新規事業のシステム確立を後押し 「HELP YOU」の臨機応変な対応 株式会社Tadakuさま

株式会社Tadaku
代表取締役 石川俊祐さま
インタビュアー 弊社代表 秋沢崇夫

今回は日本料理を教えたい日本人と、日本の料理を習いたい外国人をマッチングするサービスを運営する株式会社Tadakuさんに、どんな課題があったのか、依頼している業務、どういう使い方をしているのか、どういう効果があったかなど、HELP YOUの評判をインタビューしてきました。

早く、質良く 社員の時間効率が向上

秋沢

まず最初に、御社の事業内容についてご説明いただけますか?

弊社Tadakuは、外国人が自宅で教える料理教室をしておりまして、日本に住んでいる外国の方が自宅で料理教室を開催し、そこにゲストの方を招いて、一緒に料理を作って食べるというサービスをしております。
2015年12月に日本で正式に法人化しまして。ここ2カ月前ぐらいから新しいビジネスも始めています。2017年の夏から、日本人と外国人を反対にして、日本人が訪日観光客に対して自宅で一緒に料理を作って食べる料理教室というモデルを始めたんです。現在は、その2本立てでやっています。まだ訪日観光客向けのサービスは、検証期間中です。

秋沢

反応としては上々という感じですか?

まだ見えてない部分もありますので、これからです。オペレーションなどで「HELP YOU」に協力していただこうと思っています。というのも、どういう風に予約を取るのがいいのかなど、まだオペレーションが固まっていない部分もありますから。システムを作ってしまう より、「HELP YOU」のアシスタントの方に柔軟に対応していただいて、オペレーションを固めながらやっていこうと考えています。

秋沢

その2本柱で運営されているということですね。弊社をご利用いただくビフォーアフターのお話を聞きたいんですけれども。「HELP YOU」を使う前は、どういう業務に困っていたとか、会社としての課題でどんなことがありましたか?

少ないメンバーで運営しているので、ルーティン化したタスクや雑務に時間を取られてしまって。自分たち社員でやったり、インターン生を雇ってやり方を教えながら、なんとかシフトを組んでやってもらったり、学生さんなので多少クオリティーは目をつぶったうえでやってもらったり。そういう業務の進め方をしていました。「HELP YOU」を導入してからは、クオリティーが高く、完全に信頼してお任せできるという変化がありました。

秋沢

元々は雑務も社内メンバーでやるか、インターン生に任せていたんですね。「HELP YOU」を導入してから、具体的な変化を感じる点はありますか?

社員の業務時間が有効に使えるようになりましたね。具体的に今まで依頼した業務は、市場調査や海外事例 のスポットの調査依頼やソーシャルメディアの運用、定期的な社内の数値計測の集計 です。
Instagramでポストされた料理教室の投稿をTadakuのアカウントでリポストして紹介しているんですけど。そういった作業は大体業務フローを作ることができ、基本的に誰がやっても同じようにできる。ところが、インターン生に頼む場合、毎日インターン生が来る形態で雇わなくてはいけないし、時々想定してなかったミスをしたりするので、自分や他の社員が突発的にサポートをすることが多々ありました。リサーチや計測でも、「大体こういう感じでサイトを見てやってください」と依頼しても、あまり期待通りの答えが出なくて結局自分でやっていました。それが今では事業の本質、メインのところに時間が使えるようになって、本質的な事業構築の時間が作れたというのは、大きいんじゃないですかね。

常駐に比べて、拘束時間がないことがメリット 依頼したいタスクありき

秋沢

弊社をご利用されてみて、アシスタントが在宅なのでその場にいないメリット・デメリットを感じたことはありますか?

デメリットに関しては、感じたことがないですね。メリットで言えば、会社に来てもらって8時間常駐している人には8時間分のタスクを用意しなくてはいけない、って発想も出てくると思うのですが、そうではなくタスクありきでやってほしいことだけを依頼できる、拘束時間がないというのはすごく助かっていますね。逆に8時間を超えるタスクであっても、お願いできますし。

秋沢

一般的なクラウドソーシングのサービスもお使いになったことがあるんじゃないかと思うんですけど、他のクラウドソーシングと比較してみての感想はありますか?

今までクラウドソーシングを使っていたのは、デザインやコーディング。一個決まったものがあって、大体の値段の感覚が分かるような業務を依頼していると思います。「HELP YOU」には、そこにのぼらないような作業をお願いしている意識です。

秋沢

では、デザインのようにアウトプットが明確なものはクラウドソーシングにお願いして、業務フローに組み込まないといけない業務は「HELP YOU」に依頼する、と使い分けをされているんですね。
現在「HELP YOU」にいろんな業務をご依頼いただいている中で、対応の品質や業務スピードについてはいかがですか?

すごくいいと思いますよ。リサーチ業務も期待したアウトプットを提出いただけますし、リポスト作業はタイムカードを見ると担当の方は1日5分程度で完了してくれている。おそらく、僕らが稼働時間に対してお金を支払っていることを意識していただいてて、最短でやろうと努めてくださっているんだと思いますけど。

秋沢

依頼する業務範囲で、今後これをお願いしようか、と検討されていることはありますか?

これから、結構出てくると思います。最初の頃はこちらもどこまでお願いしていいのか悩んでいたんですけど、今までは保守的だったかもしれないですね。ですが、インバウンド向けの新規ビジネスでは、いろんなお願いをすると思います。

秋沢

新しく事業を作ろうとされている中で、業務を依頼してみようかなという心境の変化は、これまでの対応が良かったと評価していただいた結果でしょうか?

そうですね、日本人向けの料理教室のサービスは既に業務が固まっているので、そこまでお願いすることもなくて。新規事業の方は、どうしても人員が必要で、「HELP YOU」のアシスタントの方々ならすごく臨機応変に対応してくださるし、クオリティーも高いのでぜひお願いしたい感じですね。

人に頼める業務は切り離して、社員にはコア業務に集中してほしい

秋沢

ご依頼に対して、ご契約時間は足りていますか?

現在のところ、僕がほとんど仕事をお願いしているんですけど、社内で「みんなで使っていこう」とキャンペーンをしています(笑)まだあまり「HELP YOU」に 依頼するという習慣ができていないですね。そこは社内的な課題で、全部を自分でやろうとしないで、頼めるところは頼みましょうという流れにしていきたいです。事業の成長を早めるために、細かい作業、他人にお願いできる作業はお願いして、コアな成長に集中して、1日でも1週間でも早く事業を推進していきたいというところです。

秋沢

僕らも「どう使っていただくか?」ということは課題でして。「どんな業務でもお任せください」と言っても、依頼を出しにくい実状がどのクライアントでもあるようです。「例えばこういう業務を」と具体的にお伝えすると、「そんなこともお願いできるんですか」と驚かれるケースが多い。ですから、僕らが積極的に例示していけるといいのかな、と思っています。

知人の会社の人が、「HELP YOU」のアシスタントの方にブレストストーミングの相手になってもらっていると聞いて、そんなことまでやってくれるんだと驚いたことがあります。

秋沢

コンサルタントの方ですとか、ご自分が提供する業務自体をブラッシュアップするために、第三者に話を聞いてもらいたいというご依頼は結構ありますね。その場合はアシスタントがファシリテーターの役割になって。

そういう意外な使い方は、確かに知りたいです。

秋沢

あとは、「HELP YOU」を利用される前に不安だったことなどはありますか?

担当の方には、うまくやっていただいていると思うんですけど、結局「誰がやるのか」に依存しそうな気がしていました。どのようにクオリティーがコントロールされているのか、開示していくと不安が解消されるんじゃないでしょうか。

秋沢

実際使ってみて、丁寧な対応でミスもなく業務を遂行してくれることが実感できたのでしょうか?

そうですね。一時期新規事業を考えていた時に、条件に当てはまる対象者にインタビューをしたいと思って、調理師を探す依頼をしたんです。他にもインタビューしたい対象の人が何パターンかいて、その中に「毎日お子さんにお弁当を作ってる人」というのもあったんです。「それなら多分社内にいると思うので、探してみます」と、探してくれたことがありました。それからフランスの調査をする時に、フランス在住の人やフランスに詳しい人を探してくれて。専属の方がいるんだけど、「HELP YOU」の中で最適な役割分担をしていることが実際に分かって、なるほどこれはすごいなと思いました。

秋沢

ディレクター的に、お客様のいちばん必要としていることに対して、最適なアプローチを提案できる点が重宝したということですね?

そうです。担当者は担当者なんですけど、より良いことができそうな人がいるならそっちに回すというフローがあるのは、使う側として良いですね。

編集後記

「クラウドソーシングを使うには、担当者のスキルに依存しそうだ」と最初は不安があった石川さん。「HELP YOU」をご利用される中で、アシスタントのスキルのクオリティーに対する信頼感が生まれたようです。新規事業立ち上げに際して、アシスタントを使いながらより良いシステムを作り上げていくという構想は、時間的にもコスト的にもメリットが大きい方法だと考えられます。