インスタインサイト分析を使うべき理由!期待できる効果とは
インスタグラムのインサイト機能を利用していますか?
自社でインスタグラム(Instagram)アカウントを運用している企業は、インスタインサイト機能を活用しましょう。
インスタグラム(Instagram)の投稿機能が増加し、ストーリーズやリール、ライブ配信、Instagram動画などさまざまな投稿が楽しめるようになっています。それに伴い、SNSマーケティングの活動の一つとして、インスタグラム(Instagram)を運用する企業も増えています。
SNSマーケティングの大きな特徴は、顧客や顧客候補となるユーザーと、インスタグラムやTwitter、FacebookなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通して、情報提供をしながらコミュニケーションをとる点です。
インスタグラムなどのSNSを活用して、自社商品やサービスの理解促進、認知拡大、購買促進へとつなげています。
その過程で必要となるのがインスタグラム(Instagram)のインサイト分析です。
インスタグラムのインサイトで数値を確認、分析することで、より効果的なインスタグラム(Instagram)運用が可能になります。
この記事ではインスタグラム運用を始めたばかり、これから始める方に向けて以下の内容を解説します。
・Instagramインサイト(インスタインサイト)とは何か
・Instagramインサイト(インスタインサイト)を使うべき理由
・Instagramインサイト(インスタインサイト)で期待できる効果
・Instagramインサイト(インスタインサイト)で分析すべき項目・分析方法
インスタインサイトとは
インスタインサイトの正式名称は「Instagramインサイト」。インスタインサイトとは、InstagramやFacebookの運営会社であるMeta社が、無料で提供している公式の分析ツールです。
簡単にいうと、「Instagram(インスタグラム)アカウントの運用状況を数値で可視化することができる分析ツール」です。
自社が運用するInstagram(インスタグラム)のアカウントに対するユーザーやフォロワーの反応を確認することができます。リール投稿、ストーリーズ投稿、インスタライブ投稿など各投稿記事の数値を確認することも可能です。
Instagramインサイトを使用するためには「プロアカウント」に切り替える必要があります。
プロアカウントへの切り替えは簡単。Instagram(インスタグラム)のプロフィール画面で「クリエイター」もしくは「ビジネス」を選択するだけです。料金は無料です。
インスタインサイト分析を使うべき理由
では、なぜインスタグラム(Instagram)運用において、インサイトを使うべきなのでしょうか?その答えの大きなポイントは、「自社アカウントのフォロワーを深く知ることができるから」という点にあります。
Instagramインサイトでは、フォロワーに関する下記のような情報を確認することができます。
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- フォロワーの属性
- フォロワーの行動
- フォロワーの反応
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次の章でも解説しますが、これらの情報を分析し、その後の投稿に活かすことで、フォロワーとの親密度が上がり、アカウントの評価を高くすることが可能になります。
ちなみに、フォロワーに関する詳細情報を確認するためには、「フォロワーが100名以上必要」という条件があるので、その点は注意が必要です。
まずは、それぞれの情報の詳細を見てみましょう。
フォロワー属性がわかる
自社のInstagramアカウントをフォローしているフォロワー数や属性がわかります。属性とは性質や特徴になります。具体的には、下記のような項目です。
- 獲得したフォロワーの数
- フォロワーが住む地域の傾向
- フォロワーの年齢層
- フォロワーの性別
- フォロワーのインスタグラム(Instagram)視聴時間(アクティブな時間帯)
- フォローを外された数
フォロワーの行動がわかる
フォロワーが投稿記事に対してとった反応や行動ついても確認することができます。また、記事だけでなくプロフィールの確認や公式サイトなどリンク先へのアクセス回数なども確認できます。
- リーチ(記事やサイトを見た人)数
- インプレッション(ユーザーの画面に記事やサイトが表示された)数
- プロフィールアクセス(プロフィールを見た人)数
- ウェブサイトタップ(いいね!や保存など画面を触れた)数
- 「メールを送信」のタップ数
- 「電話する」のタップ数
どれくらいのユーザーにリーチできているのか、そのユーザーたちは投稿やプロフィールなど、どの記事に興味関心を持ち見ているのかなどを確認できます。
フォロワーの反応がわかる
自社のInstagramアカウントや各投稿に対するユーザーやフォロワーの反応を知ることができます。
ユーザーやフォロワーはどのような投稿記事に対して、どのような反応をするのかなど傾向を確認することができます。
- インタラクション(ユーザーが投稿記事やアカウントに対してとった行動)数
- いいね!数
- 保存数
- コメント数
- シェア(投稿記事を他人へ共有する)数
インスタインサイト分析で期待できること
前章でも少し触れましたが、Instagramインサイトでフォロワーについての情報を確認した後は、その情報を分析し、戦略に繋げることが肝心です。
Instagramインサイト分析をすることで、インスタグラム(Instagram)運用を通して下記のようなことが期待できます。
- フォロワー数の拡大
- エンゲージメント率の増加
- 発見タブへの表示
- 企業・自社商品・自社サービスなどの認知拡大
- ユーザーの信頼獲得
- 売上増加
詳しくお伝えいたします。
フォロワーの拡大
フォロワーの行動から興味関心があるコンテンツなどがわかります。そのため、フォロワーに有益な記事投稿を増やすことが可能になります。
特定の属性ニーズに応えている記事投稿は、潜在層の関心も引くため、自社アカウントへの新たなフォロワー獲得も期待できます。
エンゲージメントの増加
特定の属性ニーズに即した確度の高い記事は、ユーザーアクションがアクティブになるため、エンゲージメントの増加に繋がります。
エンゲージメントとは、各投稿へのユーザーの反応のことです。「エンゲージメント数」や「エンゲージメント率」といった数値で見ることができます。
エンゲージメント数は「いいね!」「保存」「コメント」数の合計です。自社アカウントとフォロワーとの親密度を測るものでもあります。
エンゲージメント率は、エンゲージメント数をインプレッション数(またはリーチ数・フォロワー数)で割ったもの。エンゲージメント率が高い記事は、インスタグラム(Instagram)のエッジランクというアルゴリズムによりポジティブに評価されます。
エンゲージメント率が高いアカウントは、「発見タブ」に表示されるようになります。
発見タブへの表示
発見タブは、インスタグラム画面の下に表示される虫眼鏡マークをタップすることで見ることができます。発見タブはフォローしていないユーザーのアカウントを閲覧することができる機能です。
発見タブは、潜在層に「発見」してもらえる可能性をもった機能なので、新規フォロワーを獲得するためにも表示されることを狙いたいところです。
企業・商品・サービスなどの認知拡大
発見タブへの表示により、フォロワー以外のユーザーのインスタグラムに記事が表示される機会が増えるようになります。その結果、企業や商品・サービスをより多くの人が目にするようになります。
たとえ投稿を隅から隅までしっかり見ていないとしても、ユーザーの潜在意識に自社アカウントのイメージを残すことができます。
信頼獲得
同じ企業や商品・サービスをCMや広告、口コミを何度か見聞きしているうちに、「試してみようかな?」と思ったことありますよね。人間の心理効果の一つに、なんとなく聞き覚えがある、どこかで目にしているものには安心感を抱く傾向があると言われています。
インスタグラム(Instagram)への記事投稿を繰り返すことでブランディングを構築。フォローワ―やユーザーとのコミュニケーションを通して信頼を獲得することができます。
売上増加
認知を広げ、信頼を獲得することで、ユーザーが自ら想起する企業や商品・サービスになります。ここまで辿り着いて初めて購買行動が望めます。
例えば、ユーザーが缶コーヒーを飲もうと思った時に、「そういえばあのブランド!」と順位高めの選択肢になれたなら、購買の可能性も高くなります。
ここまででInstagramインサイトを利用した分析による記事投稿で、期待できることを説明いたしました。
Instagramのインサイトで初心者が確認すべき分析項目
まだInstagramインサイトを使ったことがない、もしくは使い始めて間もない初心者の方に向けて、特に確認すべき下記の項目3つについて、画像も交えて解説していきます。
- リーチ
- インタラクション
- オーディエンス
インサイトは、下記の手順で表示・確認することができます。
【Instagramインサイトの表示手順】
各投稿のインサイトを見る場合
- Instagramプロフィールを開く
- インサイトを表示する投稿をタップ
- 画像下の「インサイトを表示」をタップ
全投稿のインサイトを見る場合
- Instagramプロフィールを開く
- プロフィールページ上の「プロフェッショナルダッシュボード」をタップ
- 「アカウントのインサイト」右の「すべて見る」をタップ
リーチ
リーチの項目では、投稿を見たアカウントの数(人数)がわかります。
全投稿へのリーチ数、投稿の種類別のリーチ数などを見ることができ、それぞれフォロワー・フォロワー外に分かれた数値も確認できます。
このリーチ数の増加は、アカウント記事を読んだ人が増えたということなので、新規フォロワーの獲得が期待できます。
インタラクション
「コンテンツでのインタラクション」では、いいね!・コメント・保存・シェア・返信といった、投稿に対するユーザーのアクションがわかります。
オーディエンス
「オーディエンス」とは、自社アカウントの閲覧者のことです。閲覧しているアカウントが自社アカウントのフォロワーかそうでないかの割合が表示されます。
アカウントのフォロワー数が100人以上の場合、このオーディエンスの都市や国、年齢層、性別などが加えて確認できます。
インスタインサイト分析の仕方
では、どのように情報を分析すると良いのでしょう。5ステップに分けて方法を見ていきます。
- Instagramアカウントの現状確認
- 問題点の把握と改善
- ゴール(KPI)の設定
- コンテンツ制作と投稿
- Instagramインサイト分析・解析
1.Instagramアカウントの現状確認
まずは、フォロワー数やその属性、投稿へのいいね!数や保存数などを見て、自社アカウントがどのような状況にあるのか、を確認します。
フォロワー属性を見て、意外な層からの指示を集めていた、などの発見もあるかもしれません。
2.問題点の把握と改善
現在地がわかったところで、投稿記事の問題点を確認し、改善策の目星をつけます。
例えば、
- いいね!数などエンゲージメントが獲得できない
- フォロワー数が伸びない
といった問題がいくつか見えてくることでしょう。気づいた問題をできる限り洗い出しましょう。
その後、それぞれの問題について、インスタグラム(Instagram)上でどう改善できるのかを考えます。
投稿記事の内容、画像クオリティといった面や、ハッシュタグの選択、投稿時間や投稿頻度等、あらゆる方面からの改善策を予測し実践してみます。
3.ゴール(KPI)の設定
問題と改善策の糸口が見えたら、次はゴール(KPI)を決めます。
「3ヶ月でフォロワー数をこれくらい増やそう」
「半年で平均いいね!数を倍増させエンゲージメントを上げよう」
「こういうコメントをもらえる投稿をしてみよう」
など、目標を定量・定性の両面で検討し、設定します。
4.コンテンツ制作と投稿
ここまでに見てきた改善点とゴール(KPI)に合わせて、コンテンツを制作し、投稿していきます。
実験だと思って、各投稿にどのような反応があるのか、逐一確認できると良いです。
改善できるところは改善しながら、引き続き投稿を続けます。
5.Instagramインサイト分析・解析
ある程度の期間を経たら、改めて自社アカウントのInstagramインサイトを見て、フォロワーの動きの分析をしましょう。
改善策の効果がどう現れているのか、良い結果なのかあまり変化がないのか、を各投稿の数値から確認し、次の戦略を考えます。
インスタインサイト分析はアウトソーシングできる
Instagramインサイト分析において見るべき項目や方法はわかったけれど、
- 自社でインスタインサイト分析をする自信がない…
- 長いスパンで分析を続けたいけれど、リソースが足りない…
といった状況があるかもしれません。
そのような場合には、アウトソーシングサービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
ここでは、Instagramインサイト分析だけでなく、他の業務の依頼も可能なアウトソーシングサービス、HELPYOUを紹介します。
HELPYOU
HELP YOUは、株式会社ニットが運営するオンラインアウトソーシングサービスです。
優秀なスタッフがクライアントをトータルサポートし、社員がコア業務に集中できる環境づくりを支援します。
【HELP YOUのプラン】
<チームプラン>
お客様の窓口となるディレクターが、業務の遂行に必要なスキルを持つアシスタントを集め、チーム制でサポートするプランです。
1.厳しい採用プロセスをクリアした「優秀なアシスタント」
2.チーム制なので欠員があっても業務が滞る心配なし!長期的な依頼が可能
3.さまざまな業務の依頼でも窓口は一つで簡単!頼れる「専属ディレクター」
4.海外在住の日本人スタッフによる時差を活用した夜間帯業務も可能
チームプランの主なサービス内容
HELP YOUには、さまざまなスキルを持った優秀なメンバーが多数在籍しているため、Instagramインサイトの分析含め、幅広い業務の依頼が可能です。
- 総務業務:出張手配、スケジュール調整、名刺作成、データ確認など
- 経理業務:入金管理、支払業務、請求書発行など
- 人事・採用業務:求人票の作成、書類審査管理、セミナー会場手配など
- 営業サポート業務:会議資料作成、データ収集、KPI管理、経費申請など
- マーケティング業務:Instagram記事作成・投稿、アカウント作成、フォロワー集計など
- ECサイト業務:売り上げ管理、商品管理、サイト管理、ニュースリリース作成 など
※各サービスは、お客様のご要望によって組み合わせが可能です。
チームプランに加え、固定の専属アシスタントが業務を柔軟にサポートする「1名専属プラン」、RPAツールを用いて自動化が可能な定型業務をロボットがサポートする「ロボットプラン」など、お客様のニーズに合わせたプランをご提供しています。
「どんな業務をどこまで依頼できるか」「自社にはどのプランが適しているか」など、ご質問はメール・電話にて無料で承っております。ぜひお気軽にご相談ください!
インスタインサイトについてよくある質問
Instagramインサイトについて、よく上がってくる質問・疑問についてお答えします。
Q1.Instagramインサイト分析をする際の注意点
一番の注意点は、Instagramインサイトでは「90日以上の表示や確認ができない」という点です。
また、各データをダウンロードもできないので、長期に渡ってアカウントを運用する場合は、スクリーンショットや別ファイルにてデータを保存しておくほうが良いでしょう。
Q2 .インスタグラム(Instagram)のリーチ数とインプレッションの違いは何?
混同されやすい2つの言葉ですが、
- 「リーチ数」は「人数」
- 「インプレッション数」は「表示回数」
を表します。
例えば、同アカウントから2回の閲覧があった場合、
- リーチ 1人
- インプレッション 2回
というカウントの仕方になります。
リーチからは記事が届いているユーザーの数、インプレッションからはどのくらい画面上に表示されたのか、を確認することができます。
Q3.Instagramのビジネスアカウントのデメリットは?
先述の通り、Instagramインサイト機能を使用するには、ビジネスアカウントである必要があります。
ビジネスアカウントはインサイトの数値の確認や広告出稿が可能になるなどのメリットがありますが、いくつかデメリットもあります。
一つは、ビジネスアカウントは非公開にすることができないこと。鍵付きアカウントにして承認した人だけに見てもらう、という設定ができなくなります。
また、投稿をFacebook上でシェアする際に、連携した1つのアカウントのページ上でしかシェアができなくなります。
Facebookのいくつかのページでシェアする、ということはできないので、Facebookを個人用・ビジネス用で使い分けている人は注意が必要です。
Q4 .Instagramインサイトの無料分析ツールを教えて!
Meta社が「クリエイタースタジオ」という公式ツールを提供しています。
このツールでは、InstagramとFacebookの投稿を作成編集、予約投稿に加え、インサイトの確認をすることができます。
クリエイタースタジオはアプリから閲覧できず、パソコンからのみ使用が可能です。
なお、まもなく、機能は引き継ぎながら、「Meta Business Suite」というプラットフォームに移行されるようです。
まとめ
こちらの記事では、Instagramインサイトがどういったものなのか、確認できるポイントや分析の仕方などを徹底解説してきました。
Instagramインサイトについて、理解が深まりましたでしょうか?
インスタインサイトはインスタグラム(Instagram)運用において、フォロワーのことをより深く理解するために、ぜひ活用したい分析ツールです。
理解はできるけれど、指標の設定や分析ができるか心配、リソースに課題がありそう、という方はアウトソーシング化もぜひ視野に入れてみてください。
この記事が、貴社インスタグラム(Instagram)運用のさらなる発展の一助になれたらと思います。
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