【セミナーレポート】少ないリソースでも新規事業を成功させる!アウトソーシングの賢い使い方セミナー

2025年3月25日に開催した、HELP YOU無料オンラインセミナーのレポートをお届けします。

今回のテーマは、「少ないリソースでも新規事業を成功させるアウトソーシングの賢い使い方」です。限られたリソースや予算の中で新規事業を成功に導くためのヒントをお伝えします。

■登壇者

HELP YOU 新規事業企画 事業責任者 末吉結布子
株式会社マイナビにて広報兼キャリアサポート職を経験。在職中に新規事業の立ち上げに携わり、新しいサービス価値を0から作る楽しさに魅了される。現在は株式会社ニットで3つの新規事業の立ち上げ責任者として奮闘中。
HELP YOU 新規事業企画 リーダー補佐 加藤麻佳
営業サポートや人事・採用などを経験したのち、HELP YOUアシスタントとして複数のクライアント業務を担当。現在は新規事業企画にて、新人育成やカスタマーサクセスなど幅広い領域で活躍中。
 

本レポートは、約50分間のセミナーのダイジェスト版です。
以下のボタンからセミナー資料を無料でご覧いただけます!

新規事業におけるリソース不足のリアル

──まずは、これまでさまざまな新規事業の立ち上げを行なってきた末吉さんに、新規事業における課題についてお話しいただければと思います。

末吉:
これまで私が新規事業の立ち上げで直面した課題は、以下の3つに大きく分けられます。

1.人的リソースの不足
2.スピードの確保
3.柔軟性の確保

 

1つ目は「人的リソースの不足」です。新規事業の立ち上げはスモールスタートで始める企業も多く、限られた予算と人材で業務を回していかなければなりません。

2つ目が「スピードの確保」。新規事業では最速でPDCAを回し、いかに早くマーケットフィットを達成するかが重要が求められます。

3つ目は「柔軟性の確保」です。市場の反応を見ながら素早く軌道修正を行うためにも、柔軟性やスピード感を持って対応できる人材と体制が必要になります。

──新規事業の立ち上げでは、リソース・スピード・柔軟性の3つを状況に合わせて変化させることが重要なんですね。

末吉:
そうですね。ちなみにHELP YOUの「1名専属プラン(※)」という新規事業は、この3つの課題をオンラインアウトソーシングを活用してうまく解決できないかと考えた末に立ち上げました。

※HELP YOUの「1名専属プラン」…専属の1名のアシスタントが、業務内容を深く理解しながら柔軟にクライアントをサポートするプラン

新規事業企画における人材ポートフォリオ戦略

──ここからは、「新規事業における人材ポートフォリオ戦略」というテーマでお話を伺いたいと思います。そもそも人材ポートフォリオとは、具体的にどのような戦略なのでしょうか。

末吉:
人材ポートフォリオとは、事業の成長フェーズに応じて最適な人材配置を行い、最強のチーム体制をつくるための戦略です。特に新規事業では、事業の成長フェーズを見極めて柔軟に体制を組み替えることが重要になります。

今回は、新規事業の事業フェーズを以下の3つに区切ってお話します。

1.立ち上げ期
2.成長期
3.拡大期

 

1つ目は、最小限のコアメンバーでPDCAを回す「立ち上げ期」です。次の「成長期」ではコアメンバーを増やし、体制を強化・成長させていきます。最後の「拡大期」は、会社全体で新規事業に投資するという意思決定をした上で、長期的な体制を構築するフェーズです。

──それぞれのフェーズで体制や必要な人材が変わるということですね。では、どのフェーズでどのような人材をアサインすべきなのでしょうか?

末吉:
具体的なイメージがあると分かりやすいと思うので、ここからは弊社が新規事業を立ち上げた際の事例をご紹介します。

 

末吉:
弊社の場合、立ち上げ期の中でも初期段階のコアメンバーは私一人でした。そこから検証段階に入る際にアサインしたのが、本日登壇している加藤です。

人材ポートフォリオ戦略を考えた結果、私が営業を担当している間にバックオフィス業務や人材の品質管理ができるメンバーが必要だと思い、加藤をアサインしました。

──まずは末吉さんが苦手なことや手が回らないことに対応できる人材を仲間にしたんですね。

末吉:
そうですね。次のサービス開始段階でも人材ポートフォリオをアップデートし、加藤のリソースを拡大したうえで、さらにアシスタントを1名追加しています。

また、この頃には勝ちパターンがいくつか見えてきたため、それを仕組み化するためのマニュアル作成にも取り組みました。

──なぜこの時期にマニュアル作成に注力したのでしょうか?

末吉:
立ち上げ時は目の前の仕事で手いっぱいで、マニュアル作成の優先度が下がりがちです。しかし、マニュアルがないと拡大期に事業がなかなかスケールしないという課題が生じやすいため、早い段階でマニュアル化に取り組みました。

──ありがとうございます。ここからは、新規事業を一緒に伴走した加藤さんにもお話を伺います。事業フェーズが進む中で加藤さんの役割も徐々に変わっていったと思いますが、意識していたことがあれば教えてください。

加藤:
最初は末吉さんと考えや方向性をすり合わせ、自分から寄り添うことを意識していたと思います。また、末吉さんが事業に集中できる環境を作ることにも注力しました。

マニュアルについても「作って終わり」ではありません。特に新規事業では状況がどんどん変わるため、その都度きちんとアップデートできているかは今も継続して意識しています。

 

セミナーでは、HELP YOUの事例をもとに、
拡大期や成長期の人材ポートフォリオ戦略についても具体的に紹介しました。
以下のボタンからセミナー資料を無料でご覧いただけます!

アウトソーシングの活用で成功した新規事業の実例紹介

末吉:
次に紹介するのは、HELP YOUの「1名専属プラン」を活用して新規事業をスケールさせたお客様の事例です。ご依頼当初は以下のような状況でした。

依頼時の状況
・社長1人で新規事業の立ち上げを担当
・ローンチしたばかりのサービスなのでリード獲得に課題がある
・商談に集中するために商談以外の業務を外注したい

こうした課題をもとに、依頼したい業務を切り出しながら人材ポートフォリオを一緒に作っていきました。

 

最初は30時間のご契約からスタートし、「毎日1,2時間は稼働できる」「秘書業務とライティングの経験がある」などを条件に、最適なアシスタントをアサインしました。

導入3ヶ月後には順調にリードを獲得できるようになったため、次の段階として採用業務やカスタマーサポートに長けたアシスタントをアサインしています。この際、ご契約時間も30時間から一気に150時間まで増やされました。

そして、つい先日「事業が成長段階に入ったのでアシスタントをもう1名追加したい」というご相談をいただいたばかりです。

──たった3ヶ月間でこんなにも柔軟に体制を変えられるんですね。

末吉:
新規事業の場合、まさに3ヶ月くらいのペースで状況がどんどん変わっていくと思います。その時々の課題や方向性に合わせて、必要な人材をスピーディーにアサインできるのがアウトソーシングの強みでもあります。

新規事業でアウトソーシングを活用する際のポイント

──最後に、新規事業でアウトソーシングをうまく活用するポイントがあれば教えてください。

末吉:
一番のポイントは人材ポートフォリオを作成することです。まずは自分やコアメンバーができること・できないことを整理し、必要なポジションにマッチする人材を自分で選ぶことが大切だと思います。

 

末吉:
特に新規事業では、スキルだけで人材を選ぶよりも、自分が進みたい方向性に共感してくれるか、達成したいゴールや数字を一緒に追ってくれるかが重要です。

──アウトソーシングのような外部の人材でも、やはり事業へのビジョンを伝えることは大切なのでしょうか?

末吉:
そういったビジョンの共有や連携がないと、アウトソーシングを長く活用していく上で不満や課題が出てくると思います。ビジョンに共感してくれるか、ゴールに向かって一緒に走りたいと思ってくれるかどうかは、人材を選ぶ上で重要なポイントです。

HELP YOUの「1名専属プラン」では、まさに「お客様のビジョンに共感してお仕事がしたい」「お客様に寄り添いたい」というメンバーを集め、新規事業の立ち上げをサポートできる体制を作っています。

 

セミナーでは、自社に合った人材を見極めるチェックポイントや、
さらに最強のチームを作るための4つのポイントを紹介しました。
以下のボタンからセミナー資料を無料でご覧いただけます!

 

HELP YOUでは、初回打ち合わせで現状の課題や依頼したい業務を丁寧にヒアリングし、貴社に最適なアシスタントをご提案します。お申し込み後は、最短4営業日での稼働開始が可能です。

「まだ導入を悩んでいる」「どのような人材がいるか一度話を聞いてみたい」などのご相談も承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!