リサーチ業務の外注でタイパ(タイムパフォーマンス)が向上

三井不動産ビルマネジメント株式会社 ビジネスソリューション事業推進本部 イノベーショングループ 大矢耀介
インタビュアー 株式会社ニット 小澤美佳

新規事業を開発するうえで、欠かせないのが「リサーチ業務」。しかし、信頼性があり有益な情報を収集するには、それなりの時間が必要です。

三井不動産ビルマネジメント株式会社の大矢耀介様は、企業がコミュニケーションを活性化するためのコンサルティングや新規ソリューションサービスの企画開発を担当しています。少数精鋭の同部署は、顧客に対して新しい価値を創出するための複数のプロジェクトを運営するなかで、メンバーがコア業務に集中できる体制をつくるため、オンラインアウトソーシング「HELP YOU」を導入しました。

大矢様は、日常的に発生するリサーチ業務をHELP YOUに依頼することで、ご自身が注力すべき業務に時間を使えるようになり、労働時間のパフォーマンスを高めることができたといいます。

タイムパフォーマンスが重要視される昨今、時間あたりの生産性を向上させるHELP YOUの活用方法について伺いました。

リモートワークの浸透で問われるオフィスの価値

──大矢さんの所属されている部署の事業内容を教えてください。

まず当社は、大きく分けて二つの事業を展開しています。プロパティマネジメント事業(ビル経営)とソリューションサービス事業です。

私の部署は、お客様にソフト面でのサービスを提供するソリューションサービス事業の中でも、企業の組織活性に関わるサービス『コミュニケーションデザイン』の企画開発を担当しています。コミュニケーションデザインのコンサルティングを通じて組織活性を促すさまざまな施策を企画し運営するのが主な事業内容です。

──新型コロナ以後、リモートワークが浸透したことで、御社の事業にも影響がありましたか?

はい。私たちの部署も新型コロナによる働き方の変化を受け、コミュニケーションデザインの開発に着手しました。以前はオフィスに出社するのが当たり前でしたが、リモートワークが浸透し、オフィスに行く意義が問われています。

私たちは、オフィスにはコミュニケーションとコラボレーションを生む場として重要な役割があると考えています。何気ない雑談から新たな発想が生まれたり、上司や同僚に相談することでアプトプットを高めたり……組織全体のパフォーマンスを向上させる施策をご提案し、オフィスという場の価値を高めることが私たちの使命の一つです。

少人数でもコア業務に集中できる体制づくり

──HELP YOUを導入した経緯を教えてください

HELP YOUについては、当社の他の部署が活用しているので以前から知っていました。私たちの部署は、昨年の夏から利用を開始していますが、昨年5月に部署の人員が2名減り、業務負荷が大きくなったのがきっかけで導入を決めました。

当部署では、お客様の課題解決のために、複数のプロジェクトを同時に運営しています。少人数のため、一人が担当する業務の幅が広く、コア業務に専念できる環境ではありませんでした。切り出せる業務はアウトソーシングして、コンサルティングや企画開発に注力できる体制をつくりたいと考えたのです。

──導入する際に他のサービスと比較検討されましたか?

いえ、HELP YOUは、先行して利用していた部署の満足度も高い様子だったので、特に他社と比較はしていません。

──2つの部署で活用いただき嬉しいです。大矢さんの部署では、どのような業務を依頼されていますか?

契約当初は、お客様向けイベント業務のフォローをお願いしていました。現在は、契約時間30時間(月間)のほぼ全てをリサーチ業務で使用しています。以前は別のメンバーが、資料作成も依頼していましたが、私は資料作成が苦ではないので、リサーチ業務を中心にお願いしています。

──どのようなリサーチを依頼されるのでしょう?

大きくは、2つのパターンがあります。コンサルティングに関するリサーチと、事業推進のためのリサーチです。

コンサルティングに関するリサーチでは、例えば、お客様の業界・企業分析や、お客様が悩んでいるテーマの収集などをお願いしています。

事業推進のためのリサーチは、私たちの想定するペルソナが「今何に関心を持っているか」や、私たちの競合に関するデータ収集などです。そのほか、新たなソリューションを企画する際に、パートナー企業の候補をリストアップしてもらうこともあります。

リサーチ業務を自分以外の人にお願いすると、リサーチ時に変なバイアスがかからず、アウトプットされた情報をこちらもフラットに解釈することができると感じています。

依頼は調査概要をテキストで伝えるだけ

──業務を依頼する際の具体的なフローを教えてください

すごくシンプルですよ。Teams(※1)を使ってHELP YOUとやりとりしていますが、ディレクター(※2)に依頼したい調査の概要をテキストで伝えるだけです。ディレクターは、「このような方針で〇日までに納品します」や「調査項目に関しては以下で良いでしょうか」など、方向性を確認し、作業を進めてくれます。こちらの意図をすぐに汲み取ってくれるので、わずらわしさは全く感じません。

──今見せていただいた大矢さんの依頼文も、簡潔ですごく分かりやすいですね。HELP YOUの他にもアウトソーシングサービスを利用されたことがあるのですか?

類似のサービスは利用していません。しかし新規ソリューションのパートナーとして、コンサルティングやマーケティングのプロ人材の方と一緒に業務を進めることがあります。その点では、外部の方とのやりとりは頻繁に行っていますね。

新規事業は基本的にゼロからのスタートです。多方面にアンテナを張り巡らせてつながりをつくる必要がありますが、私が当部署に配属された当時は、リモートワークが中心でした。壁打ち(話を誰かに聞いてもらって考えを整理すること)の相手もいないので、プロ人材の方に意見を伺うなど積極的にコミュニケーションを取って業務を進めていく必要がありました。

私自身も、外部人材の知識や視点を取り入れることで、よりよいご提案ができると思っています。

※1 Teams:Microsoftが提供するビジネスアプリ。チャットや通話、オンライン会議、資料共有などができる
※2 ディレクター:クライアントの業務をどのようにアウトソーシングするか仕組みを整備し、適任のメンバーを割り当てながらチーム体制を構築する役割を担う。チームが出来上がった後も、クライアントとコミュニケーションをとり業務を継続してサポートする

タイムパフォーマンスの向上を実感

──外部人材の知見を柔軟に取り入れていらっしゃるのですね。HELP YOUのサービスは利用しやすいですか?

はい、とても利用しやすいと感じています。お願いできる業務内容が固定されているわけではないので、リサーチ以外でも幅広い業務に対応いただけるのが良いですよね。依頼時も、先ほどのような簡単なテキストで要点を理解してくれるので助かっています。

短期間で仕上げたい業務を依頼する場合は、特急対応(※3)で納期に間に合わせてくれる点もありがたいです。

※3 特急対応:短納期の作業について稼働時間を実工数の1.5倍とする対応

──HELP YOUを導入したことで何か変化があれば教えてください

新規事業開発では、多くのリサーチ業務が発生します。しかし、リサーチは手間のかかる割に、それ自体は成果を生み出さない業務です。コンサルティングのために思考する1時間と、リサーチ業務に費やす1時間では、コンサルティングのための1時間の方が生産性が高いでしょう。

そういった意味では、HELP YOUにリサーチ業務をお願いすることで、自身の労働時間におけるパフォーマンスが向上したと実感しています。タイムパフォーマンスを高めることができたのは何より良い変化です。

──ありがとうございます。最後に、大矢さんの今後の目標を伺っても良いでしょうか

コミュニケーションデザインは今期で3期目になります。三井のテナント様だけでも数千社、それ以外の企業もターゲットとしているので、大きな市場が広がっています。事業をスケールさせ、より多くの企業の皆様に価値を提供するために、今後もさまざまなソリューションを提案していきたいです。

編集後記

デジタル・IT技術が発展し、膨大な情報の中から自身にとって必要な情報を効率よく収集・整理することが求められる現代。そのような時代背景から、Z世代(デジタルネイティブ世代)を中心に広まったタイムパフォーマンスという考え方ですが、今後ビジネスシーンでも重要性を増すでしょう。

限られた労働時間の中で、業務に優先順位をつけ、自分が注力すべき業務と、他に任せられる業務の切り分けを行うことは、タイムパフォーマンスを向上させるために有効な施策のひとつです。切り出せる業務をアウトソーシングし、その結果得られた時間を、自身のコア業務に活用すれば、より生産性の高い仕事ができるからです。 

リサーチ業務だけでなく、総務・人事・経理・営業サポート・資料作成・ライティングなど幅広い業務に対応できるHELP YOUが、タイムパフォーマンス向上をお手伝いいたします。

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人手不足が深刻な状況で、業務を外注する企業が増えています。
特にオンライン上のアウトソーシングサービスは、下記の点で多くのお客様に選ばれています。

【HELP YOUが選ばれる理由】


1.厳しい採用プロセスをクリアした「優秀なアシスタント」が業務を担当
2.チーム制だから人材が退職して業務が滞るリスクなし!長期的な依頼が可能
3.専属ディレクターがつくため、様々な業務をまとめて依頼できる

日々の雑多な作業を外注し、重要な業務に集中して生産性を上げたい方は
ぜひこの機会にHELP YOUの導入をご検討ください。

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