全国の働く人に健康を。「こころめいと」が目指す新しい健康管理のかたち

株式会社セイルズ 富田崇由様
インタビュアー 株式会社ニット 小澤美佳

健康管理サービス「こころめいと」を提供する株式会社セイルズは、働く人が心身に不調をきたす前段階でのケアを行っています。

「予防」に注力する同社では、企業における職場環境の改善にも取り組んでおり、その一環としてHELP YOUを代理店という立場で様々な企業様にご提案いただく予定です。

自社でHELP YOUを導入して業務が効率化されたことをきっかけに「他社へも広めたい」とおっしゃいます。

働く人の健康管理に向き合ううえで、ユーザーとして、また代理店としてどのようにHELP YOUを活用しているのかを伺いました。

産業医のいない企業にも「健康」を届けたい

──御社の事業内容をお聞かせください。

従業員数が50人未満の小規模事業者向けに健康管理のサービスを提供しています。

従業員数が50人以上の事業者であれば、産業医の選任義務があるのですが、私たちのサービスはそのような義務のない企業様および事業所を対象としています。

産業医ではなく、主に保健師が相談窓口として健康指導にあたっているのが大きな特徴です。

──事業立ち上げのきっかけは何だったのでしょう?

私自身、2014年よりクリニックを経営しており、患者様の主治医として産業医の方とやりとりをしたのがきっかけです。やりとりを通じて産業医の世界に興味を持ち、その後研修を受けて産業医になりました。

ある時、従業員数が約600人の社会福祉法人で産業医を担当することになったのですが、その法人が抱える事業所の中には従業員数が50人未満のところもありました。事業所単位で50人以上でなければ産業医の選任義務はありません。

当初、私が健康管理をする対象となった従業員は600人中100人のみでした。その時に「対象外の方も健康管理を必要としているのではないか?」と思い、企業様に掛け合って全員を担当することにしました。

当時、私一人で対応にあたっていたこともあり大変でしたね。次第に、保健師の方に協力してもらいながら進めた方が効率的かつ効果的であることがわかりました。

単純に業務を分担できることに加え、企業様や従業員の方の立場としても、産業医より保健師の方が気軽に相談できるのではないかと感じたことが理由です。

この経験をもっと広く生かしたいという思いから、産業医の選任義務がない小規模事業者を対象とした健康管理サービスを立ち上げました。現在は、4,000人を超える従業員の方々の健康管理をお任せいただいています。

産業医本来の役割は心身の不調を「予防」すること

──健康管理サービスを運営するうえで、どのようなことを意識されていますか?

従業員の方々が身体や精神に支障をきたす前にケアすることを意識しています。本来、産業医の役割は「予防」です。でも、実際には、心身の不調が現れてから産業医との面談が組まれるケースが多いように思います。

そうならないためにも、まずは気軽に相談できる風土をつくることが重要です。そこで、弊社の保健師が相談窓口となり、職場における心境や体調を日頃から伺うようにしています。「オンライン保健室」のようなイメージですね。

──「オンライン保健室」って素敵ですね! 何名体制で運営されているのでしょう?

現在は13名で運営しています。そのうち、こころめいと事業の専属スタッフは4名です。クリニックの運営もしているので、正直、体がもたないと思うときはありますね(笑)。

そこで、事務作業をしてくれる秘書のような存在を探していた時に出会ったのがHELP YOUでした。

事務作業を外注。相手がプロだから築ける関係

──HELP YOUを導入いただいた決め手は何だったのですか?

3つあります。1つは教育の手間がかからないことです。新しく人を採用して一から育てようと思うと、その分コストがかかります。それに、私自身、事務作業のプロフェッショナルではないため、一から十まで教えられるわけではありません。

2つ目は新しく人を採用することなく、必要に応じて業務をお願いできる点です。人を一人雇うほどの業務量はないけれど、かといって保健師にお願いすると本業に割く時間が減ってしまいます。保健師にコア業務に集中してもらうためにも、事務作業を担ってくれる人の存在が必要でした。

3つ目は事務作業に特化したプロフェッショナルに依頼できるからです。現在、HELP YOUには主に資料作成をお願いしているのですが、要望にしっかり応えてくれるので助かっています。

相手がプロだと思うからこそ、私も遠慮なく要望を言うことができます。

資料作成を専門としないスタッフが相手だとこうはいきません。専門外の分野において本人にできる以上のことを求めるのは、相手に無用なストレスを与えることになりかねないからです。

場合によっては何度も修正を繰り返すことになるので、コミュニケーションコストもかかります。

HELP YOUの場合は、ディレクターの方が窓口としてこちらの要望を丁寧に汲みとってくださるので、導入当初もコミュニケーションのストレスを感じるシーンはありませんでした。

資料作成に着手する前段階で細かく要件を整理してくれるため、依頼や修正にかかるコストも最小限に抑えられます。専門家にお願いすることにして良かったです。

これまではスライド資料やマニュアルの作成をお願いしていましたが、今後はプレスリリース用の文章作成も依頼できればと考えています。HELP YOUにはさまざまな専門スキルを持った方がいるので、活用の幅を広げていけると良いですね。

企業の職場改善のためにHELP YOUを広めたい

──ありがとうございます! 御社ではHELP YOUとの代理店契約もしていただいていますが、どのような背景だったのでしょう?

従業員の方の健康管理に向き合うなかで、慢性的な人手不足に陥っている企業様をお見かけすることがあります。「今は繁忙期だから」と言い続けながら常に残業をしているような状態です。

確かに、時期によってはある程度仕方のない部分もあるかもしれませんが、業務の棚卸しをして効率化を図ることで負担は軽減できるのではないかと思います。

リモートでも対応できる業務はHELP YOUに外注し、従業員の方がコア業務に集中できる環境を整えることが、ゆくゆくは健康管理につながるのではないでしょうか。

私自身がその価値を実感したからこそ、HELP YOUには職場環境の改善における可能性を感じています。

保健師の積極活用で日本中の働く人に「健康」を

──最近では、コロナ禍でリモートワークを導入する企業も増えていますが、健康管理の観点でどのような影響があると考えられますか?

毎日オフィスに出社して人と顔を合わせることにストレスを感じる人が一定数います。そのような方々にとっては、リモートワークの普及は健康に働くうえで良い変化であるといえるでしょう。

一方で、リモートワークという働き方に向いていない人も一定数存在するのが現実です。リモートワークを余儀なくされ、ストレスを感じる人もいることが現状の課題として指摘できます。

将来的には、オフィス出社とリモートワークを選べる働き方になっていくことが理想ではないでしょうか。

──最後に、御社が今後目指す未来についてお聞かせください

現在、私のクリニックで実施している健康管理サービスを、全国のクリニックに横展開していきたいと考えています。全ての都道府県にパートナークリニックができるのが理想ですね。そのためにも、今年中にサービスを完成させることが目標です。

保健師を中心に「予防」を念頭に置いた健康管理のかたちを広めることで、一人でも多くの方が健康に働ける環境づくりを目指します。従業員の方が心身の不調を訴える前段階の健康管理をこころめいとで担っていきます。

「働く」って本来、体に悪いことではないと思うんです。

他人から「やらされている」という感覚があると、どうしても仕事は辛いものになってしまうので、自発的に「やりたい」と思えるかがポイントです。

これはあくまでも私の例ですが、「やりたい」という気持ちさえあればトイレ掃除も楽しめてしまうんですよね。そうした意味においては、いかに従業員一人ひとりが自発的に働ける職場環境を提供できるかが今後の健康経営における鍵ではないでしょうか。

編集後記

慢性的に忙しい状況が続く企業において、一人あたりの負担を減らすことは急務です。

その方法の一つとして増員が考えられますが、新しく人を採用することは、教育や引き継ぎのコストを考えると簡単ではありません。

また、時期によって業務量にばらつきがある場合は、せっかく採用した人材を持て余す可能性もあります。HELP YOUなら、業務量や業務の内容に応じて柔軟に仕事を依頼できるため、人を採用するコストをかけずに従業員の負担を減らすことができます。

従業員の方が健康に働き続けられる職場環境を実現するためにも、ぜひ活用をご検討ください。

 

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