介護保険請求代行サービスおすすめ5選!メリットや選び方も解説

高齢化社会の進行に伴い、介護業界はますます増加する介護ニーズへの対応が求められています。しかしながら、介護業界は深刻な人手不足に直面しており、その上、介護事務作業の複雑さが負担を増幅させています。

こうした課題に立ち向かうために、「介護保険請求代行サービス」が新たな可能性として注目されています。

介護保険請求代行サービスとは、介護施設や事業所が専門の代行会社に介護サービス関連の請求業務を委託するサービスです。これにより、事業所は請求業務の負担を軽減でき、利用者への介護サービスの提供に専念できます。

この記事では、介護保険請求代行サービスを活用するメリットとデメリット、代行サービスの選び方とおすすめの代行業者を紹介します。

人手不足を解決し、効率的な運営と介護サービスの質向上を実現するための第一歩として、ぜひ参考にしてください。

 

介護保険請求代行に依頼できる業務

介護 請求 代行1

介護保険請求代行は、介護業界の多岐にわたる業務を代行してくれる頼もしいパートナーです。
まずは、代行サービスが提供する業務範囲について詳しく見ていきましょう。

介護保険請求などの専門業務

介護保険請求」とは、介護サービスの利用者が自己負担する費用を軽減し、公的な保険制度を通じて適切な支援を受けるための重要な仕組みです。

具体的には、高齢者や身体障がい者などの利用者が受ける施設介護や訪問介護などの介護ケアサービスにかかる費用を、国民健康保険団体(国保連)に請求する手続きを指します。

介護サービスを提供する事業者は、こうした「介護保険請求」に関わる業務を代行サービスに依頼できます。

【代行サービスが支援する専門業務】

◆書類作成:介護保険請求書のほか、助成金申請書やサービス提供状況報告書などの各種申請書や報告書の作成

◆手続きのサポート:介護保険請求書の提出期限や必要な書類の整備、請求対象となるサービスの選定に関するサポート

◆返戻サポート:介護保険請求金額が誤った額で支払われた際の返戻手続きの支援

◆データ管理の支援:介護保険請求に関連するデータを適切に管理し、必要な時にアクセスできるようにするためのシステムやプロセスのサポート

 

経理や勤怠管理などの一般業務

介護保険請求代行サービスには、介護保険請求などの専門的な業務だけでなく、経理や勤怠管理などの一般的な事務業務についても依頼できます。

【代行サービスが支援する一般的な業務】

◆経理業務:収支の記録や給与計算、会計処理など、経理関連の業務

◆勤怠管理:スタッフの勤務時間や休暇の管理といった労務管理のサポート

他にも、利用者からの問い合わせや要望に対する対応の代行、サービスの広報やマーケティング活動のサポートなど、幅広い業務をサポートしている代行業者もあります。

介護保険請求代行サービスのメリット

介護 請求 代行2

介護保険請求代行サービスの導入により、介護事業者は多くのメリットを享受できます。

スタッフの負担を軽減できる

介護施設や事業所においては、利用者へのケアサービス以外に、事務作業などの裏方業務が発生します。しかし、これらの業務は複雑かつ継続的な作業を必要とし、スタッフにとって負担となることがあります。

代行サービスを活用して、返戻手続きや請求業務など手間のかかる作業を委託することで、スタッフの負担を軽減できます。

サービスの質が上がる

煩雑な請求業務を委託することで、訪問介護や利用者に直接関わるサービスにスタッフの時間やエネルギーを集中させることができます。
利用者とのコミュニケーションやケア計画の策定など、より専門的かつ個別化されたサービス提供に専念できれば、総合的なサービスの質の向上につながるでしょう。

コストを最適化できる

介護保険請求代行サービスを利用するには外注費用が発生します。しかし、事務作業のために新たにスタッフを雇用する際の採用コストや維持費用と比較すると、より経済的な選択肢と言えます。

また、外注であれば業務量を柔軟に調整できるため、繁忙期と閑散期に合わせてコストを最適化することも可能です。

介護保険請求代行サービスのデメリット

介護 請求 代行3

介護請求代行サービスには課題もあります。これらを理解し事前の対策を取ることで、デメリットを最小限に抑えられます。

ノウハウが溜まらない

業務の外注により、事業所で業務を実施する機会が減少するため、専門的なノウハウの蓄積が難しくなる可能性があります。

外注先と情報を定期的に共有し、業務マニュアルを作成してもらうなどの対策を講じるのがおすすめです。

外注管理に手間がかかる

適切な外注管理には、手間や時間がかかる可能性があります。特に外注に慣れていない場合、最初のやり取りや調整に時間を要することもあるでしょう。

業務の適切な委託を実現するためには、業務範囲やルールの明確化、マニュアル整備や定期的な進捗確認が必要です。外注管理を円滑にするための体制やプロセスを構築し、業務の品質を確保する仕組みを整えましょう。

介護保険請求代行サービスの選び方

介護 請求 代行4

代行サービスを選ぶ際に留意すべきポイントを紹介します。
以下の項目をチェックして、事業所の運営を改善し、質の高いサービスの提供を実現できるパートナーを見つけましょう。

業務範囲

外注業者によって提供されるサービスの範囲は異なります。介護保険請求業務の他にも、訪問介護の記録管理や報告書の作成など、さまざまな業務を代行している場合もあります。

まずは、事業所が外注したい業務に対応できるサービスを提供している業者であることが重要です。
対応可能な業務範囲やその詳細が分からない場合は、問い合わせ時に相談してクリアにしましょう。

業務の安定性

介護保険請求は国保連への提出締切が決まっているため、外注先が確実に業務を遂行し、期限を守る体制である必要があります。
また、担当者の急な欠勤や退職などによって業務が滞らないよう、適切なサポート体制を整えているかも、注意深くチェックしましょう。

実績

介護保険請求代行サービスを選ぶ際には、過去の実績も重要な判断材料となります。導入件数や継続率、利用者の口コミを確認することで、業者の信頼性や実力を把握できます。

また、類似サービスの対応事例や「お客様の声」など、自社と規模感が近いものを参考にすることで、導入のイメージをより具体的に掴むことができます。

料金

料金は導入を検討する際に重要な要素ですが、安さだけで選ぶと業務の質が低いなど、満足のいくサービスが受けられない可能性があります。
料金を比較する際は、単に金額だけでなく、業務の質や提供されるサポート内容など、長期的な費用対効果も考慮することが重要です。

継続的な信頼性や効率的な業務運営を重視した選択が、最終的な成果につながるでしょう。

セキュリティ体制

代行サービスを利用する際には、事業所の機密情報や利用者の個人情報を共有する可能性があります。情報漏洩などのリスクを最小限に抑えるためにも、外注先のセキュリティ体制は非常に重要です。

PマークやISO27001など、第三者機関からの認証を取得している外注先を選ぶと安心です。

おすすめの介護保険請求代行サービス5選

介護 請求 代行5

信頼あるパートナーを見つけ、安心して業務を任せるために、おすすめの代行サービス5つを紹介します。

雲紙舎ケアサポート

雲紙舎ケアサポートは、レセプトの請求業務を1週間で巻き取るなど、「最速」の介護保険請求代行サービスを提供しています。訪問介護や特別養護老人ホームなど、さまざまなタイプの事業所に対応しています。

特徴:
・利用継続率98.7%
・Pマーク/ISO取得

主なサービス
レセプト作成、介護保険請求、医療保険請求、給与計算、請求書の発送、利用者からの入金消込、返戻対応 など
料金プラン
レセプト作成基本プラン 基本料金:10,000円/月
地域密着型通所介護 明細書件数 50件 40,000円
明細書件数 51〜100件 80,000円
明細書件数   101〜150件 120,000円
訪問介護 明細書件数 50件 50,000円
明細書件数 51〜100件 100,000円
明細書件数   101〜150件 150,000円

※その他プランなど詳細は要HP確認

北日本ケアサポート

北日本ケアサポートは、国保連請求代行と合わせて、経理など事務作業のサポートも提供しています。国保連請求代行では、現在使用している請求ソフトを変更せずに委託でき、返戻や保留の原因調査も行ってくれます。

特徴:
・資格を持ったスタッフが一社一担当制で対応
・全国に400以上の顧客

主なサービス

介護・障害の国保連請求代行、返戻と保留の原因調査、事務代行 など

料金プラン

国保連請求(レセプト)代行 基本料金 20,000円/月
保険内実績入力 500円/1名
オプション 保険外実績入力 300円/1名
国保連伝送 2,000円/事業所番号
請求書・領収書 作成:100円/1名

郵送:150円/1名

※その他プランなど詳細は要HP確認

株式会社ベストパーソン

株式会社ベストパーソンは、介護保険請求の事務代行と介護保険請求ソフトの提供を行っています。ケアプランの作成から請求処理までを一括して依頼できます。

特徴:
・553事業所、20,148件の請求を代行
・FAXや郵送での請求業務代行も可能

主なサービス
介護保険請求事務代行、介護保険請求ソフトの提供、調表作成、提携会社による資金繰り支援サービス など
料金プラン
要問合せ

 

マキトル

マキトルは、介護保険・障害福祉請求代行サービスを提供しています。事業者は、毎月の実績記録票をFAXするだけで、国保連伝送業務から解放されます。

特徴:
・実績記録票を月初にFAX等で送るだけ
・全国どこでも対応可能

主なサービス

介護保険・障害福祉請求代行、返戻や過誤の精査・国保連へ再請、ケアマネージャーへの実績報告 など

料金プラン

通常一般プラン 施設基本料金 15,000円/月
利用者基本料金 300円/月

※基本契約期間は12ヶ月契約
※その他プランなど詳細は要HP確認

アクリーティブ

アクリーティブは、医療・介護事業者向けにレセプト請求の代行を請け負うほか、BPOサービス(事務代行)や診療・介護報酬ファクタリングサービスも提供しています。

特徴:
・1999年創業
・ISO/IEC27001認証の取得

主なサービス
介護事業者向けBPO、訪問看護ステーション向けBPO、ヘルスケア関連企業向けBPO、ファクタリング など
料金プラン
要問合せ

 

介護事務サポートなら「HELP YOU」におまかせ

介護 請求 代行6

介護業務の効率化を検討している方には、高いパソコンスキルを持ったスタッフが揃うアウトソーシングサービス(外注)の活用もおすすめです。
ここでは、介護事業所のさまざまな業務をサポートする「HELP YOUケア」をご紹介します。

HELP YOUケア」は、株式会社ニットが運営するオンラインの事務サポートサービスです。
さまざまなスキルを持った優秀なアシスタントが、福祉・介護業界で働くあなたの仕事をサポート・代行します。

サービスの特長
1.冗長性を担保できる「チーム制」のため、業務が滞るリスクがない
2.給与計算などの労務業務からSNS運用まで幅広い業務に対応可能
3.オンラインで簡単に業務を依頼できるので、最短5日で人材を確保

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【介護・医療】事務の外注で働きやすい職場づくりに注力できた

 

【HELP YOUケアの主なサービス内容】
■勤怠管理、給与計算
■採用サポート:求人媒体の選定、求人票の作成、応募者対応
■SNS運用:投稿文作成、画像・動画制作、リサーチ
■事務、経理、デザイン、システム開発など
※各サービスは、お客様のご要望によって組み合わせが可能です。

料金
月額:10万円~/実働時間:30時間~

 

「どんな業務をどこまで依頼できるか」など、ご質問はメール・電話にて無料で承っております。ぜひお気軽にご相談ください!

まとめ

介護 請求 代行7

介護保険請求代行サービスは、人材不足が深刻な介護業界において頼りになるパートナーです。

介護事業所は、複雑な請求業務を外注することでスタッフの負担を軽減し、利用者のケアに専念できます。さらに、外注であれば依頼する業務量を調整しやすいため、恒常的に人を雇うよりもコストを最適化できる可能性があります。

代行業者選びの際には、過去の実績や信頼性、セキュリティ体制などを検討し、事業所のニーズに合ったパートナーを選ぶことが重要です。

適切な業者との協力で、人手不足の解決と共に、より良いケアサービスの提供を実現しましょう。

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