採用コストを削減する鍵は「リファラルとインバウンド」

「採用コストを抑えたい」「採用コストがかかりすぎている」という悩みを抱えている経営者の方や人事担当者の方は多いのではないでしょうか。今回は採用コストを抑えるための対応策をご紹介します。

採用コストとは

採用コストとは、人材を採用する場合にかかる費用(経費)のことを指します。採用コストは外部コストと内部コストに分けることができます。

外部コスト

・求人サイトへの広告出稿料(求人情報の掲載)
・新卒者用のセミナー、会社説明会の開催費用(会場費や人件費等含む)
・採用のインセンティブ(紹介インセンティブなど)

内部コスト

・広告出稿の際の準備物(文章、写真)
・セミナーなどの資料作成
・採用者の選定(書類審査、面接)
・応募者対応(メールや電話のやり取り)

採用コストは、採用にかけた費用を項目別に算出し、その総経費÷採用した人数で計算することができます。なお、平均的な1人当たりの採用コストは新卒採用で50万円ほど、中途採用で80~300万円程度と言われています。

採用コストを抑える方法

リファラル採用を強化する

リファラル(referral)は「委託、紹介、推薦」といった意味。つまり、リファラル採用(リファラルリクルーティング)は、社員に友人や知人を紹介してもらう採用手法のことを言います。

リファラル採用は求人媒体への出稿や、セミナーや説明会を開催する必要がないので、その分のコストがかかりません。紹介した人が入社した場合に、紹介社員にインセンティブを渡す会社もありますが、おそらく前者よりもコストを抑えることができます。

また、コストを抑えることができるだけでなく、定着率の高さもリファラル採用の魅力です。
紹介社員は自社に合うと思った友人知人に声をかけ、その後面談を通じて採用された人は基本的に企業風土に合っている人材なので採用ミスマッチを防ぐことができ、結果的に定着率が高くなると予想されます。
さらに、紹介社員側も、友人知人を紹介して入社させた手前、会社を安易な理由で辞めることに抵抗感を覚え、こちらも結果的に定着率が上がるようになります。

実際の事例としては2018年6月に上場を果たした株式会社メルカリや、特徴的な会社名でも有名な面白法人カヤックがリファラル採用のうまい会社として、よくメディアに出ています。

例えばメルカリでは8割近くがリファラル採用、カヤックでは社員からの紹介や自社サイトからの採用率が50%を超えているそうです。

採用コスト削減だけでなく、定着率も上がる可能性のあるリファラル採用は試してみる価値があります。

リファラル採用がうまくいっている会社では、様々な施策が施されていますが、
共通しているのは自分の会社を知り合いに紹介したいと社員が思っている点です。

新しい人を取ることはもちろん重要ですが、中で働いている社員の満足度をどう上げるかという視点も大事なポイントです。

参考記事:人事の方に見て欲しい。人材定着率を向上させる、迷ったらまず取り組むべき3つのこと

インバウンドマーケティングを強化する

なぜ採用活動をする際に求人媒体に出稿したり、セミナーに出展したりするのでしょうか?それは、その媒体や会場に就職希望者が集まっているからです。だからこそ高いお金をかけて広告を出し、求職者の興味を引くことができます。
しかし、広告媒体は当然ながら一社独占ではなく、多数の企業が出稿しているのでその中での比較となります。
より上位に表示されるようにする、多くの求職者の目に留まるような施策を講じるには追加料金がかかることがほとんどで、どんどんコストがかさんでいきます。

求人媒体の力を借りることも必要ですが、一方で自社のHPはきちんと作りこまれているでしょうか?
採用ページは用意してありますか?そのコンテンツは充実していますか?検索したときにヒットしますか?検索上位に表示されますか?

インバウンドマーケティングとは自社HPや、セミナー、ソーシャルメディアなどで有益な情報を発信し、見込み客(求職者)から見つけてもらうマーケティング施策のことを言います。
自社コンテンツが求職者を引き付ける力を持つようになれば、外部の力のみに頼らなくとも良くなります。

・自社の目指す将来像や欲しい人物像が明確化になっているか
・募集背景(なぜ募集しているのか、どういうことを期待しているのか)が記載されているか
・働くことで得られることは何か

など基本的なところかもしれませんが、応募者目線で欲しい情報の抜け漏れがないか確認することが大事です。

まとめ

採用コストを抑える方法をご紹介しました。一方で採用コストを抑えるためには、自社社員の協力が必要な部分も往々にしてあります。
リファラルでの紹介だけでなく現場の人に採用面接に入ってもらう場合もそうです。
単にコストを抑えるだけでなく、同時に定着率を高める採用手法を積極的に活用してみてはいかがでしょうか。

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