職場におけるメンタルヘルスケア対策とは?

仕事や人間関係でストレスを感じていませんか?今回のテーマは「メンタルヘルス対策」です。企業として必要なメンタルヘルス対策だけでなく、個人として出来る対策法をお伝えしていきます。

目次

1.メンタルヘルス対策とは?

メンタルヘルスとは、心の健康のこと。ストレスと共生し、いきいきと生活を送ることを指します。

従業員が過度なストレスを感じながら仕事に取り組む環境では、生産性が上がらないだけでなく、労働力の損失につながります。そのため、管理者や経営者がストレスの原因究明や、解決方法・環境改善に取り組むことが必要とされています。
このストレスを取り除くための取り組みが「メンタルヘルス対策」です。

2.背景

仕事に対してストレスを感じる人が増加

このようにメンタルヘルス対策の必要性が叫ばれている理由として、多くの労働者がストレスをかかえながら仕事をしていることが挙げられます。

平成28年「労働安全衛生調査」*1 によると、仕事や職場で強いストレスを感じた事柄があると答えた労働者は、59.5%。ストレスを感じたことがあるとの回答率は平成25年の同調査開始以来、年々増加傾向にあります。

その原因として、半数が「仕事の質・量」に関するもの。次いで「仕事の失敗、責任の発生」や「対人関係」にストレスを感じていると答えています。

また、精神障害に関する労災請求・認定件数も増加傾向にあることから、厚生労働省よりメンタルヘルスケア対策の指針が出されました。
*1https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/h28-46-50_gaikyo.pdf

労働者の心の健康の保持増進のための指針

労働者のメンタルヘルス対策を目的として厚生労働省による策定された「労働者の心の健康の保持増進のための指針」。
具体的な内容としては、下記の通りです。*2

事業者は、労働者の意見を聴き、産業医など産業保健スタッフ等の助言を得ながら、衛生委員会等において心の健康づくり計画を策定する。

として、
・セルフケア
・ラインによるケア
・事業場内産業保健スタッフ等によるケア
・事業場外資源によるケア
の4つを計画的に行うことが重要であるとしています。 *3

*2http://kokoro.mhlw.go.jp/guideline/guideline-mental-health/

*3https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/roudou/an-eihou/dl/060331-2.pdf

3.メンタルヘルス対策事例

メンタルヘルス 研修平成27年より従業員50人以上の事業場ではストレスチェックが義務化されていますが、導入をしていても、環境改善に活用できていないという管理者の方もいらっしゃるかもしれません。

続いてメンタルヘルス対策の導入事例をご紹介します。

A社の事例

ソーラー関連機器の製造販売を行うA社では、メンタルヘルス対策として下記を行っています。

・メンタルヘルスの知識を従業員全員に周知する
中央労働災害防止協会の事業場内メンタルヘルス推進担当者研修を管理者が受講。新入社員研修やリーダー研修時に導入するなど、全社員がメンタルヘルス対策の知識を持つ環境作りを行っています。
また、社員に対して定期的に情報を共有する活動も続けているそうです。

・中央労働災害防止協会のサポートシステムを利用
中央労働災害防止協会のサポートシステムを利用し、専門家から職場環境に関するアドバイスをもらうなど、社内外から広く意見を求め改善施策を行った。

・複数の相談窓口を設ける
上司以外に相談できる環境として社内に複数の相談窓口を設け、また外部の相談窓口を利用出来る環境作りを整えた。

・提携契約した産業医に相談することも可能に
心や体のケアが必要な場合には、産業医への相談ができるように。

参考URLhttp://kokoro.mhlw.go.jp/case/small/

B社の事例

システムの開発運用を行っているB社では、ストレスチェック活用を推奨しています。

・ストレスチェック結果を社内で共有
管理職内で、ストレスチェックの組織分析を共有。高いストレス傾向がある年齢層には注意を呼びかけるなどの対策を行った。

・月に一度のセルフチェック
年に一度のストレスチェックだけでなく、月に一度セルフチェックを行うように呼び掛けています。

・WEB会議システムでの朝礼時のメンタルヘルスケア教育を導入
月に一度、ビデオ会議の朝礼時に研修を行うなど、定期的にメンタルヘルス研修を導入。

・記名・無記名のアンケートを実施
全社員に対して、仕事に対するアンケートを行い、改善点を募集。また無記名のアンケートを実施することで職場環境についてのアイデアも広く募集しています。その結果、静寂の中での仕事に息がつまるなどの意見がでてきたことで、社内で音楽を流すなどの改善が行われたそうです。

・新入社員が気軽に相談できる環境作り
入社2年目の社員が新入社員のOJTを担当することで、気軽に相談できる環境を作るようにしています。

参考URLhttp://kokoro.mhlw.go.jp/case/stresscheck/stresscheck009/

4.メンタルヘルスケア対策で有効な取り組みとは

このように、メンタルヘルスケア対策としては、ストレスチェックを行うだけでなく、下記の取り組みが有効です。

・管理者が教育研修・情報提供を受ける
・社員研修やメンタルヘルス対策の知識を提供する
公的機関の研修制度を利用し、管理者がラインケア研修(管理職向け研修)に参加することや、情報提供を積極的に行う。
社員に対して、セルフケア研修(ストレスマネジメントやストレス耐性を高める方法についての研修)を実施する。

・メンタルヘルスケア施策を検討
ストレスチェックだけでなく、現場の問題点をヒアリングし、実施可能な施策はないかを検討する。また、外部の相談機関を利用しアドバイスをもらう。
その上で、職場配置・人事異動・労務管理などが適切であるかを判断し、改善を行っていく。

・ストレスを溜めにくい職場づくり・解消方法を職場に取り入れる
ストレスを溜めにくい職場としては、心の内を話すことができる人間関係や、十分に睡眠時間を取ることができる労働環境が挙げられます。社内でのコミュニケーションを増やすことや、業務量を調整し、残業を減らすことも対策の一つです。
また、ストレスを解消する方法として、休憩時間のストレッチや15分程度の昼寝をとり入れることも推奨されています。

・メンタルヘルスサービスや産業保健スタッフなどを導入する
社内での対策が難しい場合には、外部サービスのメンタルヘルス研修プログラムを利用し、産業医・カウンセラーなどを検討することも一つの手です。

5.まとめ

企業によっては、担当者が複数の職務を兼ねている場合も多く、メンタルヘルスケアまで手が回らない現状もあるかもしれません。
公的機関や民間企業では支援制度を提供してます。こういった制度やサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

また、アウトソーシング等を活用することで、従業員のストレス軽減、人事担当者の業務量を減らすことが可能です。
貴社のより良い職場環境のために、今回の記事が参考になれば幸いです。

アウトソーシングはHELP YOUで

アウトソーシングでHELP YOUが選ばれる理由


人手不足が深刻な状況で、アウトソーシングを活用する企業が増えています。
その中でも新しいアウトソーシング手段として、注目のオンラインアシスタント。
オンライン上で業務を代行するオンラインアシスタントサービスは下記の点で多くのお客様に選ばれています。


オンライン上での業務代行だから、

・雇用・派遣と比べて圧倒的に費用が安い
・働く場所を選ばないので優秀な元大手企業のキャリアウーマンが多数
・チーム制で1社につくので、複数業務のアウトソースが一括でできる

またHELP YOUの特徴として、
・業務ごとに最適な人材をアサインするので、人を探す手間・コストが0
・専属ディレクターが付くので、一括で依頼をすることが可能
・人材が担保されているので、長期的な業務依頼が可能
となります。

無料相談も用意していますので、ぜひこの機会にアウトソーシングの導入を検討してみてはいかがでしょうか?