「こだわりの資料」は本気のぶつかり合いから生まれた
株式会社フライク 代表取締役 大瀧 龍 様
インタビュアー 株式会社ニット 中野由莉子
福岡県に本社を置く株式会社フライクは、システム導入コンサルティングと経営コンサルティングの2つの軸で企業の事業成長をサポートしています。
2020年4月から、パワーポイント資料作成の代行として、オンラインアウトソーシングサービス(※1)「HELP YOU」を導入しました。
コンサルティング会社にとって社外向け資料は、クライアントにサービスの質や信頼性、提案力をアピールするための重要な武器です。今でこそ、全てのパワーポイント資料をHELP YOUに依頼していますが、今回お話を伺った大瀧社長によると、「当初は納得のいく仕上がりではなかった」とのこと。
こだわりや想いがつまったオリジナル資料がどのようにできあがっていったのか、大瀧社長から赤裸々にお話いただきました。
※1 オンラインアウトソーシングとはインターネットを活用し、リモートで業務サポートを行うサービス
企業の事業成長を支える唯一無二のパートナー
──御社の事業内容をお聞かせください
経営コンサルティングとシステム導入コンサルティングの2つの視点から、お客様の課題に合わせて企業成長のためのシステムを組み立て、提供しています。
──システムと組織の両面をコンサルティングされているのですね
はい。このようなビジネスモデルに至った背景には、企業のシステム導入成功率を上げたいという思いがあります。
2018年に日経ビジネスが行った調査によると、企業のITシステム導入成功率は52.8%で、2社に1社は導入に失敗しています。多額のコストを投入してシステムを導入したのに、定着していなかったり、使いこなせていなかったりする企業が実はたくさんあるのです。
そこで当社は、ただシステムの導入を提案するのではなく、お客様がシステム導入後に売上や利益、生産性を向上させ、事業成長するための組織改革まで含めたコンサルティングをしています。
お客様のサービスや商品の特性を把握し、ブランディングやマーケティングの方法、営業手法、納品形態、利益など、細かい部分までヒアリングした上で、組織全体の最適化につながるシステムを設計し提案するのが当社の特色です。
他社の登壇資料に一目ぼれし、外注を決意
──HELP YOUを導入した経緯を教えてください
きっかけは、コンサルティング会社を経営している知人の紹介でした。
その方の登壇資料のクオリティがとても素晴らしくて、最初はその方の資料を参考に自分で作っていたのです。仲が良かったので、ある時、どんな風に資料を作っているのか聞いてみたら、「全部HELP YOUさんに依頼してるよ」と言われ、当社も導入を決めました。
──そんな経緯があったとは、ご縁を感じて嬉しいです!
当時は起業したばかりで資金に余裕がありませんでしたが、コンサルティング会社にとって資料は、提案力やサービスの質などを伝えるための重要なツールです。
知人からも「絶対外注したほうがいいよ」と勧められて、意を決して契約したのを覚えています。
より良いものを作るために話し合いを重ねる
──HELP YOUに資料作成を依頼してどうでしたか?
正直にお話しさせてもらうと、最初の3〜4ヶ月は全然思い通りにいきませんでした。
資料作りのセオリーみたいなものがあって、HELP YOU側にもこだわりや意図があるとは思うのですが、私がイメージするテイストとは違っていたのです。最初の頃は、全部こちらで修正して「こういう感じで、次回から反映してください」と突き返していました。
ディレクター(※2)とは何度も本音で話をしました。「これじゃあ外注している意味ないです」と伝えたこともあります。でも、彼女の「3ヵ月だけ待ってください」という言葉を信じてやり取りを重ねました。
4〜5ヶ月経った頃ですね。こちらのイメージ通りの資料が納品されるようになって、「やっぱり、外注したほうが良いな」と感じるようになりました。今では、細かいことを説明しなくても、こちらの意図を汲み取って資料を作成してくれます。
現在、社外向けのパワーポイント資料はほぼ全てHELP YOUにお願いしているので、毎月200時間以上は稼働してもらっていますね。
──我慢してくださっての今があるのですね
今振り返ると、必要なプロセスだったかな、と思います。
実は、HELP YOUと契約するときに、「ディレクターは、こだわりがあって対等に意見を言ってくれる人にしてほしい」と要望を出していました。私がクライアントだからと言って言いなりになるのではなく、より良いものを作るために一緒に考えてくれる人とお仕事がしたかったのです。
当初からディレクターは率直に意見を言ってくれたので、彼女がいなかったら、今のようなクオリティは実現しなかったでしょう。
※2 ディレクター:クライアントの業務をどのようにアウトソーシングするか仕組みを整備し、適任のメンバーをアサインしながらチーム体制を構築する役割を担う。チームが出来上がった後も、クライアントとコミュニケーションをとり業務を継続してサポートする。
細かい説明は不要のパートナー
──資料作成を依頼するときの具体的な進め方を教えてください
複数の案件を同時進行しているため、Slack(※3)で案件ごとのチャンネルを作って依頼しています。Slackは3ヵ月分しか履歴が残らないので、Salesforce(※4)のファミリー商品であるQuipという議事録ツールも併用しています。
テキストだけでなく、過去の資料を参考に添えたり、商談時の手書きメモを添付したりしてイメージを伝えることもあります。
こちらの簡単なスケッチが、読みやすく伝わりやすい洗練された資料に生まれ変わる様子は感動的ですよ。
※3 Slack:ビジネス用のメッセージアプリ。Slackでは、チャンネルと呼ばれる専用の場所で会話を整理することができる。プロジェクトやトピック、チーム別にチャンネルを作成して情報をやりとりする。
※4 Salesforce:株式会社セールスフォース・ジャパンが提供するクラウド型ビジネスアプリケーション。営業・カスタマーサービス・マーケティングなど、目的に合わせて複数の製品を組み合わせて使えるプラットフォームの総称。
──他にも依頼いただいている業務はありますか?
YouTubeやブログ用のサムネイル画像の作成もお願いしています。依頼時は、テキストと使用してほしい素材、参考画像をいくつか送るだけ。すると、「どれが良いですか?」とHELP YOUが数パターン作成して提示してくれ、理想的なものを納品してくれます。
ほかにも、HELP YOUには海外在住のスタッフが多いので、私がアメリカ出張に行く際に宿泊するホテルのリサーチをしてもらったこともあります。あまり治安の良くない地域でしたが、松・竹・梅でグレードを分けて各ホテルのメリット、デメリット、周辺の治安情報を提示してくれ、その中からベストだと思う宿を選びました。
あとは、ブログ原稿や雑誌原稿の校閲・校正もお願いしています。システム業界に長くいると、どうしても業界の常識で文章を書いてしまうので、一般の方にも伝わるかどうかの観点で文章を添削してもらっています。
現在執筆中の本があり、こちらの原稿もQuipで共有し添削してもらっていますが、容赦なくたくさん赤が入りました。
サービスの価値が伝わる資料
──HELP YOUを導入いただいて3年以上経ちますが、社内にどのような変化がありましたか?
資料作成に時間を割く必要がほとんど無いので、本業であるコンサルティングサービスやシステム開発に最大限時間を使うことができているのは大きな変化です。
当社は、お客様と向き合う時間は100〜120時間が適正という考え方で、残りの時間を自己成長や研究開発に使っています。自社のコア事業に専念できるのは、何よりありがたいです。
──毎月200時間以上もHELP YOUを利用していただいています。新しく人を採用することと比較して、大瀧さんが感じるメリットは何でしょうか?
金額で言えば、2〜3人採用できるくらいHELP YOUを利用しているので、新たに人を雇うことを検討したこともあります。
しかし、すぐにHELP YOUほどのクオリティで資料を作るのは難しいでしょう。HELP YOUには当社のテイストを熟知したスタッフがいてくれるので、そのテイストを言語化して他の誰かに作ってもらうのは至難の業です。
内製化できるまでの教育コストを考えたらHELP YOUにお願いする方が結果的に費用対効果は高いと思います。
当社は丁寧なヒアリングの元、お客様ごとにオリジナル資料を作成して提案するので、資料のクオリティが、提案の質・サービスの質に直結しているといっても過言ではありません。HELP YOUに作成してもらった資料は、自信をもってお客様に説明できますし、お客様にも当社のサービスの価値を理解してもらえています。
HELP YOUの利用料を単なるコストとは捉えていません。自社のプロフィットを高めることができているので、大変価値を感じています。
──ありがとうございます! HELP YOUには資料作成のプロフェッショナルチームがあり、勉強会などを開いてスキルを高めています。自社で資料作成にそこまで教育コストを割ける企業は少数かもしれませんね。
そうだと思います。先ほど触れたような「当社のテイスト」もあるのですが、用途やターゲットによっては、いつもの雰囲気とは違った資料が欲しいときもあります。
今、当社の資料作成には、プロフェッショナルの方が4〜5名体制で対応してくれているので、いつもとは違ったデザインを頼んでも対応できるのが良いですよね。
最後に
今年3期目を迎えたフライクは、2030年の上場を目標に事業を拡大されています。
HELP YOUは、前身の3rdコンサルティング株式会社時代から導入いただき、その事業成長をお手伝いしてきました。私たちは、業務をただ代行するだけのアウトソーシングではありません。御社の理想とする未来を目指し、ともに成長できるパートナーでありたいと考えています。
御社の夢やこだわりも、ぜひディレクターにお伝えください。描く未来の実現にむけて、さまざまなスキルを持つスタッフが全力でサポートいたします。
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資料作成でHELP YOUが選ばれる理由
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