経理アウトソーシングを徹底比較!自社にあった企業選びを完全サポート

- バックオフィスの即戦力が採用できない…
- 一方で、バックオフィスにこれ以上人を増やしたくない…
- 業務フローが煩雑で業務に時間がかかる状態がここ数年変わらない…
経営者、管理部門の責任者でこんな悩みを持っている方はいませんか?
どんな会社にでも必要となる経理業務。
しかし、経理業務は直接利益に結びつく業務ではなく、コスト削減や効率化が求められる業務でもあります。
経理業務のコスト削減、効率化が求められる中で、経理アウトソーシングが注目されています。
こんにちは。
経理アウトソーシングを提供しているHELP YOUで編集長をしている森です。
もちろん自社でも経理は100%依頼し、毎月の経理作業は請求書、領収書をチャットで送るだけという状態を実現しています。
自身でも経理アウトソーシングを活用し、同時にサービスとして提供している目線から、経理アウトソーシングについて、ご紹介したいと思います。
目次
経理アウトソーシングとは
経理アウトソーシングとは、会社で必ず必要になる経理の業務を外部へ依頼・委託し、専門の企業が請け負うアウトソーシングサービスです。
経理をアウトソーシングすることで、専門的な分野を任すことができ、本来の業務である重要な部分の効率を高めることが可能になります。
経理アウトソーシングの市場
IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社の調査によると、2018年の同市場は前年比4.7%増の7,691億円となり、2018年~2023年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は3.5%、2023年の同市場規模は9,147億円と予測しています。
その中でも経理・財務関係のBPOサービスについて、記帳作業などの一部分を切り出した代行業務は縮小傾向にある一方で、経理・財務業務全体をアウトソースしたいという需要が高まっており、この傾向は2019年以降も続くと予想されています。
経理業務をアウトソーシングする重要性
実は経理業務の中には、単純なルーティーン作業になっており、誰でもできてしまうことも数多くあるのをご存知でしょうか。
ルーティーンでできる業務だからという理由で、社員の時間を割いてしまうことは、非常に効率が悪いといえます。
時代の背景としても昨今、人手不足に多くの企業が悩まされ続けているようです。そもそも、バックオフィス業務を担当する人材を社内で抱える必要はあるのでしょうか?
経理や人事、総務経験のある人材はどの企業でもニーズがあり、平成30年3月の一般職業紹介状況(厚生労働省)データでは、「一般事務の職業」有効求人数は106,639人となっています。ただし、事務職に就きたいと希望する求職者数も多いため、求人倍率では低い数値になる状況が続いています。
つまり、企業側が欲しいと思う高いスキルを持った事務職のプロには、なかなか出会えないというねじれが生じているようです。
また、こういったバックオフィス業務のスキルのある人材を、新卒から育成しようとすると、長い年月とコストがかかってしまいます。それを考えると、経営側としては売上げの原動力になる営業やサービス開発に費用をかけたいと思うのも当然でしょう。
これまで自社で抱えることが当たり前だったあらゆるリソースを「共有する」傾向に世の中 の流れが変わってきている過渡期にあるのです。
そこで業務の効率を向上させる方法として、経理業務をはじめ、社内の業務をアウトソーシングすることが注目されるようになってきたのです。
経理業務でアウトソーシングできる依頼
それでは経理のアウトソーシングを利用すると、どのような業務を依頼できるのでしょうか。
主な業務ごとの例を見ていきます。
給与計算
給与計算は従業員がいるのであれば、毎月かならず発生する業務です。
また、毎月同じ額を支払えばいいという訳ではなく、変動があるため繁雑性が高い業務でもあります。
社内で最も多忙になるであろう、11月から12月にかけてに行う年末調整に必要な源泉徴収票や支払調書の作成も依頼することができます。
総務
総務というと、仕事の幅が広く、いわゆるなんでも屋のイメージがあります。
会社によってもその業務内容も様々になります。
一例をあげると事業にかかわってくる法人税、事業税、消費税、所得税、住民税などの税務申告書を作成してくれます。
ただし、税務申告は税理士事務所か税理士法人でなければ法律上、代行してもらうことはできませんので注意が必要です。
財務
通帳のコピー、領収書、請求書を預けることで1年分の決算報告書を作成してもらうことが可能です。
また、専門的な観点から決算結果の詳細な分析や新年度の改善提案まで対応可能な業者もいますので、毎月決算を行う企業の場合は、月次決算報告書や業務報告を行ってくれます。
人事
給与計算のところと重複しますが、従業員の給与計算(タイムカード集計から計算~給与振込まで)や社会保険手続きから人事制度の構築を行ってくれるサービスも存在します。
経理・総務・人事のいわゆるバックオフィス業務は関連している業務が多く、切り離すことが難しいため、ワンストップですべてアウトソーシングできることはひとつのメリットになります。
自社のアウトソーシングしたい業務範囲を考慮して、その範囲に対応してくれるかどうか、ということはアウトソーシング先を選定する際のひとつの指針となります。
経理アウトソーシングのメリット
では実際に、どのようなメリットがあるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
経理アウトソーシングのメリット①本業へ専念することが可能
経理の業務は、必ず処理しなければならない細かな業務がさまざま存在しています。
お金に関する業務ですのでしっかりとした作業が必要になりますが、煩わしい業務によって本業へ集中する時間がどうしても奪われるのもしばしばです。
本業を疎かにすることはできませんが、決算期など時期によっては、本業に充てるべき時間に経理業務をしなければならない場合もあります。
経理アウトソーシングを活用した場合、本来自分がするべき業務に集中することができる上、経理のプロに任せることができるので、業務プロセスの短縮を図ることが可能です。
経理アウトソーシングのメリット②経理担当者の人件費を削減
経理を曖昧に進めると、正確なお金の流れや日々の財務管理が難しくなります。
経理のプロである人材を雇用した場合、必要になるのが人件費ですが、代行サービスを利用した場合と比較して年間およそ100万円~200万円ほどの差がつく場合もあります。
もちろん、代行サービスも料金は発生しますが、雇い入れた際の人件費よりも高額になることは、よほどのことが無い限りありません。
また、急な休職や退職などの心配も不要なため、人員不足や人材確保の不安からも解放されるでしょう。
経理アウトソーシングのメリット③経理のプロによる的確な作業
依頼するのは経理のプロです。スピーディかつ、正確な作業が期待できます。
頻雑な経理の業務から解放されるだけでなく、正確な会計管理と財務管理で本業へも活かすことが可能になります。
さらには、会計規則や税法の改正など税制がさまざまに変化する現在、最新の情報で税金制度を有効活用することが可能となります。
日々の業務をこなしながら最新情報を常にキャッチしていくことは厳しいのが現状でしょう。
経理アウトソーシングのデメリット
次に、経理代行サービス導入のメリットに続き、デメリットにはどのようなものがあるかをみていきましょう。
あらかじめ把握しておくことで、トラブル回避につながる場合もあります。
経理アウトソーシングのデメリット①自社の社員を経理担当者として育成するのが難しい
経理代行を行うのはあくまで外部の人間なので、社員がそこから企業内で必要とされるノウハウを学ぶことはできません。
その場合、経理代行業者が新たな経理担当者の教育を行ってくれるわけではありませんので、経理担当者の育成や業務の引き継ぎなどで不便が発生する可能性はあるでしょう。
会社として、将来的に経理を社内で抱える予定がない場合は、すべてアウトソーシングでも問題はないと思います。
経理アウトソーシングのデメリット②情報漏えいの危険性がある
代行業者に経理業務を委託する際にあたり、本来は社外秘とされる重要資料や内部資料を開示もしくは送付する必要が生じてきます。
企業にとって経営上の数字は最も重要な部分であり、委託する際にはすべてを晒け出すことになります。競合他社に情報が漏れてしまう可能性もなくはありません。
情報漏えいを防ぐためにも、委託先のセキュリティ体制については、予めお互いでしっかり確認しておきましょう。
経理アウトソーシングのデメリット③コストがかかる
アウトソーシング先は通常、委託内容によって様々な料金設定をしていますが、急ぎの場合やボリュームが多くなるとそれに準じた金額を請求されることになります。
場合によっては派遣社員や一定期間のみ人を雇い入れるよりも高額になってしまうケースも考えられます。社内で費用のシュミレーションを行ったり、依頼前にアウトソーシング先に確認し、その懸念をあらかじめ潰しておくことをおすすめします。
経理アウトソーシングの料金
メリット・デメリットが理解できたところで気になるのが費用について見ていきます。
まずは、社員として新卒採用した場合。
社員1人当たり約460万円(基本給20万とした場合)がかかり、バックオフィス系間接部門の社員に関するコストも計算に入れると、会社が社員1人を雇うためのコストは、本人給与の1.6倍になるという試算もあります。
ではアウトソーシングする場合はどうでしょう。
自社が必要としている業務範囲での金額感はどれくらいなのか、確認してください。
- 記帳業務
800円~40,000円 - 給与計算
900円~2,300円 / 人 - 決算申告代行
50,000円~150,000円 - 経理業務全般
30,000円~(必要なボリュームにより高額にも)
記帳代行では、10仕訳または30仕訳など少ない仕訳数の場合、月額800円程度から導入が可能になります。
また、保険や税金の計算、賞与計算など必要に応じてオプションの追加なども可能です。
決算申告の業務は短期間での作業を要することや税金に関してなど、専門的な知識を必要とするため、ここだけにフォーカスすると少し単価が上がる場合があります。
オプションの追加などで必要なサービスや業務を付加するのも必要ですが、セットプランの場合などはどこまでの業務が可能かしっかりと確認しましょう。
経理アウトソーシングの導入失敗事例
経理をアウトソーシングすることは業務を効率化し、担当者の負担を軽くするのにとても有効な手段ですが、必ずしも成功ばかりということはありません。
アウトソーシングする際にありがちな導入の失敗例を2点ご紹介します。
経理アウトソーシングの導入失敗事例①アウトソーシング先との連携を取らない
経理のアウトソーシング先の人は高い専門性をもっており、知識も豊富ですが、その人は社外の人材であることを忘れてはなりません。
外部の人材ということは、自社の戦略や特別なフローを理解していないことが普通です。
このことを理解していないと現場を把握している経理担当者が丸投げしてしまい、修正などで余計に工数がかかるといったことが起こりえます。
社内と社外の連携不足がうまく業務改善が進まない失敗例として、多く聞かれます。
経理アウトソーシングの導入失敗事例②当初の業務内容と依頼内容を急に変更する
アウトソーシング先の企業は最初にその会社の業務内容をヒアリングし、依頼された業務に対して、適切な体制を用意します。
しかしいざ業務が始まると最初に聞いていた業務とフローや範囲が全く違うということも実際に起こります。
適切な体制を敷くためには、業務内容を把握し、作業をフローを確認する作業が必要なため、急に依頼内容が変更になると、また一から体制を考える必要があります。
こうしたことが起こるとなかなか業務を行うことができず、時間だけが経ってしまいます。
依頼側としても効果が現れないままの状態が長く続くことになり、依頼したのに、全く改善が見られないという状況に陥ってしまいます。
依頼する業務を整理した上で、話し合いをすすめることが失敗を回避するのに重要な鍵となります。
成功している経理アウトソーシングの事例
失敗した導入事例を見ました。次は実際の弊社のクライアントの事例をご紹介します。
月に10時間25分かかっていた作業が2時間25分になり、77%の工数削減が実現
経理アウトソーシングの比較
アウトソーシング会社は今とにかく増えています。
その中でも、それぞれ特色の違う切り口で経理アウトソーシングの企業をご紹介します。
経理アウトソーシングの大手企業
日立の経理アウトソーシング
大企業の子会社で培ったノウハウを活かして、フローを構築。
高品質の上、情報セキュリティ・データ保全は日立のデータセンターを利用しているので安全性も抜群です。
日立トリプルウィン株式会社
パナソニックの経理アウトソーシング
パナソニックグループの経理基幹システムMEGAS・EPOCHを使用し、統一基準で業務を完結。
経理業務集中における業務規程の制定により、同一・同質の経理処理でローコストオペレーションを実現しています。
パナソニック フィナンシャル・アカウンティング&HRプロパートナーズ株式会社
経理アウトソーシングの外資系企業
次は外国語に対応した経理アウトソーシング企業をご紹介します。
経理アウトソーシングで英語に対応している
英文会計アウトソースで多通貨財務経理をバイリンガル代行。
財務経理にかかわる英文ビジネスメールの翻訳、英語でのコミュニケーションを代行いたします。経理資料・会計報告・計算書・決算書・財務書類などの翻訳も可能です。
《RIスクエア》リエゾンインターナショナル株式会社
中国語に対応した経理アウトソーシング
中国語の経理アウトソーシングに対応しているのがYFPクレア。
新宿、四谷、東京、浦和、横浜・川崎、千葉など、関東の多拠点で展開しているため、すぐに相談することが可能です。手頃な値段感も人気の理由です。
税理士法人YFPクレア
経理アウトソーシング|中小企業向け
オンラインアシスタント・オンライン秘書サービスを展開する 「HELP YOU」
経理はもちろん、採用/人事、営業サポートなど幅が広くさまざまな依頼をサポートします。
HELP YOU の強みはそのチーム力。
採用率1%の優秀なアシスタントが集まり、依頼業務に合わせた特別チームでサポートしてくれます。
HELP YOUhttps://help-you.me/
経理業務に特化し、経理案件全般をしっかりとサポートする経理業務プロ。
領収書などの仕分けや請求書の発行、入出金管理などさまざまな業務を代行しています。
また、月次決済のための準備や資料作成など、期間的に必要となる業務や高い知識が必要となる作業など、幅広い経理業務をサポート。
経理業務プロ
30年以上の長い歴史を積む老舗企業のNOC。
これまでの業界経験から培ったノウハウや人材の養成、またはシステムの開発など、多くの強みを持っている信頼の企業です。
在籍している人材も業務経験が豊かで、あらゆるケースにも対応できる優秀な人材ばかりです。
NOC
経理アウトソーシング|個人事業主向け
大手LIXILグループの事業会社である経理支援ドットジェイピー。
3ヶ月8,000円から利用できる個人事業主向けのプランを用意しています。
1月1日からの領収書・請求書等を3ヶ月ごとにお送りいただくだけで、経理帳簿がお手元に届きます。
経理支援ドットジェイピー
経理アウトソーシング企業|東京
NTTグループが提供する経理代行サービスです。もともとはNTTグループ内の経理シェアードサービスとしてはじまり、今ではグループ内外の企業に経理業務のアウトソースを行っています。
伝票審査や記帳業務といった日々発生する業務から、専門スキルが必要となる決算業務や財務諸表の作成業務まで依頼することができます。信頼のある大手企業なので安心なうえ、実務経験の豊富なスタッフが対応してくれます。
NTTビジネスアソシエ
経理アウトソーシング企業|名古屋
名古屋に拠点を置く、ASAK経理代行センター。
記帳代行・振込代行・請求書発行・給与計算をはじめ、その他周辺業務もお客様のご状況や要望に合わせてサービスをご提供しています。
経理業務に特化して、あらゆる業務をアウトソーシングすることが可能です。
ASAK 経理代行センター
経理アウトソーシング企業|京都
クライアントの第二の事務所という意味を込めたセカンドオフィスでは、経理・記帳・給与計算といった経理業務を全般的に請け負っています。
「税務代理」「税務書類作成」「税務相談」「調査立会」などの税理士独占業務も、信頼のおける税理士さんを無料でご紹介しています。
second office
経理アウトソーシング企業|大阪
本町経理事務代行サービスは、大阪の堺筋本町駅近くのアクセスしやすい所に、事務所があります。
経理業務全般を部分的にも、総合的にも代行してくれる会社です。
サービスには、大きな自信をもっています。そのため、サービス開始から3か月以内に万が一満足できなかった場合は、それまでの料金を全額返金するという制度を設けています。
料金に関しても、地域最安値を掲げています。
本町経理事務代行サービス
経理アウトソーシング企業|福岡
公認会計士事務所「川庄会計グループ」を母体とする福岡経理代行センター。
母体が大きいだけに実績は十分。freeeや弥生会計など、主要な会計システム・ソフトにも対応しているため、自社の既存の仕組みを大きく変えることもなく、導入が可能です。
記帳代行から経理業務のフルアウトソーシングまで幅広く、柔軟に対応可能です。
また人材派遣・人材紹介「フィットスタッフ」の運営もしているため、要件に合わせて、組み合わせも可能です。
福岡経理代行センター
まとめ
経理アウトソーシングについて、その市場やメリットデメリット、様々な切り口からアウトソーシング企業を紹介してきました。
「経理をアウトソーシングする」といっても、その内容はとても幅広く、様々な方法が存在します。
あなたの会社にとって、今現在負担となっているのは、経理業務のどの部分でしょう。そこにアウトソーシングを取り入れ、リソースが余ったならどう使っていきたいか。
しっかりとしたビジョンを持てば、きっと経理アウトソーシングは素晴らしい助けとなることでしょう。
これからますます人手不足になっていく時代です。うまく業務が回らない時や、ノンコア業務の負担が大きい時、そんな際にはひとつの方法として、ぜひアウトソーシングをうまく活用してください。
面倒な経理業務はプロにまるごとおまかせ
経理業務はHELP YOUにまるごとおまかせください

時間のかかる上に、知識を必要とする経理業務。。
大量の仕訳作業が大変。。
本当はもっと別のことに時間を使いたいのに、、
という悩みを抱えていませんか?
できればプロに任せたいけど、どう依頼すればいいかわからない。
HELP YOUではそんなお悩みに応えるため、経理業務に特化したサービスをご用意しました。
・社外のプロに任せることで属人化を防ぐ
・顧問先とのやり取りまで任せられる
・経理フローの整備から整えて、効率化
社員を雇うほどでもないけれど、毎月、毎年かかる面倒ごとは、外部のプロに任せる時代が来ています。