組織が4倍に!急拡大の医療サービスを支えた秘書サポート

ファストドクター株式会社 執行役員/CTO(最高技術責任者) 宮田 芳郎様
インタビュアー 株式会社ニット 小澤美佳

ファストドクター株式会社が運営する、時間外救急の総合窓口「ファストドクター」。2016年の創業から事業は急拡大し、現在では日本最大級のプライマリ・ケアプラットフォームに成長しました。

同社テック部門のバーチャルカンパニーである「ファストドクターテクノロジーズ」でCTO(最高技術責任者)を務める宮田芳郎様は、テクノロジーの側面からその事業成長を支えています。

ファストドクターテクノロジーズは、2022年12月の設立からわずか1年で約4倍に組織が拡大。宮田様は組織の立ち上げと成長に必要な多岐にわたる業務を、秘書的な立場でサポートしてくれる人材を求め、オンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU」を導入しました。

約1年ご利用いただいて、HELP YOUを「いなくてはならないパートナー」と語る宮田様に、導入のメリットや効果について伺いました。

一億人のかかりつけ機能を担う医療プラットフォーム

──御社の事業内容についてお聞かせください

当社の核となる事業は、全国の医療機関と連携したプライマリ・ケアプラットフォーム「ファストドクター」の運営です。

ファストドクターでは、お問合せいただいた患者様の症状に応じて、救急病院のご案内や夜間休日往診、オンライン診療などの適切な医療を選択できるよう支援しています。

夜間や休日に体調不良に見舞われると、心細く不安になると思います。当社のミッションは、「生活者の不安と、医療者の負担をなくす」ことです。

夜間・休日の「もう一人のかかりつけ医」となって生活者を適切な地域医療につなぐと同時に、不要不急の救急搬送を減らし「地域医療のパートナー」として医師の負担を軽減することを目指しています。

──夜間に子どもが発熱すると、どうすれば良いのかうろたえてしまいますが、ファストドクターのように相談できる窓口があると心強いですね。宮田様がCTOをされているファストドクターテクノロジーズ(以後文中ではFDT)についても教えてください

FDTは、重点事業である「救急医療支援」に加え、ヘルスケアデータを活用した「慢性期医療支援」や、テクノロジーを駆使した「へき地医療支援」など、より広い範囲で地域医療に貢献することを目的として設立されました。

当社は、テクノロジーを積極的に活用しスマートな医療を実現することで事業を成長させてきました。例えば、救急往診では、患者様の症状や住所から往診に最適な医師をマッチングし、最短でご自宅に伺える経路を割り出すことができます。

また、自動問診や、診療費のキャッシュレス化、保険証のオンライン提出などで患者様の負担軽減に取り組んでいます。

そのほか、主治医とファストドクター医師(ファストドクターが提携する医療機関所属の医師)の診療情報連携のリアルタイム化・オンライン化など、医療へのアクセシビリティ向上や生産性向上を実現させてきました。

FDTでは、事業のさらなる高速化と、テクノロジーを活用した新たな医療体験の創出を目指し、研究開発や技術開発をおこなっています。

新しい組織の中で臨機応変に業務をサポートしてほしい

──御社には2022年11月にHELP YOUを導入していただきました。FDTの設立が導入のきっかけだったのでしょうか

はい。FDTの設立に際し、組織が拡大することで私のマネジメントコストが増えることが予想されました。そこで、「事務的なサポートをしてくれる人を探した方が良いのでは」と社長から提案があり、急いで探すことにしたのです。

リサーチは社長秘書が担当してくれ、その中に、HELP YOUの名前もありました。当初は、フリーランスの方も検討しましたし、HELP YOUと同様のアウトソーシングサービスの会社にも問い合わせました。

──最終的に、HELP YOUを選んだ決め手は何だったのでしょう?

一番の決め手は、当社の業務を専任に近い形で担当してもらえる点です。

私の希望として、定型的な事務作業をやってもらうのではなく、秘書的な立場で臨機応変に幅広く業務をサポートしてほしいと思っていました。

新しい組織なので、業務フローがしっかりと確立されていない場合もあるでしょう。一緒に効率的な業務の進め方を考えてくれる人が良いと思ったのです。そのためには、専任に近い形で、私の業務全体を知ってもらう必要があると考えていました。

「専任」ではなく「専任に近い形」というところもポイントで、1日まるまる8時間稼働してもらうほどの業務量ではないため、本当に必要な数時間でしっかり対応していただける方が理想でした。

また、専任(に近い形)となると、担当者のスキルも重要です。その点、HELP YOUは、スタッフの経歴やスキル、稼働可能な時間帯などを事前に確認でき、こちらの要望に合う方にお願いできるので安心です。

私は、技術広報としてのミッションがあったので、広報的な仕事もお手伝いいただきたいと考え、メーカー広報も経験されていた方にお願いしました。

1年で約4倍! 急速な組織拡大をサポート

──HELP YOUには、現在どのような業務をご依頼されているのですか?

会議・打合せのスケジュール調整や、契約書・稟議書の進行管理などの秘書業務がメインです。そのほか、採用広報のアシスタントなどもお願いしています。

定例会議の前には、アジェンダをリマインドしてもらうなど、細かい部分もフォローしてもらっています。

契約書については、フリーランスの方や開発会社と、開発業務委託契約を結ぶので、締結に時間のかかる契約をプロセスに則って確実に進めていく必要があります。積み上げると量が多いので、進行管理をしていただけるのはありがたいです。

また、週に2~3回、HELP YOUと定例MTGを実施していて、私が決裁できていない稟議を準備してもらい、そこで確認や承認をする時間を作っています。

──HELP YOUを利用してみていかがでしょうか

すごく助かっています。いなくてはならない存在ですね。

FDTは、2022年12月のスタート時は15名でしたが、今では60名ほどの組織になっています。この1年で約4倍です。このスピードで事業拡大できたのは、HELP YOUが細部の業務をサポートしてくれたおかげです。

──ありがとうございます!  HELP YOUを導入したことで感じられた変化は何かありますか?

単純に、私で止まっていた業務が減りました。社内の他の部署からも、FDTは、業務量が多い中でも、きちんと手続きしてくれる部署だな、と認識してもらえていると感じます。

テクノロジーで医療の生産性革新を目指す

──急速に少子高齢化の進む日本では、今後、医療需要はますます高まっていくと思います。宮田さんにはどのような思いがありますか?

少子高齢化が進み、医療費や介護費の負担が増大するなかで、2040年には、65歳以上の高齢者人口がピークに達し、労働力不足や社会保障制度の崩壊が危ぶまれています。

危機的状況ではありますが、医療分野は、他の分野と比べてDXが遅れている分、テクノロジーで解決できる課題がまだ多く残されていると思います。

増え続ける社会保障費と、縮小される未来への投資……。このような現状を打破し、わが子の将来も、親の老後もどちらも幸せなものにしたい。そのために、私は、テクノロジーを駆使して医療の生産性革新に取り組んでいます。

優秀なエンジニアたちと一緒に、テクノロジーで医療改革をおこし、日本の大きな課題を解決していきたいです。

最後に

宮田様には、FDTの設立当初からHELP YOUを活用いただき、1年以上が経過しました。宮田様からは、また新しく組織変更があったときは、ぜひ利用を拡大したい、とありがたいお言葉を頂きました。HELP YOUが幅広く業務を担当しているので、知識や業務内容の引継ぎをHELP YOU内で任せることができる点にも期待を寄せてくださっています。

未来の世代に持続可能な社会保障制度を引き継ぐために、テクノロジーで医療を変えていくと語る宮田さんの言葉はとても力強いものでした。私たちHELP YOUも、微力ながら、そのミッションのお手伝いをしていけることを嬉しく思います。

スピード感を持って事業を拡大していくときには、細かい業務を漏れなく確実に処理していくためにサポート役がほしいものです。

そんな時はHELP YOUの「1名専属プラン」を検討してみてはいかがでしょうか。専任のスタッフが、マニュアル化しづらい業務にも柔軟に対応し、御社のパートナーとして伴走します。

また、営業サポート、人事・採用、広報、総務、経理など、いろいろな業務を幅広く依頼したいという場合は、チームプランがおすすめです。お客様の窓口となるディレクターが、ご依頼業務に対応できるスタッフを集めチームを構築。属人的にならない業務フローを整備し、御社の業務をチームでサポートいたします。

御社のご希望に合うプランをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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日々の雑多な作業を外注し、重要な業務に集中して生産性を上げたい方は
ぜひこの機会にHELP YOUの導入をご検討ください。

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