【2025年最新】RPAツール比較7選!選定と導入・運用のコツも解説

定型作業の自動化によって業務の効率化を図れる「RPAツール」が近年注目を集めています。RPAツールを活用することで、人手不足の解消に加え、ヒューマンエラーの防止やコスト削減など、さまざまなメリットが期待できます。

しかし、RPAツールにはさまざまな種類があり、機能や難易度、価格も異なるため、自社に最適なツールを選定するのに悩む企業も少なくありません。

そこで本記事では、RPAツールの種類や料金相場を解説し、比較表付きでおすすめのツール7選をご紹介します。RPAツールの導入を検討している方は、ぜひ記事を参考にしてください。

RPAとは

RPA 比較

RPA(Robotic Process Automation)とは、ソフトウェアロボットを活用し、繰り返し発生する業務を自動化する技術です。人がパソコン上で行う操作をシナリオ(ロボットの動作手順)として設定することで、ロボットが指示通りに作業を実行します。

RPAは特に、以下のような業務に適しています。

  • 定型作業:あらかじめ決められたルールに従う業務
  • 頻繁に行う業務:毎日・毎週など繰り返し発生する業務
  • 大量処理が必要な業務:データ入力や集計作業など

また、RPAは24時間365日稼働できるため、業務の効率化だけでなく、人手不足の解消やヒューマンエラーの削減にも貢献します。ただし、判断を伴う業務やイレギュラー対応が多い業務には向かないため、適用範囲を見極めることが重要です。

RPAの活用例

RPAは、経理・労務・営業支援など、さまざまな業務分野で活用されています。具体的な活用例として、以下のような業務の自動化が挙げられます。

事務作業 ・顧客情報の入力や更新作業の自動化
・請求書や領収書の作成・送付の自動化
データ処理・管理 ・月次、週次レポートの自動作成・送信
・データベースの更新やバックアップの自動実行
システム連携 ・ERP(基幹業務システム)とCRM(顧客管理システム)の顧客情報の自動同期
・メールやチャットツールとの自動連携
カスタマーサポート ・自動応答チャットボットによる問い合わせ対応
・顧客対応履歴の自動入力・管理

 

RPA導入のメリット

RPAを導入することで、主に以下の3つのメリットが期待できます。

  • 業務の効率化
  • ヒューマンエラーの削減
  • コスト削減

【業務の効率化】
大量の反復作業を自動化することで、従業員がそれらの作業から解放され、コア業務に集中できるようになります。また、RPAは24時間365日稼働するため、業務スピードも向上します。

【ヒューマンエラーの削減】
RPAはあらかじめ設定されたシナリオ通りに正確に動作します。そのため、一定の品質を保ったまま業務を遂行でき、業務の標準化や品質向上に貢献します。

【コスト削減】
人が行っていた作業をロボットに任せることで、少ない人員で業務を回せるようになります。その結果、人件費の削減につながります。
また、RPAは既存のシステムを変更せずに導入できるため、大規模なシステム開発が不要で、導入コストを抑えられるのもメリットの一つです。

RPAツールを比較する際のポイント

RPA 比較

数多くのRPAツールの中から自社に最適なものを選ぶには、以下の6つのポイントに注目して比較することが重要です。

  • 提供形態
  • 業務範囲
  • 機能
  • 難易度
  • サポート体制
  • 価格

それぞれ詳しく解説します。

提供形態

RPAツールは、大きく分けるとクラウド型(SaaS型)、サーバー型(オンプレミス型)、デスクトップ型(パッケージソフト)の3種類に分類されます。企業のニーズや運用環境に応じて適切なタイプを選ぶことが重要です。

提供形態 特徴 メリット デメリット
クラウド型 ・インターネット経由で利用可能 ・初期費用が安く、すぐに導入可能
・サーバーの管理不要(ベンダーが管理)
・アップデートが自動で適用
・セキュリティ制約がある
サーバー型 ・自社サーバーやPC環境にインストールして利用 ・柔軟なカスタマイズが可能
・高いセキュリティ性(社内ネットワークのみで運用)
・初期費用が高め
デスクトップ型 ・個人PCや小規模業務向けのRPA ・IT部門を介さず導入可能
・比較的安価
・インターネット不要
・定額料金で長期間利用可能
・大規模運用には不向き
・カスタマイズは制限されることが多い
・複雑なワークフローには不向き

 

手軽に導入したい場合は「クラウド型」がおすすめです。ソフトウェアのインストールが不要ですぐに利用を開始でき、サーバー管理の手間もありません。

セキュリティやカスタマイズ性を重視するなら「サーバー型」が向いています。自社内で運用でき、社内システムとの高度な連携が可能です。

低コストで小規模業務の自動化をしたいなら「デスクトップ型」が適しています。個人PCにインストールし、特定の業務を自動化できます。

業務範囲

RPAツールによって対応できる業務が異なります。以下に具体例を挙げて業務範囲をまとめました。
どの業務をどこまで自動化できるか、どのシステムやデータに対応できるかなど、ツールを選ぶ際はしっかり確認しましょう。

対応できる業務の種類 RPAツールの分類 具体例
単純作業の自動化 事務作業向け データ入力、帳票作成、メール送信、請求書発行
ルールベースの業務 事務作業向け / データ処理向け 経費精算、受発注処理、契約書作成
データ処理・分析 データ処理向け CSVやExcelデータの加工・集計、レポート作成、大量データの抽出・変換
システム間のデータ連携 システム連携向け ERP・CRM・会計システム・社内DBとのデータ同期
APIやクラウドサービスとの連携 システム連携向け Salesforce・Google Workspace・Power Automateを活用した業務フロー自動化

 

※後章では、「RPAツールの分類」で示した分類をもとにRPAツールを紹介していきます。

機能

RPAツールにはさまざまな機能が備わっています。中でも、エラーハンドリング(異常時の対応)機能とAIを活用した機能は、安定運用と業務効率の向上に役立ちます。

例えば、エラーハンドリング機能には、RPAが動作中のエラー発生に備えて、アラート通知や自動リカバリー、ロールバック(処理を元に戻す)などの機能があります。これらの機能により、エラーが発生しても業務への影響を最小限に抑えることが可能です。

また、ログ管理やレポート機能、アクセス管理などの管理機能が徹底されていることも、問題発生時の原因特定に役立ちます。

さらに、AIを活用した機能は、より高度な業務の自動化や管理の効率化に貢献します。例えば、AI-OCRは、手書き文書やスキャンデータをテキスト化し、RPAで処理できるようにする技術です。紙ベースの業務を自動化したい企業にとって、非常に有効です。

難易度

RPAツールの運用難易度はツールごとに異なるため、自社で運用できるかを事前に確認することが重要です。

特に注目すべき点は、プログラミング知識の要否とノーコード対応です。例えば、「コードレス」「ドラッグ&ドロップで簡単に設定可能」などと記載されているツールは、専門知識がなくても導入しやすい傾向にあります。一方で、細かい業務フローのカスタマイズが求められる場合は、ある程度のプログラミング知識が必要になることもあります。

また、提供形態によって操作の難易度が変わる点にも注意が必要です。

一般的に、デスクトップ型 < クラウド型 < サーバー型 の順に難易度が上がる傾向があります。デスクトップ型はシンプルな操作で導入しやすいのに対し、サーバー型は企業全体での運用やシステム連携を考慮する必要があるため、設定や管理が複雑になりがちです。

これらのポイントを踏まえ、自社のスキルレベルや運用体制に合ったRPAツールを選びましょう。

サポート体制

RPAツールを選ぶ際、サポート体制の充実も重要な要素の一つです。運用開始後には、シナリオの変更やエラー対応が必要になることが多く、適切なサポートがないとスムーズな運用が難しくなります。

以下のポイントをチェックしておくと安心です。

  • ヘルプデスクや問い合わせ窓口があるか(対応時間やサポート範囲も確認)
  • オンラインマニュアルは分かりやすく整備されているか
  • 導入時のトレーニングやハンズオンセミナーが提供されているか

また、操作方法を学べる解説動画やウェビナーを提供しているツールも多いため、どのようなコンテンツを活用できるかを事前に確認すると良いでしょう。

スムーズなRPA運用のためにも、サポートの手段や品質を確認し、自社のニーズに合ったものを選びましょう。

価格

RPAツールの料金はツールごとに大きな差があり、同じ製品でも用途や規模に応じて複数のプランが用意されていることが一般的です。

また、自社の業務に合わせてカスタマイズすることで効率は向上しますが、その分費用も高くなる傾向があります。

導入前に以下の点を確認しましょう。

  • ライセンス費用(ユーザー単位・ロボット単位など)
  • 初期費用や導入コスト
  • 月額料金や追加機能の費用
  • 無料トライアルの有無

料金相場については、次章で詳しく解説します。

RPAツールの料金相場

RPA 比較

RPAツールの料金は、提供形態(クラウド型・サーバー型・デスクトップ型)によって異なります。また、企業の規模や求める機能によって費用が大きく変動するため、導入前に見積もりを取ることが重要です。

なお、ここに記載している料金はあくまで一般的な相場感です。実際の料金はツールや契約内容により異なることをご了承ください。

クラウド型

クラウド型RPAツールは初期費用を抑えやすく、料金体系は月額料金制または従量課金制が一般的です。

料金体系 費用の目安 備考
月額料金制 数万~数十万円程度/月 サブスクリプションモデルが多く、ユーザー単位またはBot単位で課金される
従量課金制 数円~数十円/トランザクション(作業単位) 処理量に応じて課金

 

また、実行回数ベースの料金だけでなく、ロボットの稼働時間やAPIコール数に応じた従量課金プランなど、さまざまな料金オプションが用意されています。

サーバー型

サーバー型RPAツールは初期導入コストが高めですが、長期的に運用することでコストメリットが得られる場合もあります。料金体系としては、買い切り型が一般的です。

買い切り型の場合、初期費用と保守費用が必要になります。

初期費用 30万~1,000万円(ライセンス料+環境構築費)※規模により変動
保守費用 ライセンス費用の15~25%/年 程度

 

最近はサブスクリプション型のサーバー型RPAも増えており、初期費用を抑えつつ月額課金で利用できるプランもあります。

デスクトップ型

デスクトップ型RPAツールは、比較的安価で利用できるのが特徴です。
他のタイプのRPAツール(サーバー型やクラウド型)に比べて初期費用がかからないケースが多く、月額または年間ライセンス費用のみで利用可能です。

料金体系 費用の目安
買い切り型 10万~100万円程度
月額ライセンス型 数千円~数万円程度

RPAツール7選の比較表一覧

RPA 比較

以下は、これからご紹介する7つのツールの主要項目を比較した表です。

提供形態 適している用途 価格/料金体系
WinActor デスクトップ型
(サーバー管理も可能)
事務作業向け ・ノードロック版
フル機能版:メーカー希望小売価格 1,098,680円(税込)
実行版:メーカー希望小売価格 300,080円(税込)
・フローティングライセンス版:オープン価格
Power Automate デスクトップ型 事務作業向け ・無料試用版:無料
・Power Automate Premium:2,248円 ユーザー/月(税別)
・Power Automate Process:22,488円 ボット/月(税別)
・Power Automate Hosted Process:32,233円 ボット/月(税別)
Coopel クラウド型
(デスクトップ型にも対応)
事務作業向け ・ビジネスプラン:1ユーザー 5,940円/月(税別)
UiPath サーバー型
クラウド型
デスクトップ型
データ処理向け ・Free:無料
・Pro:420ドル/月~
・Enterprise:要問合せ
BizRobo! サーバー型
クラウド型
デスクトップ型
データ処理向け ・Bizrobo! mini:90万円/年(税別)
・BizRobo! Lite:120万円~180万円/年(税別)
・BizRobo!Basic:792万円/年(税別)
Blue Prism サーバー型
クラウド型
デスクトップ型
システム連携向け 要問合せ
Automation Anywhere サーバー型
クラウド型
システム連携向け 要問合せ

 

用途別に、それぞれのツールを詳しくご紹介します。

事務作業向けRPAツール比較

RPA 比較

事務作業向けRPAツールは、オフィス業務の効率化やルーチンワークの自動化に大きな効果を発揮します。主な用途は、データ入力、帳票作成、メール送信などの定型業務です。

以下のような業務が対象となります。

  • 経理・総務の伝票処理や経費精算
  • 人事の勤怠管理や給与計算
  • 営業の見積書・請求書作成 など

これらのツールは、特に中小企業や非エンジニア向けのソリューションとして適しています。

WinActor

WinActorは、NTTアドバンステクノロジ株式会社が提供する国産のRPAツールです。金融業から物流・小売業など8,000社を超える企業に導入されています。

特徴 ・ドラッグ&ドロップによる直感的な操作
・1,600種類以上の豊富な参考ライブラリ
提供形態 デスクトップ型(ライセンスの種類によってはサーバー管理も可能)
機能/業務範囲 ・生成AIと連携したシナリオ作成機能
・Microsoft 365やGoogle Workspaceとの連携
難易度 プログラミング知識が不要で、直感的な操作が可能
サポート体制 ・完全日本語対応の充実したFAQ
・販売代理店の手厚いサポート
無料トライアル
価格/料金体系 ■ノードロック版
フル機能版:メーカー希望小売価格 1,098,680円(税込)
実行版:メーカー希望小売価格 300,080円(税込)■フローティングライセンス版
オープン価格

 

Power Automate

Power Automateは、Windows 10およびWindows 11ユーザー向けに無償提供されているデスクトップ操作の自動化ツールです。

特徴 ・画面上のアイコンを組み合わせるだけで、直感的に自動化フローを作成
・Windows 11には初期状態でインストール済み
提供形態 デスクトップ型
機能/業務範囲 ・OCR (光学式文字認識) 機能
・AIを利用し、クラウド上のサービスやアプリケーションと連携
難易度 アイコンの組み合わせでフローを作成できるため、初心者でも扱いやすい
サポート体制 ・ガイド付き学習
・機能に関するドキュメント
・テンプレートのサンプル
※有料ライセンスであればサブスクリプションサポートでサポート依頼可能
無料トライアル 無償版の提供
価格/料金体系 ■無料試用版:無料
■Power Automate Premium:2,248円 ユーザー/月(税別)
■Power Automate Process:22,488円 ボット/月(税別)
■Power Automate Hosted Process:32,233円 ボット/月(税別)

 

Coopel

Coopelは、専門知識のない初心者でも簡単に業務の自動化を実現できるクラウド型のRPAツールです。

特徴 ・変数定義が不要で、マウス操作で簡単にロボットを作成
・1アカウントから導入可能
提供形態 クラウド型(デスクトップ型にも対応)
機能/業務範囲 ・一般的なWebサイトやExcel、spreadsheetの操作を自動化
・日付や時間を指定した予約実行
難易度 実際のサイト上で自動化したい操作をして直感的にシナリオを作成できる
サポート体制 ・アニメーションによる解説
・サポートチームでの情報共有
・メールサポート
無料トライアル
価格/料金体系 ■ビジネスプラン:1ユーザー 5,940円/月(税別)

データ処理向けRPAツール比較

RPA 比較

データ処理向けRPAツールは、大量データの処理・転記・分析・集計の自動化に適しています。主な用途は、日々の業務で繰り返し行われるデータ処理です。

対象業務の例としては、以下のような業務が挙げられます。

  • 複数のExcelファイルからデータを抽出・統合
  • 売上データの集計・レポート作成
  • 在庫管理システムのデータ更新 など

これらのRPAツールは、データの正確性を求められる業務や、膨大なデータを扱う企業に向いています。

UiPath

UiPathは、業務プロセスの自動化を支援する包括的なプラットフォームを提供しており、さまざまなプロセスを一元的に統合・管理することが可能です。

特徴 ・プロセスの発見から運用までエンドツーエンドで自動化
・AIを組み込んだロボットや学習モデルを活用
提供形態 サーバー型・クラウド型・デスクトップ型
機能/業務範囲 ・OpenAI Connectorを使用したテキスト自動生成
・API連携
・ユーザー認証の一元管理
難易度 操作性を身につけるために、アカデミーのさまざまな無料学習を受講可能
サポート体制 ・製品マニュアル・ガイド
・オンデマンドのサポートチーム
・uipathアカデミーの無料トレーニング
無料トライアル
価格/料金体系 ■Free:無料
■Pro:420ドル/月~
■Enterprise:要問合せ

 

BizRobo!

RPAテクノロジーズ株式会社が提供する「BizRobo!」は、業務自動化を支援するRPAツール。累計2,800社以上、利用継続率99.3%の導入実績を誇ります。

特徴 ・1ライセンスでPCの台数制限なくインストール可能
・バックグラウンドで実行できるため、自身の作業と並行してロボットが稼働
提供形態 サーバー型・クラウド型・デスクトップ型
機能/業務範囲 ・API連携
・データベースの自動補正
・Webサイトの定期更新
難易度 プログラミング知識なしで視覚的にロボットを作成可能
サポート体制 ・立ち上げサポート
・豊富なサポートツール
・メールや電話での個別対応
無料トライアル
価格/料金体系 ■Bizrobo! mini:90万円/年(税別)
■BizRobo! Lite:120万円~180万円/年(税別)
■BizRobo!Basic:792万円/年(税別)

システム連携向けRPAツール比較

RPA 比較

システム連携向けRPAツールは、基幹システムや外部アプリケーションとのデータ連携に優れています。異なるシステム間の情報の受け渡しを自動化し、手作業による入力ミスの防止や業務効率化を実現します。

対象業務の例としては、以下のような業務が挙げられます。

  • CRM(顧客管理)と会計システムのデータ同期
  • ECサイトと在庫管理システムの自動連携
  • メール・チャットボット・社内システムの統合 など

これらのRPAツールは、複数のシステムを運用する企業や、業務の自動化を推進するIT部門に最適です。

Blue Prism

Blue PrismはAIを活用し、1つのプラットフォームですべてが完結する自動化サービスを提供しています。

特徴 ・運用・管理をすべてまかせられるフルマネージドのSaaS型プラットフォーム
・AI、機械学習(ML)、ヒューマンインザループ(HITL)機能による人間を模倣した意思決定
提供形態 サーバー型・クラウド型・デスクトップ型
機能/業務範囲 ・AIによるプロセス一元管理
・OCR(光学式文字認識)とAIの組み合わせによるデータ抽出
難易度 ノーコード・ローコードで自動化プロセスを構築可能
サポート体制 ・製品ポートフォリオへのアクセス
・担当メンターによるガイド
無料トライアル
価格/料金体系 要問合せ

 

Automation Anywhere

Automation Anywhereは、AIを活用した自動化によって、業務プロセスの効率化と生産性向上を支援。金融、医療、製造など、多くの業界で導入されています。

特徴 ・AI によって請求書処理やサプライチェーン管理など、さまざまな業務プロセスを自動化
・ライセンスをクラウド上で一元管理
提供形態 サーバー型・クラウド型
機能/業務範囲 ・複雑なタスクを自動的に実行するAIエージェント
・アプリケーションの変更を自動的に検出しプロセスを修復
難易度 ローコードで自動化プロセスを構築可能
サポート体制 ・年中無休24時間対応のカスタマーポータル
・チャットサポート
・プランによって電話サポートあり
無料トライアル
価格/料金体系 要問合せ

RPA導入を成功させるコツ

RPA 比較

RPAツールを導入することで、業務自動化によるコスト削減や効率化が期待できます。しかし、適切に運用しなければ、かえって現場の混乱を招く可能性もあります。

導入を成功させるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

  • 適切な業務選定
  • 自社に合ったRPA選定
  • 継続的な運用・保守
  • 専門家のサポートを活用する

それぞれ詳しく解説します。

適切な業務選定

RPAツールを効果的に活用するには、自動化に適した業務を正しく選定することが重要です。自社の業務を整理し、RPAで自動化できるかどうかを判断しましょう。

選定のポイントは以下の3つです。

  • 定型業務であること
  • ルールが明確であること
  • 処理量が多いこと

業務が複雑で例外処理が多い場合、RPAによる自動化が難しくなることがあります。自動化に適した業務を選定するためには、業務フローを可視化し、非効率な業務を整理することが有効です。これにより、自動化の効果が高い業務を見つけやすくなります。

自社に合ったRPA選定

RPAツールの選定は、導入成功の鍵を握る重要なステップです。まずは、「どのような業務を自動化したいのか」「他のシステムと連携が必要か」など、導入目的を明確にしましょう。導入目的を明確にすることで、必要な機能や特性を持つRPAツールを効果的に選定できます。

選定の際は、「RPAツールを比較する際のポイント」で解説した以下の点を参考に比較検討すると良いでしょう。

  • 提供形態
  • 業務範囲
  • 機能
  • 操作の難易度
  • サポート体制
  • 価格

多くのRPAツールでは無料トライアルが提供されているため、事前に試用し、自社の業務に適しているかどうかや操作性を確認してから導入すると安心です。

継続的な運用・保守

RPAを安定して運用しつづけるためには、適切な運用・保守体制の構築が欠かせません。導入後も業務の変化に応じてシナリオの見直しや調整を行い、継続的に最適化を図ることが重要です。

また、エラーが発生した際の対応フローを事前に整備し、担当者の負担を軽減する仕組みも必要です。運用を属人化させないためにも、マニュアルを作成し、チーム全体でのトレーニングを実施して、誰でも適切に対応できる環境を整えましょう。

さらに、ログ管理や定期的な動作確認を行い、RPAの処理が正しく実行されているかをチェックすることも大切です。こうした体制を整えることで、トラブルを最小限に抑え、RPAを安定的に活用できます。

専門家のサポートを活用する

RPAの導入や運用・保守には、専門知識が求められる場面が多く、全くの初心者が独力で進めるのは難しい場合があります。詳しい知識がないまま導入を進めると、期待した効果が得られなかったり、運用トラブルに発展したりするリスクがあるため、慎重に進めることが重要です。

もし不安がある場合は、外部の専門家や支援サービス業者を活用するのが効果的です。業務整理からツール選定、導入支援、運用・保守まで、一貫してサポートしてくれる業者に依頼すれば、スムーズに導入を進められるでしょう。

RPA導入&運用支援ならHELP YOUにおまかせ

HELP YOU

RPA導入は、ツール選定や業務フローの整備、運用体制の構築など、多くのステップを伴います。HELP YOUでは、導入前の業務分析から、導入後の運用支援まで一貫したサポートを提供し、企業の負担を軽減します。

HELP YOUの特徴

HELP YOUは、株式会社ニットが運営するオンラインアウトソーシングサービスです。

人手不足や業務効率化などの課題に対し、専門知識を持つスタッフがトータルサポート。社員がコア業務に集中できる環境づくりを支援します。

特徴 ・AIやRPAツールを用いた業務の自動化に対応
・経理、人事・労務、マーケティングなど、幅広い業務を依頼できる
・チーム制の「チームプラン」と専属アシスタントによる「1名専属プラン」を選べる
・最短3日で優秀な人材を確保できる
主な対応業務 ・経理
・人事・労務・採用
・営業事務
・秘書・総務・翻訳
・マーケティング・広報
・ECサイト など
※各サービスはご要望に合わせて組み合わせが可能
料金 <チームプラン>
月額料金:10万円~(税抜)/実働時間:30時間~

<1名専属プラン>
月額料金:10万円~(税抜)/実働時間:30時間~

RPAツールやAIを用いた業務の自動化はもちろん、余った契約時間で経理や人事・採用業務を依頼するなど、お客様の課題や要望に合わせて柔軟に活用できます。

★詳しいサービス詳細はこちらの資料をご覧ください。

▼HELP YOUのユーザーレビュー・口コミ

管大輔さんのHELP YOUに関するレビュー|ミナオシ

「どんな業務をどこまで依頼できるか」「自社にはどのプランが合っているか」など、ご質問はメール・電話にて無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!

RPAの活用事例(データ自動転記・ダウンロード)

RPAツールを活用し、データの転記・ダウンロードを自動化した事例をご紹介します。

RPA 比較

■業務内容
各種クラウドサービスやWebアプリからExcelへデータ転記したりファイルをダウンロードしたりする作業を、RPAツールで自動化しました。

■手順
1.メール添付ファイル、広告運用データなどの各種サービス(クラウドサービス、Webアプリ、サーバーなど)からデータを取得
2.Excel・Googleスプレッドシートに転記し、指定フォルダに保存

RPAの活用事例(営業リスト作成)

RPAツールを活用してデータベースから企業データを収集し、営業リストを作成する作業を自動化した事例をご紹介します。

RPA 比較

■業務内容
既存の営業リスト(Excelやスプレッドシート)の項目に沿ってデータベースから必要な情報を収集し、信頼性の高い「営業リスト」を作成する作業を自動化しました。

■手順
1.国内最大級のデータベースから企業データを収集
2.そのデータをもとに、お客様から共有いただいた既存の営業リストの項目に合わせて最新の詳細情報を追記

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RPA導入の手順

RPA 比較

RPAを効果的に活用するには、計画的に導入を進めることが重要です。以下の手順に沿って、スムーズな導入を目指しましょう。

1. RPA導入の対象業務を決める

まずは、RPAで自動化する業務を選定します。対象業務の選定では、「定型業務であること」「ルールが明確であること」「処理量が多いこと」がポイントです。

自社の業務を洗い出し、RPAに適した業務を見極めましょう。現場担当者へのヒアリングを行い、条件に合う業務を洗い出します。業務フローの可視化も業務の振り分けに有効です。

最初から大規模な自動化を目指すと現場が混乱するため、まずは負担の少ない業務から段階的に導入することをおすすめします。

2. RPAツールの選定

次に、自社の業務に適したRPAツールを選びます。選定時には、社内システムとの連携性や業務範囲、運用の難易度、サポート体制などを考慮しましょう。

また、ツールの価格やライセンス形態(買い切り型・サブスクリプション型)も重要なポイントです。多くのRPAツールでは無料トライアルが提供されているため、実際に試して使用感を確認することをおすすめします。社内のIT部門や業務担当者と相談しながら、自社に最適なツールを選定しましょう。

3. シナリオを作成する

RPAツールを使用して、自動化のためのシナリオ(ロボットの動作手順)を作成します。シナリオ作成にあたっては、業務の流れを整理し、必要な処理手順を明確にすることが重要です。

例えば、データ入力業務を自動化する場合、入力する項目や処理の順序、エラー発生時の対応手順を詳細に定めます。関係者と連携しながらシナリオを構築し、テストを重ねることで、より実用的な自動化を実現できます。

4. 試験導入

本格導入の前に、まずは試験的な導入を行い、効果や安定性を確認します。シナリオが想定通りに動作するかを検証し、エラーや改善点があればこの段階で修正します。

また、試験導入を通じて、RPAの運用フローを確立し、社内の担当者がスムーズに運用できる体制を整えることも大切です。試験運用の結果をもとに、必要な調整を行い、本格導入へと進めます。

5. 本格導入

試験導入で問題がなければ、本格導入に移行し、RPAの運用を開始します。導入後は、実際にどれだけの業務効率化が実現できているかを定期的に評価しましょう。

例えば、データ入力業務の自動化では、処理時間の削減率やエラーの発生率などを数値化し、導入効果を分析します。現場からのフィードバックも収集し、必要に応じてシナリオの調整を行うことが重要です。

6. 導入後の運用・保守

RPAは導入して終わりではなく、継続的な運用・保守が欠かせません。業務の変化に応じてシナリオを最適化し、定期的なメンテナンスを実施することで、安定した運用を維持できます。

また、RPAの運用が属人化しないよう、マニュアルの整備や担当者のトレーニングも重要です。社内でノウハウを蓄積し、RPAの活用範囲を拡大することで、さらなる業務効率化を実現できます。

RPA比較のまとめ

RPA 比較

RPAツールを活用して業務を自動化することで、作業時間の削減やヒューマンエラーの防止につながります。しかし、適切なツールを選ばなければ、十分な効果は得られません。

RPAツールには「クラウド型」「サーバー型」「デスクトップ型」があり、それぞれ費用や機能、導入のしやすさが異なります。選定の際は、自社の業務内容やシステム環境に合ったものを比較検討することが大切です。

導入や運用に不安がある場合は、専門的なサポートを受けることも有効です。HELP YOUでは、業務選定から運用・保守までトータルで支援しているため、スムーズな導入と運用が可能になります。RPA導入を検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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