【セミナーレポート】AI vs 人、成果を出すのはどっち?〜AIを活かし、人がやりきる最強チームの作り方〜

2026年1月27日に開催された、HELP YOU無料オンラインセミナーレポートをお届けします。

今回のテーマは、「AIを活かし、人がやりきる最強チームの作り方」です。AIと人を単純に比較するのではなく、両者をどう組み合わせれば成果を最大化できるのかを、実務の最前線でAIを使いこなすHELP YOUアシスタントの視点から解説します。

■登壇者

HELP YOU マーケティングチーム 岡本真理
株式会社リクルートにて新卒採用の総合提案営業に従事したのち、NEXCO中日本に新規事業の専任として入社。株式会社ニットにジョインした現在は、マーケティング&営業担当として活躍中。
HELP YOU アシスタント デュフロ瞳
教育・IT・通信・貿易・広告など、幅広い業界で10年以上バックオフィス業務に従事。2020年より「HELP YOU」に参画し、業務棚卸し・フロー設計・AI/ツール活用を前提とした仕組み化を担当。常時10クライアント以上を支援している。
 

本レポートは、40分間のセミナーのダイジェスト版です。
以下のボタンから、セミナー資料と動画を無料でご覧いただけます!

AI活用の「あるある」:資料作成を丸投げしてみたら?

デュフロ:
まずは、AIを仕事で使うときに起こりがちな「あるある」を、実験形式でご紹介します。
今回は、「AIと人の価値の違いを訴求するセミナー資料」の作成を想定し、ChatGPTに作業を一任してみました。

<ChatGPTへの依頼内容>
1. 作成した骨子をスライドに落とす
2. 各スライドの内容を肉付けする
3. 挿入用イラストを生成する
4. 原稿を作成し、スピーカーノートに挿入する

 

この依頼に対し、AIはわずか10分前後で資料を完成させました。スピードは圧倒的でしたが、実務で使うには次のような課題が見えてきました。

<実務で見えた課題>
1. スライド化:文字情報が中心で、意図や文脈の補完がない
2. 内容の肉付け:一般論が多く、具体性や正確性に欠ける
3. イラスト生成:修正を重ねると一貫性が保てない
4. 原稿作成:日本語として不自然な表現が残る

 

デュフロ:
結果として、AIのアウトプットを土台にしながら、人が最終調整を行う必要がありました。

AIと人の得意・不得意

デュフロ:
AIに資料作成を「丸投げ」した際のあるあるを通して、AIの限界が見えてきました。とはいえ、私たち人間も完璧ではありません。

AIと人で最強のチームを作るには、まず互いの得意・不得意を正しく理解することが欠かせません。

AIに任せきりにするのではなく、人だけで抱え込むものでもない。
両者の特性をフラットに整理することで、初めて「共働」のスタートラインに立つことができます。

<AIと人の特性比較>

AI
強み ・圧倒的な処理スピード
・大量データを短時間で処理できる
・目的や背景を踏まえた判断
・柔軟な対応や信頼関係の構築
弱み ・曖昧な指示や文脈理解が苦手
・目的から外れても自ら修正できない
・処理量・時間・体力に限界がある

 
デュフロ:
AIは処理能力に優れていますが、自ら舵を取ることはできません。一方、人は判断力を持つ反面、リソースには限界があります。だからこそ、「人の限界をAIで補完する」視点が重要です。

岡本:
お互いの特徴を理解し、弱点を補い合える「相棒」として捉えるということですね。

 

本レポートは、40分間のセミナーのダイジェスト版です。
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AI時代に求められる“人のスキル”

岡本:
AI時代の今、人には「AIを正しく導くスキル」が求められています。AIを使いこなすために、他にはどのようなスキルが求められるのでしょうか。

デュフロ:
重要なのは「曖昧さを整理し、先回りして考える力」です。具体的には、次の4つのスキルが成果を左右します。

1. 曖昧さを明確化するスキル
2. 指示を具体化するスキル
3. 優先順位を判断するスキル
4. 文脈から先回りするスキル

 
まず、依頼が曖昧な場合は、内容を整理することで、思い込みやズレを早期に防ぐことができます。

また、AIには具体的な指示が不可欠です。

NG:「イラストを表紙に入れて」
OK:「タイトルは最前面、イラストは右下に配置。サイズは○○○」

さらに、人は状況に応じて優先順位を判断し、背景を踏まえて次の一手を提案できます。この「人の判断」があってこそ、AIは真価を発揮します。

AIにはできない「人の役割」

デュフロ:
では、「背景を推察する」という一見難しそうなプロセスを、HELP YOUアシスタントは実務でどう行っているのか。ここからは、より実践的な目線でお話しします。

私たちのクライアントは非常に多忙で、リソースが限られています。そのため、何度も質問を繰り返すのはかえって負担になってしまいます。いかに「最小限のやり取り」で要点を掴み、AIを動かすための「背景」を整理するかが重要です。

私たちが現場で意識しているポイントは、大きく3つです。

• 何のための業務か?(目的・背景)
• 誰のためのアウトプットか?(ターゲット)
• いつ、どこで使うのか?(活用シーン)

 


 
デュフロ:
この3点を起点に、質問回数はできるだけ最小限に抑えつつ、不足している情報はこれまでの経験やノウハウで自ら補いながら、全体像を掴んでいきます。

岡本:
単に情報を整理するだけでなく、その後のやり取りにおいても「HELP YOUならでは」の工夫があるのでしょうか?

デュフロ:
はい。完了までのやり取りを、よりスピーディーかつスムーズに進めるために、常に以下の3つを意識しています。
 

1. 違和感は早めに共有する
2. 実際にサンプルや仮説を見せながら進める
3. 「完成」を一緒に作っていく

 

デュフロ:
AIは、与えられた情報をもとに作業を進めることは得意ですが、「何かおかしい」「このまま進めていいのか」という経験に基づく違和感に気づき、自ら共有することはできません。

岡本:
違和感を持つことも大切ですが、それを一人で抱え込まず、早い段階で共有して全員で補正することが重要なんですね。

デュフロ:
まさにそこが人の役割です。違和感に気づき、それを言語化し、チームに共有する。その一つひとつの積み重ねが、AIを正しい方向に導き、成果につながっていきます。

AIと人で成果を出す「3つのチーム設計パターン」

デュフロ:
では、実際にどのように「AIと人の最強チーム」を設計すればよいのでしょうか。ここでは、HELP YOUが実践している代表的な3つのパターンをご紹介します。
 

1. 「作業」はAIに、「判断」は人に集約する設計
AIに大量の作業を任せることで、人は進行管理、最終判断、企画や顧客対応など、付加価値の高い業務に集中できます。

2. 「属人化」をAIで解消する設計
特定の人に依存していた業務フローをAIに学習させ、標準化することで、引き継ぎやチーム運営の柔軟性を高めます。

3. AIを「相談役(データバンク)」として活用する設計
人が実務を進めつつ、思考整理やたたき台作成をAIに任せることで、判断の質を安定させ、心理的な負担も軽減できます。

【事例】100人分の感謝状作成を「AI×人」で完遂

デュフロ:
ここまでご紹介した3つのチーム設計パターンを組み合わせ、実際に大きな成果を出したプロジェクトをご紹介します。それが、「社員100人分の感謝状作成プロジェクト」です。

<プロジェクト概要>
対象:社員100人規模
内容:一人ひとり異なる、数百文字のオリジナルメッセージの作成
課題:定型文は不可。品質を担保しながらこの分量を人の手だけで作成するのは、予算・納期ともに現実的ではない。

 
デュフロ:
担当ディレクターは、即座に「人の力だけでは難しい」と判断し、AIと人を組み合わせた新しいチームで挑むことにしました。重要だったのは、AIを単なるツールとして使うのではなく、「どこをAIに任せ、どこを人が担うのか」という役割分担を最初に設計したことです。

 
<最強チームを作り上げた4つのステップ>
1. ディレクターが整理した内容を基に「AI学習」を実施
2. 小規模トライアルでの精度確認とチューニング
3. 違和感のフィードバックと「AI再学習」
4. マニュアルの更新と本稼働

このプロセスを踏むことで、通常であれば数ヶ月かかる業務を、わずか1〜2ヶ月・予算内で完遂できました。

岡本:
AIをいきなり実戦投入するのではなく、人が「違和感」を拾ってAIの軌道修正をするプロセスを組み込んだことが、短期間での高品質な成果につながったのですね。

デュフロ:
はい。AIが作業を肩代わりしてくれた分、ディレクターは全体の進行管理や品質の最終判断という「人にしかできない役割」に全力を注げました。
これが、私たちが考える「AIを活かし、人がやりきる最強チーム」の姿です。

 

本レポートは、40分間のセミナーのダイジェスト版です。
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オンラインアウトソーシングのご相談はHELP YOUへ

デュフロ:
AIと人は優劣を競う相手ではありません。成果を出すために重要なのは、目的に応じてAIと人の役割を正しく線引きし、機能するチームを設計することです。

私は、AIを単なるツールではなく、役割を分担できる「チームメイト」だと考えています。

岡本:
AIというチームメイトの特性を知り、人が一歩先回りして導く。それが「最強チーム」の作り方ですね。

本セミナーで整理されたポイントを、改めてまとめます。
 

・AIと人は競う存在ではない
・成果は役割分担設計で決まる
・人が判断し、AIが支える

 

岡本:
AIに任せきるのでも、人だけで抱え込むのでもなく、「AIに任せる部分」と「人が判断する部分」を分けることが、成果への近道です。

HELP YOUには、AIやテクノロジーを使いこなしながら、成果にコミットするアシスタントが数多く在籍しています。

・厳選採用された即戦力人材
・AI活用の継続的アップデート
・指示待ちしない「HELP YOUマインド」

AI活用に悩む企業にとって、 HELP YOUはAIと人で成果を出す心強いパートナーになるでしょう。

✔ AI活用に挑戦したいが、進め方がわからない
✔ 業務を効率化したいが、成果につながっていない
✔ AIと人を組み合わせたチームを作りたい

このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひHELP YOUへご相談ください。現状を丁寧にヒアリングし、貴社に合った最適なプランをご提案します。