メルマガのクリック率を上げる!5つの改善方法を伝授
メルマガを定期的に顧客に配信しているものの、期待値ほど結果が出ていないと感じている経営者やWebマーケティング担当者も多いのではないでしょうか?
費用対効果が悪いと感じている方もいるかもしれません。
しかし、ちょっとした改善施策で受信者の反応率が向上することが期待できます。
この記事では、メールマーケティングの効果的な指標となるメルマガのクリック率を上げるための施策・ポイントを詳しく解説します。
メルマガのクリック率とは
メールマーケティングにおいて、「クリック率」「開封率」と言った言葉をよく耳にすると思います。ここでは、メルマガ配信の基本についてお伝えします。
メルマガのクリック率と開封率の違い
メルマガの「クリック率」とは「メルマガ配信数に対する、メルマガ内のリンクがクリックされた割合」のことです。CTR(Click Through Rateの略)とも呼ばれます。
配信したメルマガがどれだけの顧客に読まれ、自社のコンテンツ(商品・サービスなど)に興味を持ってもらえたかが分かります。
一方で、「開封率」は「配信したメルマガをどれだけの顧客が開封したか」の割合で、メルマガ自体がどれだけ顧客に興味を持たれたかが分かります。
クリック率・開封率ともに、メルマガの効果を測定する指標の一つといえます。
- クリック率:メルマガ配信数に対するメール内のリンクがクリックされた割合
- 開封率:メルマガ配信数に対してメルマガが開封された割合
メルマガのクリック率の算出方法
メルマガのクリック率は以下の方法で算出できます。
- クリック率 = メルマガ内リンクのクリック数 / メルマガの配信数 × 100
例えば100件のアドレスにメルマガを配信し、そのうち1人がリンクをクリックした場合、クリック率は1%となるというわけです。
開封率の算出方法は以下の通りです。
- 開封率 = メルマガが開封された数 / メルマガ配信数 × 100
100件に対してメルマガを配信しその内10人がメルマガを開封した場合、開封率は10%となります。
メルマガのクリック率の目安
通常、メルマガのクリック率がどれくらいあれば妥当といえるのでしょうか?配信の成功・失敗の判断材料にもなるその目安をご紹介します。
Benchmark社の「Benchmark Email ユーザー対象:業種別・地域別(国別) メール平均開封率・クリック率・エラー率レポート(2022年1月時点)」によると、以下のような結果が出
ています。
参考:Benchmark社「Benchmark Email ユーザー対象:業種別・地域別(国別) メール平均開封率・クリック率・エラー率レポート(2022年1月時点)」より抜粋して作成
クリック率・開封率ともに業界によって大きく差がありますが、クリック率は約3%、開封率は約20〜30%を目安としておくと分かりやすいかもしれません。
メルマガのクリック率に影響する4つのポイント
どのようなことがメルマガのクリック率増減に影響するのでしょうか。4つのポイントをご紹介します。
メールの開封率
企業がメルマガを配信する目的は、メルマガを通じて自社のコンテンツに興味を持ってもらい、商品やサービスを購入してもらうことにあります。
その最初のステップが配信したメルマガを開封してもらうことです。そもそも開封されないとクリックもされません。そういう意味でも、開封率はクリック率に大きな影響を与える要因といえます。
メルマガの開封率の平均は20〜30%前後ですが、開封率がそれよりも低い場合は改善が必要です。
件名・プリヘッダー(メール開封前から表示される文頭の数文字)を工夫したり、配信のタイミングを開封されやすい曜日・時間に調整したりして、開封率を高めましょう。
リンクの形式
メルマガを通して自社のコンテンツに興味を持ってもらい、クリック率を上げるために、リンクの形式を工夫しましょう。メルマガからコンテンツ購入に至る導線であるリンクの形式はとても重要です。
まずは以下の4つを検討するとよいでしょう。
- リンクはボタンかテキストか
- リンクボタンとテキストを併用するか
- ボタンの場合、読者がクリックしたいと思う色・形・サイズになっているか
- テキストの場合、装飾などでリンクが分かりやすくなっているか
CTA(Call to Actionの略/行動喚起)とも呼ばれるメルマガ内のリンクを、ボタンにするのかテキストにするのかによってクリック率が変動する可能性があります。
どのような形式がもっともクリック率を上げられるのか、判断が難しい場合はA/Bテストを実施して検証することをおすすめします。
リンクの位置
クリック率を上げるためには、リンクの位置にも気を配る必要があります。
メルマガ読者が見つけやすい位置にリンクがあるか。「コンテンツについてもっと知りたい」と思える適切なタイミングでクリックできるか。これらはクリック率に直接影響を及ぼす大切な要素です。
一般的にメールを閲覧する時間は約7秒といわれており、読者が何度もメルマガを読み返してリンクの場所を探すことはなかなかありません。
読者を混乱させないためにリンクの数を絞るのも一案です。複数リンクを設置する場合はそれぞれのリンクを離れた場所に配置するなど、読者の目線に立って工夫しましょう。
メール本文の内容
メルマガの内容の良し悪しも、クリック率の増減に大きな影響を及ぼします。
読者が「全部読みたい」と思う魅力的な内容はもちろんのこと、「長さ」にも気を配る必要があります。
前述の通りメール閲覧の長さは約7秒といわれており、その中で伝えたいこと(訴求ポイント)をすべて網羅しなくてはなりません。
たとえ読者にとって有益な情報でも、簡潔で読みやすい文章でなければ、次のアクションを起こしてもらうことは難しいのです。
メルマガの肝ともいえる魅力的なコンテンツを安定的に作成するためには、ライティングのプロに外注することも有効な手段の1つです。
クオリティの高いコンテンツを常に供給できるだけでなく、担当者の業務効率化にも寄与できるでしょう。
メルマガのクリック率を上げる5つの改善方法
メルマガのクリック率に影響する要素をご紹介しましたが、実際どのようにクリック率を上げていけばよいのでしょうか。ここではポイントとなる5つの方法を解説します。
コンテンツは1つに絞る
クリック率を上げる1つ目の方法は、メルマガのコンテンツを1つに絞ることです。
それには主に2つの理由があります。
先ほど紹介した通り、読者がメールを読む時間は非常に短いため、複数のコンテンツを盛り込んでも読まれない可能性が高いというのが1つ目の理由です。
2つ目の理由は、メルマガ内のリンクをクリックして一度Webページに遷移した場合、読者が再びメールに戻る確率はきわめて低いということです。
複数のコンテンツを盛り込んでも、2つ目以降のコンテンツのクリック率は減少する可能性が高いでしょう。
配信側はさまざまな情報で読者の興味を引きたいと考えている一方で、読者は興味を持っていないものには目もくれません。
そうしたことからも、1通のメールに盛り込むコンテンツはなるべく1つに絞るとよいでしょう。
ファーストビューに大事な内容を収める
人間が処理できる情報量は限られているため、メルマガの読者になるべく早く伝えたい内容を認知してもらう必要があります。
具体的には、メルマガを開いたときに最初に目に入る「ファーストビュー」と呼ばれる領域に大事な情報を記載しておくと、開封と同時に読者の目に入り、要点を伝えることができます。
どれだけ早く読者に要点を伝えるかという意味では、プリヘッダーの存在も見過ごせません。
プリヘッダーとは、メールの開封前から表示される文頭の数文字のこと。この数文字でメルマガの要点を伝えることができればメルマガの開封率にも好影響を与えるので、工夫するようにしましょう。
テキストは「動詞」にする
リンクボタンなど、CTAの文言を「動詞」に置き換えてみましょう。文言を名詞から動詞に変更することで読者の行動を促しやすくなります。
具体的には以下の通りです。
- 「詳細はこちら」→「記事を読む」
- 「資料請求」→「資料請求する」
- 「申込み」→「申し込む」
読者のニーズに合っていることが大前提ですが、ここに希少性を表現する「今だけ」「期間限定」などの言葉を加えて訴求することで、クリック率がさらにアップする可能性があります。
セグメント配信を活用する
セグメント配信とは、メルマガを配信する際に登録された顧客の属性・行動パターン・潜在ニーズなどで分類し、それぞれに適したメールを配信することです。
顧客をさまざまな角度から分類することで、ターゲットごとに最適な内容の情報を配信することが可能になります。
もし顧客のニーズに合っていない情報を配信してクリック率が伸び悩んだとしても、その情報が次に分類する際の材料になり、分類化(セグメント化)の精度がアップします。
セグメント配信を活用して顧客のニーズに合った情報を届けることができれば、メルマガの開封率やクリック率を上げられるのと同時に、メルマガからの離脱も防げるでしょう。
HTMLメールを活用する
HTMLメールとは、画像や装飾を活用できる言語形式(HTML形式)で作成されたメールのことです。
テキストメールは文章のみになってしまうのに対して、HTMLメールは画像などを使うことで視認性が高く、より多くの情報を伝えられるのが魅力です。
ただし、HTMLメールで配信する際には注意点もあります。
顧客はPC・スマートフォン・タブレットなどさまざまなデバイスでメルマガを読みます。
その際、レスポンシブル化されていないと、画面サイズなどに応じて画像・文字サイズなどが調整されず、とても読みづらいメールになってしまう可能性があります。
読者の離脱を避け、クリック率を増加させるためにも、HTMLメールを活用する場合はレスポンシブルデザインになっているかどうかを確認しましょう。
メルマガのクリック率の活用方法
メルマガのクリック率はただ測定して終わりではなく、それをマーケティングなどに活用することが大切です。
メルマガは主にコンテンツの認知度アップ・顧客との関係強化を目的として配信するものです。そのゴールに向けて、開封率・クリック率・コンバージョン率などを測定します。
開封率は、読者である顧客がどれだけ自社のコンテンツに興味を持ったかが分かる指標です。配信ごとに測定・分析することで、セグメントの細分化・精度アップに活用できます。
クリック率の測定は、メルマガ自体の必要性・コンテンツの購入に至った理由/至らなかった原因の分析に有効です。
さらにコンバージョン率(メルマガ配信総数からコンテンツ購入・登録に至った割合)を分析することで、メルマガの最終的な効果測定が可能になります。
メルマガの開封率・クリック率などが上がってもすぐに効果が出るものではありません。
効果測定を繰り返し、課題・原因・成功事例などを分析・把握してPDCAを回していくことが大切です。
メルマガ代行は「HELP YOU」におまかせ
顧客との関係強化などメールマーケティングのコアであるメルマガ運用業務ですが、労力のわりに結果が見えにくい地道な業務とも言えます。
担当者の業務効率化を進めるためには、業務のアウトソーシングも一案です。ここでは、HELP YOUのメルマガ代行サービスについて紹介します。
HELP YOUの特徴
HELP YOUは、株式会社ニットが運営するオンラインアウトソーシングサービスです。
優秀なスタッフがクライアントをトータルサポートし、社員がコア業務に集中できる環境づくりを支援します。
【HELP YOUのプラン】
<チームプラン>
お客様の窓口となるディレクターが、業務の遂行に必要なスキルを持つアシスタントを集め、チーム制でサポートするプランです。
2.チーム制なので欠員があっても業務が滞る心配なし!長期的な依頼が可能
3.さまざまな業務の依頼でも窓口は一つで簡単!頼れる「専属ディレクター」
4.海外在住の日本人スタッフによる時差を活用した夜間帯業務も可能
【チームプランの主なサービス内容】
HELP YOUには、さまざまなスキルを持った優秀なメンバーが多数在籍しているため、幅広い業務の依頼が可能です。
■マーケティング:メルマガ作成、ライティング、SNS投稿、アンケート集計など
■ECサイト:売上管理、商品管理、サイト管理、ニュースリリース作成 など
■総務:出張手配、スケジュール調整、名刺作成、データ整理など
■経理:入金管理、支払業務、請求書発行など
■人事・採用:求人票の作成、書類審査管理、セミナー会場手配など
■営業サポート:会議資料作成、データ収集、KPI管理、経費申請など
※各サービスは、お客様のご要望によって組み合わせが可能です。
チームプランに加え、固定の専属アシスタントが業務を柔軟にサポートする「1名専属プラン」、RPAツールを用いて自動化が可能な定型業務をロボットがサポートする「ロボットプラン」など、お客様のニーズに合わせたプランをご提供しています。
「どんな業務をどこまで依頼できるか」「自社にはどのプランが適しているか」など、ご質問はメール・電話にて無料で承っております。ぜひお気軽にご相談ください!
HELP YOUのメルマガ代行事例
HELP YOUが行ったメルマガ代行業務の事例を紹介します。
あるオウンドメディア企業様では、担当者がメルマガの準備から執筆、配信までを全て一人で行っていたため、配信のたびに約3時間を作業に費やしていました。
HELP YOU導入後はアシスタントへの依頼と確認作業のみとなり、2時間50分の時間短縮に成功。
メルマガの安定配信が可能になっただけでなく、マンネリ化していたメルマガに新しい視点が加わって読みやすくなるといった効果もありました。
クライアント企業からは以下のコメントを受領しています。
「いつも新鮮な視点でおすすめ記事を集めてきてくれるので、社員も楽しみながら読むことができる、質の高い内容のメルマガになり満足です!」
まとめ
メルマガの運用はなかなか結果が出ない地道なマーケティング作業です。
ただし、クリック率・開封率などを上げることは、顧客である読者との強固な関係構築を実現するための大切な第一歩といえます。
アウトソーシングの検討を含め、効率良いメルマガ運用を目指すことをおすすめします。
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【特徴3.】チーム制だから複数業務のアウトソースの一括対応が可能!
専属ディレクターが付くので、複数の業務を一括で依頼をすることができます。
これまでに800以上のクライアント様に導入いただきました。
相談は無料です。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。
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