価格や特徴を調査!おすすめの経理代行サービス比較5選

※この記事は2019年9月に編集しています。
・経理代行を検討している
・会社を立ち上げるまで、経理業務に携わったことがなかった
・会社の拡大に比例して、経理業務が増えているが、これ以上、管理部を大きくできない
こんな思いをお持ちの方はいませんか?
どんな会社にでも必要となる経理業務。
しかし、経理業務は直接利益に結びつく業務ではなく、コスト削減や効率化が求められる業務でもあります。
経理業務のコスト削減、効率化が求められる中で、経理代行が注目されています。
こんにちは。
多くの会社の経理の代行を受けているHELP YOUで編集長をしている森です。
もちろん自社でも経理は100%オンラインアシスタントに依頼し、毎月の経理作業は請求書、領収書をチャットで送るだけという状態を実現しています。
今回は実際に経理代行を依頼し、同時にサービスとして提供している目線から、経理代行について、ご紹介したいと思います。
経理に関する業務は専門的な知識を必要とします。
経理代行にどこまで依頼できるのか、そもそも費用はどれくらいかかるのかなど、基本的なところをご紹介し、最後におすすめの経理代行をご紹介します。
先におすすめの経理代行をご覧になりたい方はこちらからリンク先に飛んでください。
経理代行のサービス内容
経理代行には、具体的に次のような業務を依頼可能です。
- 記帳代行(ここで言う「記帳」とは、会計ソフトへの入力)
- 給与・賞与計算代行
- 請求書や見積書・注文書、決算書の作成
- 資金調達用資料、助成金申請用資料の作成
- 事業計画書の作成
- 受発注及び出荷・在庫管理
- 売り上げ管理
- 経費精算/管理
ただし、税金・年度末調整等の「申告代行」は、法律で定められた税理士業務に該当するため、税理士への依頼が必要になります。
私の場合は、会計ソフトへの記帳代行、請求書の処理を主にお願いしています。
月末に来る請求書のPDFをチャットで送るだけで振り込み作業及び、自社の会計ソフトへの記入が完了します。
使った経費が、交際費につくのか、販管費につくのかもあらかじめ項目を指定しておけば、自動的に振り分けてくれるので、経費精算の手間はほとんどかからない状態となりました。
経理代行のメリット
経理代行を活用するメリットには、次のようなことが挙げられます。
経理代行のメリット①本業へ専念することができる
経理の業務は、細かな必要業務がさまざま存在しています。
お金に関する業務ですのでしっかりとした作業が必要になりますが、
どうしても煩わしい業務によって本業へ集中する時間が奪われるのもしばしばです。
専属の担当者が社内にいる場合は、その人のコア業務として、行うべきですが、
もしだれかが兼業で行っているとしたら、その業務はとてつもなく負担の大きいものになります。
決算期など時期によっては、経理の業務が本業への時間を奪ってでも必要に迫られるときが存在します。
代行サービスを利用した場合、その煩わしさを軽減し本業に専念することができるのはもちろん、年間財務管理の基盤が安定すれば本業への影響も大きく変わっていくのです。
経理代行のメリット②人件費を削減できる
本業へ専念するためや、難しい経理業務を効率的に熟すとなると必要になってくるのが経理担当者。
経理を曖昧に進めると、正確なお金の流れや日々の財務管理が難しくなります。
経理のプロである人材を雇用した場合、必要になるのが人件費ですが、
代行サービスを利用した場合と比較して年間およそ数百万円の差がつく場合も。
もちろん、代行サービスも料金は発生しますが、
雇い入れた際の人件費よりも高額になることは、よほどのことが無い限りありません。
また、急な休職や退職などの心配も不要なため、
新たに採用費用がかかる…
といったこともなくなります。
採用費用という見えない費用も節約することが可能です。
経理代行のメリット③経理のプロによる的確な作業
依頼するのは経理のプロです。スピーディかつ、正確な作業が期待できます。
頻雑な経理の業務から解放されるだけでなく、正確な会計管理と財務管理で本業へも活かすことが可能に。
さらには、会計規則や税法の改正など税制がさまざまに変化する現在、最新の情報で税金制度を有効活用することが可能となります。
常に最新の情報を収集することはなかなか難しく、日々の業務をこなしながら最新情報を常にキャッチしていくことは厳しいのが現状でしょう。
経理アウトソーシングの場合、組織の規模感やどの程度の業務をアウトソーシングしたいかによって、利便性やコストにも幅が出てきます。
業務全般を任せるのか、自社や経理ソフトの導入で経理業務の依頼を部分的にするのか、ベストな方法を検討してください。
時間と費用のロスから解放され、会社本来の目指すべき業務に注力できるようになるでしょう。
経理代行のデメリット
前述のように、経理代行には会社にとってさまざまなメリットがある一方、注意点としてデメリットも理解しておく必要があります。
代行サービスを利用するうえでしっかりと見極めるべき注意点を確認してみましょう。
経理代行のデメリット①情報漏洩のリスク
アウトソーシングは、会社の重要な情報や内部資料、大切な書類などを必要に応じて開示、または渡す必要があります。
経理の業務をまるごと委託、依頼するということは財務状況がすべて丸わかりになるということ。
本業に影響を及ぼしかねないなどの不安がある場合には、委託先のセキュリティや情報管理に対し、どのような体制や取り組みを行っているのかしっかりと確認する必要があります。
また、委託先へ書類の送信などを行う際には、自社でも細心の注意と安定したルールの組み立てが必要になります。
しかし逆を考えると、自社で雇用している人材へ財務状況などを明かす必要性がなくなる、情報漏えいや着服、不正などの不安をなくすことができます。
自社にとってメリットとなるかデメリットとなるか、しっかりとした見極めが重要になります。
経理代行のデメリット②社内で育成するのが困難
経理代行を利用した場合、代行サービスの会社から経理のノウハウを学ぶことは難しくなります。
初めに代行サービスを利用した場合には特に、そこから社員を育てることが困難になります。
この先を見て導入内容や仕組みなどを精査する必要があるでしょう。
自社で可能な業務がどれほどなのか
どこにサービスを導入することで大きな利益となるのか
会社の状況や今後の体制、ビジョンなどを含めて進めていくことが必要になります。
この見極めと、判断が会社の財務管理を構築していく大きな一歩となるでしょう。
経理代行の料金
ここまで経理代行に依頼できる業務やメリット・デメリットを見てきました。
次は経理代行にかかる費用をみていきます。
どれくらいの料金がかかるものなのかを知ることで、具体的にどんな業務を代行してもらえるのか、検討をつけることができます。
経理代行の料金①記帳業務のみの依頼
経理代行の業務として、比較的多い業務が記帳業務になります。
大量の書類を正しい分類に分けて、決められた場所に格納していく作業は時間がかかる上に経理的な知識を必要とします。
100仕訳単位などで月額料金を設定している代行業者が多いものの、従量制を採用して1仕訳あたりの料金を提示しているところもあります。
100仕訳ごとなど、段階的に月額料金が決まっている場合の月額の料金相場は次のようなものです。
101-200仕訳:1万5千円
201-300仕訳:2万円
301-400仕訳:2万5千円
401仕訳以上:3万円
※企業ウェブサイト上で価格を公開している大手代行業者5社の平均価格を相場としています。
スタートアップ企業や中小企業で月間の仕訳数が200件前後であれば、月々の費用は2万円以内になるでしょう。ある程度規模のあるビジネスであれば、3~4万円以上を見込んでおく必要があります。
1仕訳あたりの料金設定がされている場合の相場は、1仕訳40円~100円程度となっています。
経理代行の料金②幅広い業務を依頼する場合
経理業務全般の代行を依頼する場合は、記帳業務に加えて、請求書発行、支払い・振込、給与計算など、基本となる経理業務がパッケージ化された経理代行サービスを利用することになります。
業務別に料金を設定しているところもありますが、いくつかの個別のサービスを組み合わせて利用するよりも、パッケージ化されたサービスの方がコスト面でお得になることが多いです。
パッケージの内容は代行業者によって異なりますが、目安となる相場は3~5万円です。仕訳数や従業員数、希望する納期によってもパッケージ料金は異なりますので、必ず詳細を確認するようにしましょう。
パッケージに含まれていない業務を依頼する場合は、オプションで追加費用を支払うことになります。
例えば、追加の給与計算、予算管理や資金繰り表の作成、特殊な会計処理、証憑ファイリング、経費精算なども合わせて代行を依頼する場合は、オプションサービスを利用することになります。
経理フロー図の追加
オプションサービスを利用するのにかかるコストは、目安として次のようなものです。
資金繰表などの作成:5,000円~1万円
振込(インターネットバンキング):5,000円前後(10件まで)
年末調整:1万円~2万円
※企業ウェブサイト上で価格を公開している大手代行業者10社の平均価格を相場としています。
税理士事務による経理代行サービスで決算申告まで頼む場合は、申告に必要となる決算書類の作成のみであれば4~6万円、申告書類の提出まで全て代行をお願いする場合は15万円前後が相場です。
創業の時期や売上の規模によって費用が変わる場合もありますので、サービスを利用する前に見積もりの相談をしてみることをおすすめします。
おすすめの経理代行サービス
おすすめの経理代行サービス①HELP YOU
月額10万円~/30時間稼働
- 請求書や見積書、注文書の作成
- 受発注管理
- 出荷・在庫管理
- 経費精算・管理、データ入力
【運営会社】
・HELP YOU
・株式会社ニット
おすすめの経理代行サービス②東京経理・記帳代行センター
- 記帳代行 月額100円/1仕訳
- ネットバンキング振込代行 980円/件(10件まで、以降1件ごとに+480円/件)
- 支払い予定表の作成 無料
- 給与計算代行 基本料金5,000円、固定給500円、変動給(ユーザー側フォーム利用)1200円
【運営会社】
・東京経理記帳代行センター
・東京経理記帳代行センター(税理士法人町田パートナーズ)
おすすめの経理代行サービス③恵比寿高田馬場 記帳・経理代行サービス
- 記帳代行 890円~/30仕訳(丸投げパックの場合1,890円/30仕訳)
- 5営業日・10営業日納入の特急オプション、証憑ファイリング(領収書などをファイルに整理するサービス)では別途オプション料金がかかります。
- 経理代行パック ライトプラン(記帳代行100仕訳まで、給与計算5名まで、振込or請求書発行10件まで) 月額3万円
【運営会社】
・恵比寿高田馬場 記帳・経理代行サービス
・株式会社イデアコンサルティング(税理士法人イデアコンサルティング)
おすすめの経理代行サービス④経理・記帳代行サポートオフィス
- 記帳代行 格安コース(ユーザーが現金出納帳を作成する)月額980円/~30仕訳
- 給与計算 900円/従業員1名(従業員数~50名まで)
- 請求書発行 1,000円/1件
- 支払い予定表の作成 基本料金3,000円(30件まで、以降1件ごとに100円追加)
- 売掛金管理 基本料金3,000円(30件まで、以降1件ごとに100円追加)
【運営法人】
・経理・記帳代行サポートオフィス
・税理士法人 YFPクレア
おすすめの経理代行サービス⑤さいたま経理代行センター
- 記帳代行(ユーザーが現金・預金出納帳、振替伝票を作成) 月額980円~、記帳代行丸投げパック 月額2,000円~
- 決算完全サポート(記帳から申告までを行う) 149,800円~(ただし、創業1~2期目までの限定料金)
【運営会社】
・さいたま経理代行センター
・有限会社埼玉FPセンター(ヤマト税理士法人)
まとめ
経理代行について、依頼できる業務から依頼することによる、メリット・デメリットをみてきました。
社内で検討する際に大きな要素となり得る、料金の目安についてもおおよその目安は把握できたのではないでしょうか。
記帳のような日常の経理業務を手軽に経理アウトソーシングしたいのか、税理士を通して申告まで行ってほしいのかによっても、選ぶサービスは変わってきます。
大切なお金を扱う業務になるので、上記の数社に問い合わせた上でじっくりと検討することをおすすめします。
うまく代行を利用すれば、浮いた時間をコア業務にあてて有効活用できるため、コスト削減だけでなく生産性アップにもつながります。
作業的かつ、専門的な知識を要する業務こそ、実はプロに代行してもらうことで効率化が図れるので、この機会に一度自社の状況を確認してみてはいかがでしょうか。
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HELPYOUが選ばれる理由
HELP YOUは、社員のノンコア業務を効率化することでコア業務に集中できる環境を作ることを目指しています。
もしこれから業務効率化を検討するのであれば、ぜひ一つの方法としてHELP YOUを検討してみてはいかがでしょうか。
HELPYOUは、
・250社以上への導入実績
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