月額費用 初期費用:要問合せ
月額費用:150,000円〜(税抜)
導入実績 株式会社JTB、SMBCグループ、任天堂株式会社など

 

Probance

Probance(プロバンス)は、株式会社ブレインパッドが提供するMAツールです。AIを活用した顧客ニーズ予測で的確なコミュニケーションプランを作成できる点が特徴です。
特殊なスキルを持つエンジニアが在籍しているため、自社システムとの連携や複雑なデータ統合などにも対応しています。

BtoB/BtoC BtoC向け
主な機能 見込み客(リード)管理、コンテンツの作成、キャンペーン設計とスコアリングなど
システム連携 ○(DMP/BI、Rtoasterなどの外部システムとの連携可)
サポート体制 専任コンサルタント
チャネル対応 ○(メール、アプリ、SNS、広告など)
月額費用 初期費用:500,000円
月額費用:180,000円〜
導入実績 株式会社マイナビ、株式会社WOWOW、株式会社高島屋など

 

b→dash

b→dash(ビーダッシュ)は、株式会社データXが提供するMAツールです。業界初のデータテクノロジー「DataPalette(データパレット)」により、ノーコードで誰でも簡単にデータの取込・加工・統合・抽出・活用できる点が最大の強みです。

BtoB/BtoC BtoB/BtoC向け
主な機能 Marketing Automation、Analytics、Site Management
システム連携 ○(SalesforceやShopifyなど連携可)
サポート体制 要問合せ
チャネル対応
料金 要問合せ
導入実績 株式会社松屋フーズ、株式会社ダスキンなど

 

Kairos3

Kairos3は、カイロスマーケティング株式会社が提供するMAツールです。十分な機能を備えながら、直感的に使えるシンプル設計で初心者にも簡単に扱える点や、リーズナブルな価格が特徴です。

BtoB/BtoC BtoB/BtoC向け
主な機能 リード管理、メール配信、フォーム作成、スコアリング、ホットリード、リードナーチャリング、イベント/セミナー管理など
システム連携 ○(ZoomやSFAと連携可)
サポート体制 問い合わせフォーム/電話/ヘルプページ
チャネル対応
料金 初期費用:10,000円(税抜)
月額費用:15,000円~(税抜)
※無料トライアルあり
導入実績 1,500アカウント以上

 

GENIEE MA

GENIEE MA(ジーニー エムエイ)とは、株式会社ジーニーが提供する国産MAツールです。
独自の「シナリオキャンバス」機能により、誰でも簡単に複雑なシナリオ作成ができる点が特徴です。マーケティング担当者にMAの知見が無くても利用しやすいツールであるのもポイントです。

BtoB/BtoC BtoB向け
主な機能 リード管理、配信、レポート
システム連携 ○(SFA/CRMと連携可)
サポート体制 メール/電話/チャット(24時間)
チャネル対応 ○(メール/Webプッシュ通知/LINE/ポップアップ/SMS/アプリプッシュなど)
料金 初期費用:要問合せ
月額費用:100,000円~
※無料トライアルあり
導入実績 要問合せ

 

Aimstar

Aimstar(エイムスター) は、スプリームシステム株式会社が提供する純国産MAツールです。実績に基づいた効果の高いキャンペーンを実施するための分析テンプレートが100種類以上も標準装備されており、効率の良いキャンペーンを大量に回せる点が特徴です。

BtoB/BtoC BtoC向け
主な機能 データ連携、データ統合、分析・抽出、効果検証自動化、キャンペーン管理、チャネル連携など
システム連携 ○(SFA/CRMと連携可)
サポート体制 DBの構築から導入後の支援までプロフェッショナル集団がサポート
チャネル対応
料金 要問合せ
導入実績 三菱地所株式会社、株式会社集英社、BUYMAなど

 

SHANON MARKETING PLATFORM

SHANON MARKETING PLATFORMは、株式会社シャノンが提供する国産MAツールです。オンラインだけでなくオフラインで開催されるイベントやセミナー、キャンペーンの集客・運営から、事後のフォローまでの業務を自動化・一元管理でき、業務効率化を図れるという特徴もあります。

BtoB/BtoC BtoB/BtoC向け
主な機能 リード管理、ランディングページ/WEBフォーム、セミナー/イベント管理、ソーシャルマーケティング、キャンペーンマネジメントなど
システム連携 ○(SFA/CRM、ビッグデータ解析などと連携可)
サポート体制 メール/電話/無償トレーニング
チャネル対応 ○(広告、SNSなど)
料金 初期費用:要問合せ
月額費用:100,000円~
導入実績 富士通株式会社、サイボウズ株式会社など

 

BowNow

BowNow(バウナウ)は、デジタルマーケティングツール「Cloud CIRCUS」を提供しているMtame株式会社が提供するMAツールです。
導入支援実績のノウハウから作成された「ABMテンプレート機能」が高評価を得ています。ずっと無料で使えるフリープランがある点が最大の特徴です。

BtoB/BtoC BtoB向け
主な機能 企業情報分析、アクセスログ解析、フォーム作成、広告配信、メール配信、ABMテンプレート、追客アラート機能、商談履歴管理など
システム連携 ○(SFA/CRMと連携可)
サポート体制 メールフォーム/電話/技術サポート/勉強会など
チャネル対応
料金 初期費用:0円
月額費用:12,000円~(税抜)
※無料プランあり
導入実績 13,000社
日東紡績株式会社、マクセル株式会社など

 

Marketing Hub

Marketing Hubはアメリカ発の世界展開するソフトウェア会社HubSpotが提供しています。高機能なフォーム作成ツールやウェブチャット機能、Salesforceとの連携など、豊富な機能が特徴です。企業の成長に合わせて機能を拡大できるのも、支持を集めている理由となっています。

BtoB/BtoC BtoB/BtoC向け
主な機能 Eメールマーケティング、広告管理/コンタクト管理、複数通貨対応、カスタマージャーニーアナリティクス、適応型テストなど
システム連携 ○(Salesforce/CRMと連携可)
サポート体制 ウェブチャット/メール/電話/学習資料共有
チャネル対応 ○(ブログ、Twitter、Facebook、Instagram、LinkedInなど)
料金 初期費用:0円〜(プランにより異なる)
月額費用:2,160円〜
※無料プランあり
導入実績 167,000社以上(HubSpot全体)
HIS、NTTDATA、DeNA、エーザイ株式会社など

 

MOTENASU

株式会社FIDが提供するMOTENASUは、MAツールを介して顧客への細やかなアプローチが可能です。販促のプロである電通プロモーションプラスが持つ豊富な知見と、AI開発領域で急成長を遂げるAI CROSSのAIテクノロジーを盛り込んだMAが特徴です。
ECシステムなどの新規開発を行うことなく、MAサービスを一貫でサポートするので、業務効率化を図りたい企業にも向いています。

BtoB/BtoC BtoB向け
主な機能 登録フォーム制作代行、WEBページ制作、コンサルティング、拡張サポート
システム連携 ○(CRMと連携可)
サポート体制 メール、電話、チャット、代行サポート
チャネル対応 LINE、メール、DM、SMSなど
料金 初期費用:0円
月額費用:29,800円〜
導入実績 ゲンナイ製薬株式会社、光文社、みそかつ矢場とんなど

 

カスタマーリングス

株式会社プラスアルファ・コンサルティングが運営するカスタマーリングスは、顧客一人一人の行動履歴を分析し、最適なタイミングでパーソナライズされたアクションを行います。他社と差をつける顧客体験にフォーカスした施策が行えるのが特徴です。

BtoB/BtoC BtoC向け
主な機能 データ連携・統合、顧客抽出、分析、メール配信など
システム連携 ○(CRMと連携可)
サポート体制 操作トレーニング、各種設定、専任担当支援、勉強会、オンラインサポート(メール、電話、WEBフォーム)
チャネル対応 ○(各種SNS)
料金 要問合せ
導入実績 750社以上
オリオンビール株式会社、サンスター株式会社、株式会社J-オイルミルズなど

 

Synergy!

シナジーマーケティング株式会社のSynergy!は、主にフォーム作成やLINE配信といった見込み顧客の育成に効果のあるサービスを提供しています。顧客データの管理から分析、メルマガ配信まで一貫して行えるという特徴があります。

BtoB/BtoC BtoC向け
主な機能 フォーム作成、メール配信、LINE配信、外部システム連携、データベース管理など
システム連携 ○(Saleforceと連携可)
サポート体制 電話、メール、サポートサイト
チャネル対応 ○(LINE、メールなど)
料金 要問合せ
※無料トライアルあり
導入実績 7,000社以上
ヒラキ株式会社、福岡ソフトバンクホークス、吉野味噌株式会社など

 

Zoho CRM

ゾーホージャパン株式会社が提供するZoho CRMは、マーケティングプロセスの自動化やリアルタイムのフォローアップなど、50以上ものアプリ機能があります。リーズナブルな価格で、自社に合う機能だけを無駄なく取り入れられるのも特徴です。

BtoB/BtoC BtoB/BtoC向け
主な機能 リード情報の収集・分類、ナーチャリングマーケティング管理・ROI分析、マーケティングアトリビューション、Google広告など
システム連携 ○(SFA、CRMと連携可)
サポート体制 メール、電話、専任担当、24時間サポート、ユーザーコミュニティ、勉強会など
チャネル対応 ○(X、SNS、メール、Web接客など)
料金 初期費用:0円
月額費用:2,400円〜
※無料トライアルあり
導入実績 ユースキン製薬株式会社、株式会社ジーニアスウェブ、株式会社YOLO JAPANなど

 

KARTE

株式会社プレイドが提供するKARTEでは、チャネルごとに対応する必要があるプッシュ配信やデータ連携などを一元管理。KARTEの行動データと連携させることで、顧客の行動履歴を読み取り、最適なタイミングでメッセージ配信ができます。

BtoB/BtoC BtoB/BtoC向け
主な機能 リアルタイムユーザー解析、マルチチャネル配信、カスタマージャーニー設計、データ連携、コンバージョン補完、広告ダッシュボードなど
システム連携
サポート体制 チャット、個別相談、リファレンス、自学コンテンツ
チャネル対応 ○(メール、LINEなど)
料金 要問合せ
導入実績 ヤフー株式会社、アーバンリサーチ、楽天生命など

 

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MAツールの主な機能

MAツール 比較4

ここでは、MAツールの主な機能を紹介します。 自社でMAツールを利用する目的を達成するために必要な機能を確認しましょう。

リードの管理

MAツールには、見込み顧客(リード)に関する情報を一元管理できる機能があります。Webサイト経由の情報だけでなく、セミナーや展示会などオフラインイベントで得た情報もインポートして登録できます。そのため、企業が所有するすべてのリードの情報をリスト化し、一元管理することが可能です。

【リードに関する情報の一例】

  • 展示会やセミナーなどで得た名刺情報
  • Webサイトから問い合わせや資料請求があった顧客の情報
  • 取引中の企業の情報
  • 過去に取引が合った企業の情報

外部ツールと連携できるツールであれば、より効率的に情報管理を行えます。また、ツールによっては、見込み度合いに応じてステータスを設定したり、独自に管理したい情報をカスタマイズできる機能を搭載しているものもあります。

スコアリング

MAツールには、リードの行動や属性を数値化し、それぞれの見込み度合いを評価するスコアリング機能があります。数字を用いて客観的に評価することで、見込み度合いや関心度を測定できます。

たとえばリードの行動に対するスコアリングは、内部リンクをクリックしたら5点、資料をDLしたら10点などといったもの。 リードの属性に対するスコアリングは、企業の業種や従業員規模、地域などに対するもので、BtoBであれば自社製品との親和性が高い業種に10点、BtoCであれば、自社のターゲットとなる地域に居住している人には20点などといったスコアリングができます。

これら行動と属性に対するスコアを合算して一定の基準を超えた場合に、MAツールが自動的にホットリード(購買意欲の高い見込み客)として抽出します。 ホットリードの抽出でアプローチの優先順位を明確にすることで、効率的な営業活動が図れます。

シナリオ設計

MAツールには、リードの行動に応じてメールの配信内容やタイミングを変えるシナリオ設計機能があります。各リード別のシナリオを作成することは、リードとの関係を継続的なものにし、受注に至るまでじっくりと育てることにつながります。

たとえば、商品案内メールを開封した人には2日後に割引クーポンを送る、資料のダウンロードをしてくれた人にはセミナー情報を送るなどといったアクションを設計できます。

こうした各顧客に対応したアクションを手動で行うのは大変ですが、シナリオ機能を使えば自動的に最適なアプローチをしてくれるため、時間とコストの大幅な削減が実現します。 ツールによっては、シナリオに沿ってメール配信などのアクションまで、すべてを自動化して行えるものもあります。

メール配信

MAツールには、リードの状況や行動に応じて、自動でメールを配信する機能があります。

メール配信機能を活用すれば、時間と手間をかけず、さらにチャンスを見落すこともなく、効率的にリードへのアプローチができます。 リード管理機能やシナリオ設計機能などと組み合わせて使うことで、顧客の行動や状況に適したメール配信ができます。

Webページ作成

MAツールには、Webページや入力フォームを作成できる機能が備わっています。 HTMLなどの専門知識がなくても、一般的なWebページやLP(ランディングページ)、Webフォームなどを、マウス操作とテキストの入力だけで簡単に作成できます。

オウンドメディアなどの運用において、MAツールを活用してつかんだリードの動向から、新たなコンテンツや導線が見えてくることがあるでしょう。 そうした場合でも、Webページ作成機能があれば、新たな切り口からのコンテンツ追加や変更、会員サイト構築やダウンロード資料の設置などが簡単かつスピーディーにできます。

アクセス解析

MAツールには、リードのWeb上の行動把握に特化したアクセス解析機能が備わっています。

リードがどのWebサイトから自社サイトに来たのか、どのページをどの程度見たのか、メールを開封したかなど、個人を特定して分析できます。 こうしてリードの興味・関心を把握することで、リードが長く閲覧した商品やサービスに関するメールマガジンを配信するなど、効果的なアプローチが可能です。

SFA/CRM連携

MAツールには、営業活動の支援ツールのSFAや顧客管理を得意とするCRMと連携できるものがあります。MAツールをSFAやCRMと連携することで、営業や顧客管理の効率化を図れます。

MAツールで獲得・育成したリードに、SFAを通じて営業がアプローチし、CRAで顧客との取引を最大化する。MAツールとSFA/CRMを連携することで、効率的かつスムーズに受注のサイクルを回すことができます。

MAツールを導入するメリット

MAツール 比較5

MAツールを導入すると、今までマーケティング担当者自身が行っていた作業を自動化でき、業務効率化を図れるというメリットがあります。

また、最適なタイミングで顧客にアプローチすることで受注の確度が高まるなど、売上増加につなげることもできます。 それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

業務を効率化できる

マーケティング業務では、顧客のリスト作成やメール配信など手間と時間のかかる業務が多数あります。

しかし、MAツールを活用することで業務が自動化され、業務効率化を図れるというメリットがあります。これにより、マーケティング担当者の作業負担は大幅に軽減され、よりコアな業務に集中できるようになるでしょう。

なお、MAツールを導入したいが専門知識がない・使い方に不安があるという場合も、多くのサービスでは導入サポートがついているので、スムーズな導入が可能です。

顧客に最適なアプローチができる

MAツールでは、顧客の行動履歴が容易に把握できるのが特徴です。中にはリアルタイムで情報収集できるツールもあります。

顧客の行動履歴を収集・分析することにより、興味のある情報やコンテンツを最適なタイミングで届けられるなど、一人一人にパーソナライズしたOne to Oneマーケティングの展開が可能です。

MAツールには、数万人単位に一斉に送るメルマガから、個人向けのかご落ち対策ポップアップメールまで、さまざまな機能があります。目的に合わせて最適なタイミングで配信できるのも、MAツールを活用するメリットのひとつでしょう。

受注率や売上増加につながる

前述したように、MAツールを活用すると顧客の行動履歴が把握できるようになるため、購買意欲が高まっているホットリードを見極めやすくなります。

確度の高い顧客にアプローチすることでコンバージョン率を向上でき、売上アップにもつながるというメリットがあります。

自社製品がなかなか売れない場合、商品やサービスに問題があるのではないかと思いがちです。しかし、実際には効果的な販促ができておらず、マーケティング施策に原因があるケースもあります。 MAツールを上手く活用することにより、売上につながる確度の高い見込み顧客を育成できるのも大きなメリットです。

MAツールを比較する7つのポイント

MAツール 比較6

マーケティング活動の効率化と生産性の向上が図れるMAツールですが、やみくもに導入を進めてしまうと、期待した効果は得られず、MAツール導入は失敗に終わってしまいます。

MAツール選定においては、各ツールをさまざまな観点から比較し、自社に合った最適なツールを選ぶことが重要です。

ここで、MAツールを比較する際の大切なポイントをおさえましょう。

BtoB向けかBtoC向けか

MAツールの選定の際には、「BtoB向け」サービスか「BtoC向け」サービスかを確認しましょう。

MAツールにはBtoBに特化しているものとBtoCに特化しているもの、両方に適しているものなど、ツールによって対象となるビジネスモデルが異なります。 BtoB企業のマーケティング活動においては、獲得したリードの中からホットリードを抽出し、営業担当に質の高いリストを提供することがMAツールの役目です。

つまりBtoBには、精度の高いスコアリング機能や、SFA/CRMとの連携機能を備えているツールが向いています。 BtoC企業においては、顧客の購買プロセスの変化にともない、一人一人のニーズに合わせたOne to Oneマーケティングの重要性が高まっています。

そのため、メール配信だけでなくLINEなどのSNSを含むマルチチャネルに対応するツールであることが重要です。 まずは、自社のターゲットやビジネスモデルに即したMAツールに絞って比較検討することがポイントです。

自社に必要な機能が揃っているか

MAツールを選定する際に、自社に必要な機能が揃っているかどうかも欠かせないチェックポイントです。

たとえば、実店舗付近にいるリード客に対してキャンペーンメールを送りたいと考えているにもかかわらず、位置情報機能がないツールを選定してしまっては、効果的なメールマーケティングはできません。

反対に、多機能すぎるあまり運用が複雑になって使いづらい、というケースも考えられます。機能は多いほど良いように思いがちですが、不要な機能は操作の妨げになることもあります。 多くの機能を搭載しているツールでも、メニュー画面をカスタマイズできて不要な機能が操作を妨げないようにできるものがいいでしょう。

まずは、自社が「MAツールを導入する目的」を明確にした上で必要な機能を洗い出し、使いやすいツールを選ぶことをおすすめします。

MAツールの中には無料トライアルや無料デモを設けているものも多数あります。使いやすさに関しては、それらを活用して実際の使い心地を試してみるのも良いでしょう。

他のシステムと連携できるか

MAツールの中には、CRMやSFAなど他のシステムとの連携機能を備えているものがあります。各システムとMAツールを連携させることで、質の高い顧客情報を営業活動に紐づけでき、商談や受注、成約後の顧客管理など効率的な施策がとれるようになります。

自社がマーケティングツールとしてすでに使用している他のシステムや、代表的なCRM/SFAツールのSalesforceやkintoneなどと連携できるかどうかは、MAツール選びにおいて欠かせないチェックポイントです。

サポート体制が充実しているか

MAツールのサポート体制から比較検討するのも有効です。MAツールは他のツールと比べて多機能で複雑な傾向にあります。

たとえば、運用開始のための初期設定でトラッキングコードを設定したり、現時点で保有している顧客データの登録をしたりとさまざまな設定作業が発生します。 また、運用中にキャンペーンを実施する場合、配信設定や効果測定においても多くの設定作業が必要です。

社内にMAツールのノウハウがない場合は特に、各種設定のアドバイスやコンサルティングなど手厚いサポートが受けられるかどうかが大切なチェックポイントとなります。

また、自社の知識レベルに合ったサポート範囲だけでなく、

  • 時間/曜日に関係なくいつでも問い合わせがしやすいか
  • 気軽に相談できるか
  • 早急な対応を得られるか
  • メールだけでなく電話やチャットでも相談できるか

といった点も確認すると良いでしょう。 導入前から導入後まで安定的に運用するためのサポート体制があるツールを選びましょう。

幅広いチャネルに対応しているか

MAツールは、見込み顧客に向けて施策配信ができる点が大きな特徴です。最も一般的なコミュニケーションチャネルはメールですが、近年チャネルは多様化・複雑化しています。

特にBtoC向けの場合、メールだけでなくLINEやFacebookなど複数のチャネルに対応している必要があります。 近年はSNSとの連携が可能なMAツールが増えています。

また、ツールによっては、オンラインだけでなく展示会やセミナーなどオフラインイベントでも利用できる機能を備えているものもあります。 幅広いチャネルに対応しているツールを選ぶことで、従来のメルマガやWebコンテンツだけではアプローチできなかった層にも、自社商品やサービスの訴求が可能になります。

価格は適切か

単純に価格が高い/安いという比較ではなく、価格と機能のバランスを見ることが大切です。安いという理由だけで選べば、機能が不十分で目的を果たせない恐れがあります。
一方、高くても機能が多い方がいいという理由で選べば、不要な機能が多く操作も煩雑になり、無駄な出費になりかねません。

自社に必要な機能を備えたツールかつ、予算からみて適切なツールを選びましょう。
なお、同じMAツールでもユーザー数や利用できる機能の範囲で料金は変わります。自社に合った料金プランを選ぶことも大切です。

どのような導入実績があるか

MAツールの比較の際には、どのような導入実績があるかもチェックしましょう。

導入事例には、導入各社の属性(業種や業界)や抱えている課題、ツール選定の決め手などがまとめられています。 自社と近い業種・規模の会社での導入実績があれば、自社と同じような課題を持っていたと考えられます。

詳しい事例が掲載されていれば、同じような課題をMAツールでどう解決したのかを知ることができ、自社に応用しやすいと言えるでしょう。 また、実際の事例を見ることで、導入の参考になるだけでなく、自社での具体的な活用イメージがわきやすくなります。

MAツール比較のまとめ

MAツール 比較8

本記事では、MAツールのメリットや選ぶ際のポイント、おすすめのMAツール17選をご紹介しました。
MAツールは企業のマーケティング活動を効率化し、「売れる仕組み」の構築をサポートするうえで頼りになるシステムです。

しかし、企業の商品やサービス、ビジネスモデルやマーケティング施策によって必要な機能は異なります。
MAツールを比較する際のポイントを参考に、各ツールの特徴をよく吟味し、自社に合った最適なツールを選びましょう。

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